『かがみ』(FRUITS ZIPPER)

【地声最低音】mid1G(G3)
★朝起きてまm2A[ず]確認 きょうもいい感じ[だhiA[ね]【Aメロ】
★(好きですと、言えるのは) m2A[当た]り前と[かじゃ]ない
★似た人を好きになるんm2A[じゃ]な[く]て【Bメロ】
☆好きな人hiC地[に]は似るものらしいm1G[です]本当です
★hiA[あな]たのマネしたんです だっm2A[て]【サビ】
★大m2A[好きです]×2 [って目]の前の君にいっていいのか[な]【Dメロ】
★m2A[自分で言い]ます [魔法をかけ]ます
【地声最高音】hiC#(C#5) ※サビを中心に計35回程度
★あれ? かわhiA[い]くなり[すB–hiC#[ぎ[ちゃっ]た]か]も【サビ】
★hiC#地[超]大好きhiC#地–B–A[なん]だ]か]ら
★hiC#地–hiA[い]つ] B[だっ]て]しょうC#[じ]き]にB[いっ]て]
★それで hiC#地–A–hiB^[ひ](みつ[ひみつひ]み])つの
★かhiA–hiB–hiC#^[わい([こ[ちゃんには]な[れ]な])[い]
★hiC#[だ]けどhiB[あなたがひ]みつにしC#[た]いB[ほ]ど
【裏声最高音】hiE(E5) ※サビで登場
★かわいくなってhiB地–hiE裏–C#[も[いい]の]か]な【サビ】
★かわhiA[い]くなり[す]ぎ[ちゃった] hiE裏[か]も]
【補足】その他中高音を多く含む場面
★一日8 hiA[万]ろくせんhiC–hiD#裏[よん[ひゃく]秒【Aメロ】
★いやいやもっhiC地–B–A[と]し]ん]けん[に] 変身[しB[ま]す【Bメロ】
★でもわたhiA[し]もあな[た]も嘘[がつhiB[け]ない]【Dメロ】
まず、『かがみ』についてです。この楽曲は、女性アイドルグループのFRUITS ZIPPERによりリリースされたシングル作品です。この記事を執筆時点では新しめのシングルであり、アルバムには未収録です。同曲は、 はるやま商事のスーツのCMソングとしてタイアップが付きました。
さて、『かがみ』はアップテンポのデジタルポップです。作詞作曲編曲は、FRUITS ZIPPERではお馴染みのヤマモトショウさんによりなされています。
同曲はリリース以降Tik Tokなどを中心にSNSで話題になり、最近はストリーミングランキングなどでも上位にランクインし始めました。FRUITS ZIPPERは『わたしの一番かわいいところ』(過去記事)がヒットして以降、他の楽曲も注目が集まるようになっています。
ちなみに、FRUITS ZIPPERと同じアイドルプロジェクトKAWAII LAB.から発足したグループCUTIE STREET、CANDY TUNEもヒット曲を生み出しており、そうした側面でも一つの大きなトレンドになりつつあります。
『かがみ』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては高めの(体感的には明確に「高い」)レンジで歌メロが作られています。低音域に若干の余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと私は推測しています。
同曲は、AメロBメロではやや中低音寄り(一部でhiA~hiCを含む)、サビで中高音域が多く見られるようになります。こうしたことから、音域はそれなりに広めです。
地声最高音はhiC#はサビを中心に多く登場します。メロが断続的に続き息継ぎなどがしにくいため、体感的に高く感じやすいのではないかと私は推測しています。可能であれば、複数人で歌った方が余裕を持ちやすい曲です。もしソロで歌う場合は、「どこを歌うか(orどこを歌わないか)」などを整理しておきたいです。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5~6つ程度下げてみてください(気楽に歌いたい場合は、4つ程度上げて1オクターブ下のレンジを歌う)。今回の楽曲は男性にとってはキー調整がしにくく、また可愛いニュアンスの曲であるため、その辺りが男声にとってはハードルになるかもしれません。
最後に『かがみ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1GはBメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。今回は低音域としてmid2Aが比較的多いため、「高音域が非常に得意な女性」などは低音が少し歌いにくい可能性があります。
次に、地声最高音hiC#はサビを中心に計35回(概算)程度登場します。また、サビの息継ぎのしにくさなどを考慮すると、体感的には高く、いくらかキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
『かがみ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。ただ、今回は低音域として、mid2A辺りが多いため、キーを下げ過ぎると逆に歌いにくくなる可能性があります。音域がそれなりに広い曲ですので、ビギナーなどは少し歌いにくい部分が出てくるかもしれません。
今回の楽曲はメロディー自体は比較的わかりやすく、リズムなども取りやすそうです。ただ繰り返し申しているように、歌メロが断続的に続くため、息継ぎが難しい曲です。2人以上で歌唱するのが理想だと私は分析しています。
『かがみ』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiC#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はサビを中心にこれらが多く登場します。一方、低音域についてはmid1Gが最低音ですが、mid2Aがよく見られます(「高音域が得意な女性」だと若干歌いにくい)。
こうした点を考慮すると、「(ある程度)高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。今回はソロだと息継ぎが大変そうなので、可能であれば複数人での歌唱をおススメします。カラオケなどで歌うと楽しそうな曲です。
【まとめ】
①サビが中高音寄り。ABメロはやや中低音寄りだが、高い音も含まれる
②原キーだと「(ある程度)高音域が得意な女性」などが合いそう
③音域がそれなりに広い(キー調整は可能)
④息継ぎが大変そうなので、2人以上で歌った方が余裕を持ちやすい
⑤カラオケなどで歌うと楽しそう