なお、今回は地声最高音がやや見分けにくいと感じました。あくまで目安として考えて下さい。カラオケなどでは、それぞれが歌いやすい範囲で地声と裏声を使い分けると良いと思います。
『ハルカ』(YOASOBI)、Haruka(YOASOBI)
【地声最低音】mid1G(G3)
★m1G[お]もい出すのは G[出]会った日のこG[と]【Aメロ】
★m1G[わ]すれることhiA[な]い君の笑顔
【地声最高音】hiD#(D#5)
★思い出があhiC#[ふ]hiB[れ]C#[出]hiD#[し]C#[て]くる【1番サビ】
★hiC#[し]hiB{あ]C#[わ]hiD#[せ]hiF裏[なん]だよ
★いつhiC#[ま]でC#[も]き[み]と[あ]り[ます]hiD#[よう]C#[に]【2番Bメロ】
※hiD#は裏声でも良いです。ラストのサビではhiEになりますが、こちらは裏声感が少し強いです。
【裏声最高音】hiF#(F#5)
※ラストのサビで登場します。転調前の通常サビはhiF
★流した涙hiC#[も]hiF#[ほ]hiD[ら]【ラストサビ[転調+1]】
※ラストのサビで登場します。転調前の通常サビはhiF
【補足】hiB(一部のみ)~hiFを含むフレーズ一覧
★きhiA#[み]のたいせhiC裏[つ]hiC#[が]幸hiD#裏[せ][が]【2番Bメロ】
あの日のようにえhiC[が]hiF裏[お]hiD[で]
★思い出がhiD[よ]hiC[み]D[が]hiE裏[えっ]D[て]くB[る]【ラストサビ[転調+1]】
★思い出がhiD[よ]hiC[み]D[が]hiE裏[えっ]D[て]くB[る]【ラストサビ[転調+1]】
★hiE裏[だ]hiD[れ]にも見hiC[え]hiB[な]いところで
★hiE裏[こ]hiC#[み]hiD[上]E[げ]C#[て]hiB[く]る
★hiE裏[お]hiC#[も]hiB[い]はただ ありがとう
★hiD[い]hiC#[つ]までhiB[も] しC#{あ]D[わ]hiE裏[せ]で
まず、『ハルカ』についてです。この楽曲は、2020年に2人組音楽ユニットYOASOBIによりリリースされた配信シングル作品です。2021年にリリースされたEP作品『THE BOOK』に収録されております。同EPには、『夜に駆ける』、『群青』などかこの配信シングル曲が収録されております。
『ハルカ』は、ラジオ番組でYOASOBIと放送作家・鈴木おさむさんが共演し、それをきっかけに鈴木さんが書き下ろした『月王子』を原作にして制作されました。
『ハルカ』はミドルテンポのポップナンバーです。ラストのサビでは転調が行われ、サビのキーが1つ上がります(厳密には、AメロBメロから通常サビにかけても転調が行われています)。親しみやすいメロディーなのですが、サビメロの音程が意外と取りづらいと私は感じました。原曲を聴いて、しっかり練習を重ねてください。
さて、『ハルカ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiD#ですが、通常のサビで登場します。ボーカルのikuraさんは地声と裏声の差が分かりにくいため、あくまで目安と考えて下さい。人によってはhiC,hiC#辺りまでを地声にして、hiD#を
を裏声にしても良いと思います。
原曲キーの場合、目安としてですが、hiC#~hiD位まで地声で歌えると、安定しやすいのではないかと思います。高い声が苦手な方は少しキーを下げても良いと思います。
『ハルカ』についてですが、サビで高めの音が多く登場し、裏声を上手く使いこなすことが求められます。ボーカルのikuraさんはhiE~hiFくらいまでは「息漏れの少ない裏声」を駆使しており、地声に近い力強さやニュアンスを生み出しております。初めは「息漏れの多い裏声」でも良いと思います。少しずつ練習を重ね、地声感の強い裏声に近づけていってください。
『ハルカ』は低音に少し余裕があるため、キー調整は可能ですが、大きな調整には向きません。また、サビでは裏声が多く用いられるため、ある程度歌い慣れておく必要があると思います。キー調整をしても難しいと感じられた場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。
私自身は、『ハルカ』はサビの音程が若干取り辛い印象を感じました。ただ、リズムやテンポなどはYOASOBIの他の曲と比べて取りやすいと思います。