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『薔薇とローズ』( さかいゆう ) の 音域

こんにちは。今回はさかいゆうの『薔薇とローズ』(2013)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『薔薇とローズ』(さかいゆう)
『薔薇とローズ』(さかいゆう)の音域







【地声最低音】mid1E(E3) ※重要度は高くない

m1E[だ]いじょうぶだかm2A[らと]【2番Aメロ】


【地声最高音】hiA#(A#4) ※ラストサビを中心に17回

★ほらふGhiA#地[た[り]の][いを][うA[よ]【ラストサビ[転調₊1]】
hiA#m2GF[Beau]ti]ful] A#G[Beau]ti]ful]
hiA#hiAm2G[見]慣]れ]たそ[の][と]
★(君が側にいて) ほhiA#m2G[し]い][さ]
hiA#m2G[僕]に]F#GA[き[み[な]んだA#[よ]
★まhiA#m2G#F[い]に]ち]が始まA#[り]


【裏声最高音】hiD#(D#5) ※ラストサビで登場

hiA#地G[僕]に]hiDhiD#^-hiC[き[み]な]ん]だよ]【ラストサビ[転調₊1]】


【補足】mid2F#hiAを含むフレーズ一覧

★ナm2Em2F#[イ[フ][ようF#[な][ラF#[イ]ドと 唇にメロディー【Aメロ】
★君m2F#[は]ただhiA地m2G#[ぼ][に]言う]のさ]【2番Aメロ】
★白m2F[と][ろ] [ろ褪m2G#[せ]ない薔薇に合わm2G#[せ]【ラストBメロ[転調₊1]】

※2番終了後のフェイクは1番高いところでhihiC#

 まず、『薔薇とローズ』(ばらとろーず)についてです。この楽曲は、2013年に男性シンガーソングライターのさかいゆうさんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2014年の『Coming Up Roses』に初収録されました。同アルバムには、『薔薇とローズ』の他にシングル『僕たちの不確かな前途』、秦基博さんとのコラボ曲『ピエロチック』といった楽曲群が収められております。

 さて、『薔薇とローズ』は三菱自動車の「eKワゴン」CMソングとしてタイアップが付きました。そうしたこともあってか私自身もよく耳にした記憶があります。さかいゆうさんの作品群でも人気の高い楽曲の1つです。


 『薔薇とローズ』はゴスペル・ソウルの趣を持ったスローナンバーです。歌メロはAメロBメロサビと展開します。2番サビ終了後には転調が行われ、キーが1つ上がります(歌場面では最後のBメロからキーが1つ上がる)。作詞作曲編曲はさかいゆうさん自身によりなされました。

 『薔薇とローズ』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。
 同曲は男性曲としては低音が高めです(大体mid2A辺りが歌えると形になる)。そのため、相対的に中高音域が多く登場します。ある程度高音域が得意な人でもスタミナが不可欠となります。

 ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。以前、さかいさんとLittle Glee Monsterがコラボした際は、ラストサビで原曲よりも2つ高いキーで歌唱しておりました。そのため、「原曲キー+2」くらいが女性にマッチする一つの目安となると思います。ただ、今回は男性曲としても高いため、「標準より低い音域の女性」などがもしかしたら原曲キーが合う可能性もあります。



 最後に『薔薇とローズ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1Eは2番Aメロで登場します。ただ、このmid1Eは歌い出しの瞬間的な音であるため、あまり厳密な音程にこだわらなくてもよいと思います。低音としてはmid2A辺りが歌えると形になりやすいです。そのため、男性曲としては低音が高いです。

 次に、地声最高音hiA#はラストサビとその周辺で登場します。登場回数は17回と多めです。このhiA#に次ぐ地声高音としては、hiAが25回程度登場します。こうしたことから男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください。


 『薔薇とローズ』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。そのため、歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意なレンジに調整することができると思います。一方、同曲はサビを中心に一部音程が取りにくい部分があるなどするため、ビギナー向けの練習曲としては向きにくいのではないかと私は考えました。ただ、音域が合う人であれば、さかいさんの歌唱表現などは参考になりやすいと思います。

 『薔薇とローズ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiA#といった地声高音をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、今回は中高音寄りの楽曲であり、hiA以上も多く見られます。そのため、男性曲としては高いです。
 こうしたことを踏まえると、「高音域が得意な男性」「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。



【まとめ】

①見た目よりも低音が高い分、全体的に中高音寄り
②通常サビではhiA、ラストサビではhiA#が多くみられる
③サビではやや音程が取りにくい部分がある
④原キーだと「高音域が得意な男性」向け


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コメント

  1. himawari より:

    いつも楽しく拝見させてもらってます!
    よければ以下の曲の調査をお願い出来ませんでしょうか?

    miwa 「2月14日 feat.川崎鷹也」
    ↓YouTubeのリンクです
    https://youtu.be/k2yX3GZvVwM?si=3HL_k20O_XL6ZovW

    お忙しいかと思いますが、ぜひ検討してもらえると嬉しいです!

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      コラボ曲ですが、miwaさん中心の調査でよろしいでしょうか?

      • himawari より:

        リストアップありがとうございます!

        可能でしたら、主旋律中心の調査にしていただけると嬉しいです。
        難しければ、miwaさん中心の調査でお願いいたします。
        デュエット曲ということもあり、調査しにくいところもあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。