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『わたしの一番かわいいところ』(FRUITS ZIPPER)の音域

こんにちは。今回はFRUITS ZIPPERの『わたしの一番かわいいところ』(2022)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『わたしの一番かわいいところ』(FRUITS ZIPPER)
『わたしの一番かわいいところ』(FRUITS ZIPPER)の音域








【地声最低音】mid1G(G3) 

★うまれて30びょm2A[うで]最初に聞いた言葉は【Aメロ】
★m2G[当たり]前にそm2A[りゃ]覚えてないけど 嬉しかっA[た]はず
★今でもだいたいのことm2A[は] m1G[か]わってないって
★中身は変わっていますので m1G[その辺]でも評価!
m2A[気持ちわるい]くらいそう[ぞ]うしちゃうから【Dメロ】


【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で20回弱

★そんhiAhiB[な君が一番[すごいす]ごい]よすごすhiC#[ぎ]る]【サビ】
hiA[だ]から そ[れ][わhiC#[いい][れ][わC#B[いい]な]んて]
★わhiA[た][以hiC#hiB[外]な]んて]B[や]だ] なんてA[ありえない]


【裏声最高音】hiC#(C#5) ※ラストサビ前で1回

★ほhiA[ん][に][わhiC#裏hiB[いい]って]いっ[て]【ラストサビ】


【補足】mid2G#(一部略)hiBを含むフレーズ一覧

★それがm2GhiA[超[キュー]ト]なあの頃だって知ってたり【Bメロ】
★わたしに m2A[付き]合ってhiA[く]れるの好き
★わたしのhiAm2G#[一番かわ]いいと[こ]ろ]に 気付いてる【サビ】
★わたhiAhiB[しもそれ[に気]付][た]
★会えないとm2G#[き][どhiA[ん]な]表情してるかとか【Dメロ】

 まず、『わたしの一番かわいいところ』についてです。この楽曲は、2022年に女性アイドルグループFRUITS ZIPPERによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルとして発表された後に、CDシングルとしてもリリースされました。アルバムとしては、今週発売された『NEW KAWAII』に初収録されました。

 『わたしの一番かわいいところ』は配信限定のシングルとして発表されました。元々MVは制作される予定なかったのですが、Tik Tokなどで大きな話題を呼び、広く知られるようになりました。グループのYouTube公式チャンネルで公開されているミュージックビデオは2000万回に迫る再生回数を記録しております(2024年4月現在)。また、2023年末に最優秀新人賞を受賞した第65回日本レコード大賞で、同曲が披露されております。


 『わたしの一番かわいいところ』はアップテンポのデジタルポップです。タイトルからも想起されるように全体的に可愛らしい曲であり、サウンド面でもポップ感が演出されております。歌メロについてはAメロBメロサビと展開、多くの人にとって親しみやすいのではないかと思います。作詞作曲編曲は、ヤマモトショウさんによりなされました。ヤマモトさんは、エレクトロバンドふぇのたすで活動したのちに、現在はアイドルなど多くのミュージシャンに楽曲提供を行っております。


 『わたしの一番かわいいところ』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としてはやや高め(体感的には高め)レンジで歌メロが作らております。個人差はありますが、一般的には少しキーを下げた方が余裕を持ちやすいと私は推測しています。
 同曲はAメロBメロでは中低音が多く、サビで中高音域が多く見られるようになります。そのため、音域はそれなりに広めです。最高音はhiC#であるため、滅茶苦茶に高いというわけではありませんが、息継ぎのしにくさなどから、少し余裕を持ちにくくなっています。

 同曲はアイドルユニットの曲ということもあって、メロとメロの継ぎ目が短くなっている場面があります。そのため、ソロで歌唱する場合は息継ぎが大変で、体力的に辛くなりやすいです。1人で歌う際は、「どこで息継ぎを入れるか」、「どこを妥協するか」といったことをしっかり意識しておきたいです。可能であれば複数人で歌唱するのもよいと思います。



 最後に『わたしの一番かわいいところ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、やや高め(体感的には高め)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1GはAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、高音域が得意な女性などは少しキーを上げるのもよいかもしれません。

 次に、地声最高音hiC#はサビで登場します。登場回数は19回程度見られます。このhiC#は女性の音域としてはやや高く、また今回は回数もやや多いです。こうしたことを踏まえると、一般的な女性は少しキーを下げた方がより歌いやすいのではないかと私は推測しました。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。


 『わたしの一番かわいいところ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲はそれなりに音域が広めですので、ビギナーなどは少し歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その点は留意しておいてください。
 ちなみに、同曲は先述のように、メロとメロの間隔が短いため、息継ぎがしにくい場面があります。そのため、息継ぎを意識的に入れたいところです(場合によっては妥協する場面も必要かもです)。可能であれば、複数人で歌うのをおすすめします。

 『わたしの一番かわいいところ』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiC#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はサビを中心にこれらが多く登場します。一方、低音域についてはmid1Gが最低音であり、mid2Aが多く登場します。
 こうしたことを踏まえると、「標準より高め~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ただ、高音域が得意な女性でも息継ぎがしにくいという点は注意しておきたいところです。


【まとめ】

①ABメロは中低音中心、サビは中高音中心(音域はやや広め)
②ボーカルが複数人ということもあり、息継ぎがしにくい場面がある
③原キーだと「標準より高め~高音域が得意な女性」に合いそう(ソロの場合)
④メロは分かりやすい。場合によっては複数人で歌うとより安定する

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