なお、『告白直前酸欠状態』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルはミュージックビデオや音源が公開されてません。ただ、優里さんの公式チャンネルで、「『告白直前酸欠状態』のテンポを上げて歌う」といった趣旨の動画アップされております。よって、当ブログではその動画を添付いたします。
『告白直前酸欠状態』(優里)、Kokuhaku Chokuzen Sanketsu Joutai(Yuuri)
【地声最低音】mid1F(F3)
★他m2F[の だ]れかに m1F–m1G[盗]ら]れるそのG–1F[ま[え]にぃG[ぃ]ぃ【Dメロ】
★m1F[ぼ]くがいm2F[ち]番になりm2G[た]い]
【地声最高音】hiA#(A#4) ※全体で8回
★hiA#–A–m2G[レ]ト]ロ]なA[恋]しよう]【Bメロ】
★hiA–m2G[何十]回]目の好きでhiA#–A[もい]い]【サビ】
★hiA–hiA#[何十[回]目][の好き]m2GでもhiA[いい] [そう]だろA{う]【ラストサビ】
★好きってどうつhiA#–A–m2G[た]え]よ]うか【ラスト】
【裏声最高音】hiD(D5) ※ラストで1回
★m2G[で]もね hiD裏–hiC[で]もね] もうG–hiA地[止[め]ら]れないから【ラスト】
【補足】mid2F(一部略)~hiCを含むフレーズ一覧
★なm2F[ぞ]め[く]き[み]の[せ]い[たいhiA[系]【Aメロ】
★m2F[君]の[こ]とm2E–m2F[気にしは[じ]め]てる
★わからないことばかり m2F[好]奇[心は]止[めm2G–hiA[ら[れ]ない]
★いhiA–m2G[つ]の[間]に]かすA[き]にA{なって]い]た【Bメロ】
★m2F–m2E[甘ったるいカ]ルピス飲み干そ[う])
★hiA–m2G–F[単純]明]快]に[好き]ってG[言いた]い]【サビ】
★m2F–m2G–hiA[ハートのど真んな[か[まで] あき[らめそうだってが]んばれ
★m2A[本]能のまhiA–m2G[ま]に]F–G[もう[いっか]い]
★m2F[さぁ] い[き]を[吸ったhiA–m2G[ら]ぁ] [もう 覚悟決め]て【2番Aメロ】
★m2F[あぁ] く[ち]に[すれhiA[ば] [戻れG–A[な[い]よ]
★そうこm2G–hiA[こ[ろ]に]決[めA[た]なhiC裏[ら]【Dメロ】
★好きっm2F[てどう] [つ]た[えm2G[よ]うか]【ラスト】
※hiAがピークとなる場面が全体で40回近い
まず、『告白直前酸欠状態』(こくはくちょくぜんさんけつじょうたい)についてです。この楽曲は、2023年に男性シンガーソングライターの優里さんによりリリースされたアルバム『弐』に収録されております。同アルバムには、『メリーゴーランド』(過去記事)、『ビリミリオン』(過去記事)、『クリスマスイブ』(過去記事)といった人気のシングル曲が収録されております。とりわけ、『ビリミリオン』今もなおストリーミングランキングで上位に位置しており、YouTubeで公開されたMVも1700万回を超えております。
さて、『告白直前酸欠状態』はアッパーなロックナンバーです。どことなく、2000年以降のBUMP OF CHICKENやRADWIMPSを思わせるようなノリの良いロックとなっております。歌メロはAメロBメロサビと展開しますが、全体的にハイテンションであり、演奏時間も3分超とコンパクトです。そうした影響もあってか、歌メロのレンジも相対的に高くなっていきます。
『告白直前酸欠状態』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲の低音域はDメロでmid1F,mid1Gなどが登場しますが、それ以外の場面ではmid2Aが一部で登場するのみです。そのため、mid2F以上の中高音域が超頻出であり、高音域が得意な男性であってもスタミナが求められます。
ちなみに同曲は一部を除けば、「音域が低めの女性曲」のようなレンジです。そのため、女性が原曲キーで歌唱することも可能であり、優里さんのニュアンスにこだわらなければ、女性の方がマッチしやすい楽曲といえるかもしれません。とりわけ、「標準より低めの音域の女性」などが原曲キーが合いやすい可能性があります。反面、一般的な音域の女性は少しキーを上げてもよさそうです。
最後に『告白直前酸欠状態』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1FはDメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内であり、男性にとってはそこまで低いレンジではないと思います。
このmid1F辺りは女性の音域でもあります。ただ、高音域が得意な女性だとちょっと歌いにくいレンジになります。「標準的~高音域が得意な女性」などはキーを上げた方がより歌いやすいかもしれません。反面、「標準より(やや)低めの音域の女性」などは原キーでもマッチする可能性があります。
次に、地声最高音hiA#はBメロやサビで登場します。登場回数は7回程度です。また、hiA#に次ぐ高音としてhiAをピークとする場面は、全体で40回近く登場し、かなり多いです。そのため、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください。
『告白直前酸欠状態』は低音域に余地が多く、キー下げはしやすいです。そのため、ある程度歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することができそうです。一方、同曲は歌メロが比較的速く、2番Aメロなどは少しリズムが取りにくいです。そのため、ビギナーなどには少し難しい部分が出てくるかもしれません。もしキー調整を加えても難しいと感じた場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。
『告白直前酸欠状態』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiA#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、Aメロ~サビまで中高音域が超頻出です。そのため、ある程度高音域が得意な男性でも体力的に辛くなりやすいです。地声最高音hiA#の作品としては結構しんどいと思います。
これらを踏まえると、「高音域が(非常に)得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低め~やや低めの音域の女性」なども原曲キーがマッチする可能性があります。女性が意外と歌いやすいと思います。
『告白直前酸欠状態』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
こんにちは、いつも音域調査 助かっています!
リクエストなのですが、“死ぬな!”という曲を取り上げてもらいたいです
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。
こっちのけんとさんの楽曲ですよね?
リストアップしておきます。
この曲、一部主旋律が分かりにくい部分があるので
少し苦労するかもです。
ただ、なるべく記事にしたいです。