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『祝福』(YOASOBI)の音域 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』OP

こんにちは。今回はYOASOBIの『祝福』(2022)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『祝福』(YOASOBI)、Shukufuku(YOASOBI)
『祝福』(YOASOBI)の音域






【地声最低音】mid1G(G3) 

★想いm2A[ね]むりにつくきhiA[み]【頭Bメロ】
★ずっとm2A[む][し]hiA[きお]
m2A[連]れられて来たhiA[こ]の星で君は ねA[がい]A[づ][て]

★遠くでm2A[き][め]hiAhiB[けし[き]に 飛びA[込]むことが出2A[来]たのなら【Aメロ】
☆(一人孤独な世界で 祈り願う) 夢をm2A[え]がき 未来m1G[を]2A[る]【Bメロ】
★決して一人にはさせm2A[ない]から【通常サビ】

※低音ではmid2Aが多い

【地声最高音】hiD#(D#5)  ※終盤に2回

hiA#[掴]めるも[の]がたhiD#地hiC#C[く]さ]ん]あ]るよ【ラストサビ[転調₊1]】
★このhiC[世]界で生き続hiD#hiC#C{け]る]こ]【ラスト】

※ラストサビ以前ではhiDが3回登場します


【裏声最高音】hiF(F5) ※ラストサビで登場

★誰にもhiA#hiC地[追[いつ]hiF[けない]C地[スピー]ドで]【ラストサビ[転調₊1]】


【補足】hiBhiEを含むフレーズ一覧

★遥かhiA[と]hiC地hiB[く]に]A[か]ぶ星を【冒頭Bメロ】
★何処へ続hiA[いて]hiBhiC[い[て]も]hiBhiC[もに生[き][か][ら]
★君hiA[が] AhiBhiC[選んだ[の[な]ら]hiB【1番Bメロ】

hiBhiA[決め付けられた運]命] B[そんなの壊し]て]【2番Aメロ】
hiBhiC[僕達は操り人形[じゃ]な]
hiB[どんな物が][り][で][出]hiC[来]る]

★逃げhiA[る]hiB[よ]うに B[か]く]れるよm2A[う]【2番Bメロ】
★乗り込んで来hiA[た]コクピットm2A[に]
★いつの間にかこんなhiBhiChiD地[に[つ[よ][く]
★飛び出すんだ 飛び立hiChiB[つん]だ] hiE裏[Ah] hiD#[Ah]

hiA#[地][蹴]hiD#裏[上げ]空を舞う【ラストサビ[転調₊1]】
hiChiA#[もっ]と]強くな[れる]
★そのhiC[す]ChiD#裏[て[を]愛せるhiC#C[よ]うに]【ラスト】
★目一hiC[杯]C[Ah] Ah 祝福を君に

 まず、『祝福』についてです。この楽曲は、2022年に2人組音楽ユニットYOASOBIによりリリースされたシングル作品です。現在は配信限定のシングルですが、11月上旬にCDシングルとしてのリリースが予定されております。最新作ですので、アルバムには未収録です。
 『祝福』はテレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のオープニングテーマとして書き下ろされました。YOASOBIは小説をもとに楽曲を製作するスタイルをとっております。今回の『祝福』は脚本を手掛ける大河内一楼さんの『ゆりかごの星』をもとに製作されました。YOASOBIがアニメの主題歌を手掛けるのは、『怪物』(過去記事)以来となります。楽曲の質、アニメのタイアップということも相まって、ストリーミングランキングでも既に上位にランクインしております。


 『祝福』はアップテンポのデジタルポップです。冒頭でBメロが始まり、AメロBメロサビと展開します。2番は1番とは異なるAメロBメロが用意され、そのままラストサビへと突入。ラストサビでは転調し、キーが1つ上がります(#1)演奏時間が3分超でありながら、ドラマティックに楽曲が展開します。こうした展開はYOASOBIでは多く見られます。作詞作曲アレンジはAyaseさんによりなされました。

 『祝福』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には若干の余地があり、キー下げ可能ですが、やや低音感があるかもしれません。低音域はmid2Aが非常に多いです。低音域から高音まで満遍なく要求されます。
 ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキー下げ推奨です。レンジ的には高音域が滅茶苦茶に得意な人であれば原キーでもチャレンジ可能だと思います。ただ、ボーカルikuraさんのような柔らかな表現にするためには、やはりキーを下げた方がよさそうです。



 最後に『祝福』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiD#(D#5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1Gについては、Bメロで1回だけ登場します。このmid1G以外では、mid2Aが非常に多いです。この辺りは、女性の音域の範囲内です。ただ、低音域がやや多いので、キーを下げたときに少し歌いにくくなりやすいかもしれません(女性の場合)。

 次に、地声最高音hiD#はラストサビで2回だけ登場します。同曲はラストサビで転調し、キーが1つ上がります。そのため、ラストサビ以前ではhiDが3回程度登場します。このhiD#辺りは女性としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。


 『祝福』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。ただ、先述のように、同曲は準最低音としてmid2Aが多く登場します。そのため、キーを下げたときに低音域が歌いにくくなる人が出てくるかもしれません。同曲は低音~高音まで幅広く登場し、その点で力量が求められます。サビでは裏声と地声を器用に使い分ける必要もあるため、やはり歌い慣れた人向けの楽曲だといえそうです。

 『祝福』を原曲キーで歌唱する場合、hiD#,hiDといった高音域をしっかり地声で歌いこなせる力が求められます。また、hiE,hiF辺りが裏声で登場し、それらを使い分ける力も必要不可欠です。さらに、全体的にhiA,hiB辺りの登場頻度が高く、スタミナも大切です。そのため、「高音域が得意な女性」が原曲キーにマッチしやすそうです。先述のように、同曲は低音域も手を抜けません。

 『祝福』はアップテンポのバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。目まぐるしい展開にもかかわらず、演奏時間が3分超という点も今っぽいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. どっしー より:

    リクエストです。

    2022年10月12日リリース
    official髭男ismの「Subtitle」
    よろしくお願いします!