※当ブログがこれまでに取り上げたヒゲダンの作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
『日常』(Official髭男dism)
【地声最低音】mid1F#(F#3) ※重要度は高くない
★m1G#[は]しゃぎす[ぎた週]末のシワm2F[寄せ] m2F#[な]ら]ばまだ[良い]のに【Aメロ】
☆m1F#[つ]らいとか辞めm2F[た]いとかそれも日に[よる]みたいだ【2番サビ】
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で2回
★はhiB地–2F#[なす]だけ]で[じゅm2G#–hiA[う[ぶん]だよ]【Dメロ】
★悩まさm2G–m2F#[れ]て]は癒さhiB地–hiA[れ]る]【ラストサビ[転調₊1]】
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※Bメロで登場
★しんどいなぁhiA#裏–m2G#[な]んて]おhiD#裏–hiC#–A#[もっ]て]んの]バ]レてる【Bメロ】
【補足】mid2F(一部略)~hiAを含むフレーズ一覧
★変わり映m2F[え]ない外れ[な]い 心に[付]いた足枷【Aメロ】
★明m2F#–F[日]なん]てなきゃ[良い]のF#[に]
★今m2F[何]て言った? m2G#–F#[あ]ぁ]た]しかめな[きゃ]良かった
★そんm2F[な]時震えたポm2G#–F#[ケッ]ト]か]ら【Bメロ】
★そのm1G#[つ]うちひと2F[つ]でm2G#–F#[す]べ]てを]
★救m2F[い]得るあ[な]たの間のm2F#[良]さに]
★hiA裏–m2F[ど]れ]も効かm2F#[なく]て]【2番Aメロ】
★べm2G#–m2F#–F[つに大]し]た]ことF#[な]いよ【Dメロ】
★あなたにまだ良いm2F#–m2G#[か[お]をし]G#–hiA地[て[い]たい]
★変わらないひm2F#[と]たちに【ラストサビ[転調₊1]】
まず、『日常』についてです。この楽曲は、2023年にOfficial髭男dismによりリリースされたシングル作品です。配信限定としてリリースされていた『Chessboard』(過去記事)との両A面シングルととしてCDリリースされました。
さて、『日常』は日本テレビ系の報道番組『news zero』のエンディングテーマとして書き下ろされました。同番組のエンディングテーマはJ-POPのミュージシャンが手掛けており、2020年以降だとあいみょんさんの『さよならの今日に』、米津玄師さんの『ゆめうつつ』、菅田将暉さんの『惑う糸』が起用されております。報道番組ということもあってか、傾向としてはシリアスな曲が多い印象です。
『日常』はミドルテンポのバンド曲です。ピアノを基調とした作品ですが、イントロのギターフレーズなども耳を惹きます。歌メロはAメロBメロサビと展開し、ラストサビの後半では転調が行われ、キーが1つ上がります。報道番組ということもあってか、やや落ち着いたニュアンスがあり、またヒゲダンで多く見られるような複雑な転調は今回は控えられております。メロディーも比較的覚えやすいのではないかと思います(Dメロは音程が少し難しいかも)。
『日常』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいといえます。
今回の楽曲は、必要不可欠な低音域がmid1G#辺りと高く、その分中高音域が頻出。とりわけ、mid2F~mid2G#辺りが楽曲全体で多く見られます。地声のhiA以上が求められる場面は、ヒゲダン曲としてはそこまで多くないですが、スタミナなどはある程度不可欠になります。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、人によっては原曲キーでの歌唱も可能です。今回は低音域でmid1G#やmid2A#辺りがコンボになっている場面があります。「高音域が得意な女性」だとキーを上げた方がより歌いやすそうですが、「標準的な音域の女性」などはもしかしたら原曲キーがマッチする可能性もあります。その辺りは、実際に歌唱してみてください。
最後に『日常』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域としては高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#は2番サビで登場します。ただ、今回のmid1F#は歌い出しの瞬間的な音であり、絶対に必要不可欠というわけではないと私は分析しました。低音域はmid1G#辺りが安定して歌えると形になりやすいです。ただ、mid1G#を低音の基準とする男性曲は、高い確率で「一般的な男性にとってはキーが高い曲(スタミナも必要)」となります。今回の『日常』についても、こうした傾向が明確に当てはまるといえます。
次に、地声最高音hiBはDメロやラストサビで登場します。登場回数は2回程度と少なめです。このhiBに次ぐ高音としては、通常のサビでhiA#が6回程度登場します。こうしたことを踏まえると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。
『日常』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。そのため、キー調整に抵抗が無いのであれば、比較的融通が利きやすい楽曲だといえます。一方、今回の楽曲は男性曲としては高音が高いため、ビギナーが歌いやすくなるためには大きなキー調整が必要になるケースがあります。こうしたことから、キー調整を考慮してもある程度歌い慣れた人向けの楽曲といえます。
『日常』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiBといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、今回はmid2F~mid2G#といったレンジが全体を通して非常に多く登場します。こうしたこともあり、ある程度スタミナも不可欠となります。
こうしたこと踏まえると、「高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。また、「標準よりやや低め~標準的な音域の女性」なども原曲キーが合う可能性があります。
当ブログでヒゲダンの楽曲を取り上げる際は、「男性の音域と比べ【かなり高い】」と形容することが多いです(今回は【高い】)。そのため、ヒゲダン曲の他のシングル曲と比べると、少し取っ付きやすいと私は分析しております(それでも男性としては高い)。
【まとめ】
①原キーだと「高音域が得意な男性」、「標準的な音域の女性」などに合いそう
②ヒゲダンの人気曲と比べると高くないが、それでも男性としては高い
③ある程度スタミナも不可欠になる
④メロディー自体は分かりやすいが、Dメロは若干音程が取りにくそう
※当ブログがこれまでに取り上げたヒゲダンの作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
コメント
日常は仕事から帰宅して毎日聞いて癒やされてます
カラオケでも他の髭男の曲に比べたら比較的歌いやすいですね
リクエストですが、髭男の「フィラメント」をお願いします!
リストアップしておきます。
リクエストありがとうございます。
リクエストを沢山してしまいすみませんが、新曲の『SOULSOUP』の解説をお願いします!
リストアップしておきます。
Twitterでも他の方がリクエストしてるので大丈夫ですよ。