『ミザリー』(優里)

【地声最低音】mid1A#(A#2) ※Dメロで2回
★m1G–m2D[す[す]まない針ばかり眺めた2D[り]【サビ】
★平々平凡だm1G–m1F#[ね[き]みって]【Aメロ】
☆もう二度と明m1D[け]な[い]夜[にC–m1A#[ぃ[ぃ]【Dメロ】
【地声最高音】hiC(C5) ※ラスサビで2回
★嫌味なほどhiA#–A[ま]ぶ]し[いA#–hiC[れ[い][めA#[い]に【ラストサビ】
★いhiA#–hiC^-m2G[たぁぁ[い]な]ら]
【裏声最高音】mid2F(F4) ※Dメロで2回
★m2F裏[わ]たしはここで [裸]足のままでm2D地[ぇ]ぇぇ【Dメロ】
【補足】その他の中高音域(mid2F~mid2G辺り)
★m2D–F–m2G[ま[もっ[て][よ]ミザリー 六[畳F[間]ひ]とり【サビ】
★溶けm2D{る]メランm2F[コ]リー]
★はいはい大体合わないm2D[よって]【Aメロ】
★m1G[気付けば]m2D[メイ]デイ[か]ら2D[まって]【Bメロ】
★m2G–F–D[あ]す]を]拒む 身体をだ[ま]して
★m2D–m2G[ああ[い]ち]番にはなれない【2番Aメロ】
★1番幸m2D–m2D#[せ[な]よ]るに【2番Bメロ】
★m2D–m2D#[雨[に]打]たれて [張りD#[付]く]シャツで【Dメロ】
★m2F[全部脱]ぎ捨m2G[てて] [貴方の手] は[らm2G[って]【ラストサビ】
★m2D–F–m2G[ま[もっ[て][よ]ミザリー 六[畳F[間]ひ]とり【サビ】
★溶けm2D{る]メランm2F[コ]リー]
★はいはい大体合わないm2D[よって]【Aメロ】
★m1G[気付けば]m2D[メイ]デイ[か]ら2D[まって]【Bメロ】
★m2G–F–D[あ]す]を]拒む 身体をだ[ま]して
★m2D–m2G[ああ[い]ち]番にはなれない【2番Aメロ】
★1番幸m2D–m2D#[せ[な]よ]るに【2番Bメロ】
★m2D–m2D#[雨[に]打]たれて [張りD#[付]く]シャツで【Dメロ】
★m2F[全部脱]ぎ捨m2G[てて] [貴方の手] は[らm2G[って]【ラストサビ】
まず、『ミザリー』についてです。この楽曲は、2022年に男性シンガーソングライターの優里さんによりリリースされたアルバム『壱』に収録されています。同アルバムには、、『かくれんぼ』(過去記事)、『ドライフラワー』(過去記事)、『ベテルギウス』(過去記事)といった人気曲が収録されています。アルバムは、10万枚を超えるCDセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定なされました。
『ミザリー』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高め(一部はかなり高い)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、終盤のDメロではmid1A#などの低音が登場し、ラストサビでhiC辺りの高い地声高音が見られます。こうした特徴から、見た目の上の音域はかなり広いです。ただ、大部分を占めるAメロ~2番サビまではmid1F#~mid2G辺りで歌メロが展開されます。そのため、「①大部分では音域が広くなく、標準よりやや高めのレンジが続く。②終盤にかけて最低音と最高音が部分的に登場する」曲であると私は分析しました。これらを踏まえ、男性の音域としては高めであり、中高音が得意な男性の方がマッチしやすいと分析しています。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度上げてみてください。ただ、今回は音域自体がかなり広いため、原曲通りに歌うと歌える人が限定されやすいです。同曲はDメロで低い音が集中するため、その場面については1オクターブ上のレンジを歌唱してもよいかもしれません(【mid1A#~mid2A#】がmid2A#~hiA#になります)。
最後に『ミザリー』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】mid2F(F4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高め(一部は「かなり高い」)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#はDメロで2回程度登場します。このDメロ以外では低音がmid1F#程度であるため、今回は見た目ほどは低音感はないと私は推測しています(Dメロ以外については低音が高い)。
次に、地声最高音hiCはラストサビで2回登場します。このhiCに次ぐ地声高音としては、hiA#がピークとなる場面が全体で2回、mid2Gが13回、mid2Fが12回登場します。今回はhiA#以上が登場する場面はラストサビに限定されます。ただ、mid2F~mid2Gの登場回数、低音の高さなどを考慮すると、男性の音域としては高めであり、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しています。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『ミザリー』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能です。ただ、今回の楽曲は音域が広いため、歌い慣れた人であっても一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。ただ、Aメロ~通常サビまではそこまで音域が広くないため、「Dメロやラストサビを除いて、歌の練習をする」というのはよいかもしれません(これならばビギナーでも可能)。
今回のが曲はメロやリズムは分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもよいと思います。そのため、今回は音域の広さが1つの大きな難点なります。
『ミザリー』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiC#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。mid2Fやmid2Gといった中高音はサビを中心に登場します。hiA#やhiCはラストサビで限定的に見られます。一方、低音についても、mid1A#は限定的に登場し、それ以外は高めの低音です。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。
【まとめ】
①最低音はDメロに、最高音はラストサビに集中する
②Aメロ~サビまでは音域が広くなく、やや中高音寄り
③原キーだと「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」向け
④音域の広さが克服できるのであれば、練習曲やカラオケ向き