カテゴリー

『浪漫飛行』(米米CLUB)の音域

こんにちは。今回は米米CLUBの『浪漫飛行』(1990)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『浪漫飛行』(米米CLUB)
『浪漫飛行』(米米CLUB)の音域






【地声最低音】lowG#(G#2) ※聞き取りにくい

m1D#E[逢]い][ぃ]いと思うことm1B[ぉが] 【Aメロ】
m1B[何][り]もぉたlowG#B[い]せ][だ]
m1D#E[苦]し][の]ぉ裏側にある
m1D#[夢][みC#m1B[て[よ] [どん][と]きでも【Bメロ】
m1E[はち]きれるほどMy Dream【通常サビ】


【地声最高音】mid2G(G4) ※ラスサビで3回程度

m2E[その]DE[ね[の]な]m2GE[か]ま]でも]【ラストサビ[転調₊1]

【補足】mid2D#mid2F#辺りを含むフレーズ一覧

★m1F#[こ]とに眼m2C#[を]m2DC#[け]て]【Aメロ】
★君とm2D#[出逢]って[か]【通常サビ】
m2F#2D#[い]く]つもの夜を語[り明]かしm1E[た]
m2D#[Wo]hoh Wohoh Wow D#m2E[W[ow] Wow] Wohoh
★一人m2F#E[じゃ]な]い もういD#E[ちど[ぉ][へ])【Dメロ】
★くもらぬようm2E[に]Right Away【ラストサビ[転調₊1]】
★時が流れm2D[て] m2E[誰]も]が行きE[過ぎ]て]

※☆のフェイクは高音の回数に含めていません

 まず、『浪漫飛行』についてです。この楽曲は、1990年にファンクバンドの米米CLUB(こめこめクラブ)によりリリースされたシングル作品です。JALの沖縄旅行「JAL STORY 夏離宮キャンペーン」のCMソングとして起用され話題を呼びました。CDシングルは100万枚以上のセールスを記録し、その年のCDトータルセールスの第2位を記録しました(1位は『おどるポンポコリン』)。
 同曲はその後もヒットを続け、2018年には配信部門で50万ダウンロードを達成(ダブル・プラチナ認定)、23年にはストリーミングで5000万再生(ゴールド認定)を達成しています。こうしたロングヒット傾向から、『君がいるだけで』などとともに米米CLUBの代表的なシングル曲の1つとして挙げられます。


 『浪漫飛行』の音域的な特徴についてです。この楽曲は、大よそ男性の音域の範囲内で歌メロが作られています。一般的な音域の男性が原曲キーで歌唱しうる楽曲ですが、最近のJ-POPなどに慣れている人は少しキーを上げてもよいかもしれません。
 今回の楽曲はABメロが中低音中心で歌われており、サビに入り中高音がよく見られるようになります。こうした傾向から音域が低音~高音まで広めです。
 今回は中高音としては大体mid2D~mid2E辺りが多く、要所でmid2F#やmid2Gが登場します。こうした点を考慮すると男性の音域の範囲内といえます。低音についてはmid1B~mid1E辺りが多く、大よそ標準的かやや低めです。こうした点を考慮すると、「標準的(orやや低め)の音域の男性」などが原曲キーにマッチしやすそうです。反面、「高音域が得意な男性」などは少しキーを上げてもよいかもしれません。

 女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。同曲を過去に歌唱した女性歌手などを調べてみると、女性Vtuberの宝鐘マリンさんが原キー+6(mid1F-hiC#)、中川翔子さんがロック調で+8(mid1G~hiD#)で歌唱しています。この辺りが1つの参考になるのではないかと思います。ただ、今回は音域が広く、特に低音の回数がかなり多いです。その点で力量が問われ、特に低音が苦手な人だと少し歌いにくい可能性があります(女性にとっては音域が広いかも)。



 最後に『浪漫飛行』の音域についてですが、【地声最低音】lowG#(G#2)~【地声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音lowG#はAメロで登場します(計2回程度)。このlowG#については歌メロの途中で登場するのですが、私自身は結構聞き取りにくかったです。過去にカバーしている歌手(特に女性歌手)などでも省略して歌ってる人が多いので、lowG#にはあまり厳密でなくてもよいかもしれません。
 lowG#に次ぐ低音としてはmid1Bが谷になる場面が計8回程度見られます。こうした傾向から、一般的な男性の音域の範囲内ですが、それなりに低音感があると私は分析しています。高音域が得意な男性などはキーを上げてもよいかもしれません。男性歌手のめいちゃんは同曲を原キー+3でカバーしています(+3も上げるとそれなりに高くなりますが)。 

 次に、地声最高音mid2Gはラストサビで計3回登場します(転調後のラストサビ)。このmid2Gに次ぐ地声高音としては、mid2F#がピークとなる場面が全体で7回、mid2Eが13回(フェイク込みだと17回)、mid2D#が12回登場します。こうした点を考慮すると、大よそ男性の音域の範囲内といえます。ただ、mid2E辺りが比較的多いため、中高音が苦手な人などは少しキーを下げるのもよいと思います。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。


 『浪漫飛行』は低音域が低く、キーを下げる余地があまりありません。音域が低音~高音まで広いため、キー調整をしたとしても一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。また、ビギナーなども音域が広いため、練習曲には少し向きにくいと私は想定しています。
 今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです。最近のJ-POP人気曲と比べると、いくらか中低音寄りでもありますので、「最近のJ-POPの男性曲は高くて難しい」と考えている人には選択肢としてもよいかもしれません(音域が広い点は注意)。

 『浪漫飛行』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2Gといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビやDメロを中心にこれらが登場します。回数としてはmid2D~mid2E辺りが多いです。また、サビ終了後のフェイクまでしっかり歌う場合は、休憩できるような間奏が短いため終盤の体力に注意したいです。低音としてはmid1B~mid1E辺りがABメロで多いです。
 こうした点を考慮すると、「標準的(orやや低め)~標準より高めの音域の男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。「高音域が得意(or非常に得意)な男性」なども原キーで歌唱可能だと思いますが、人によっては少しキーを上げてもよいと思います。

【まとめ】

①ABメロは中低音中心、サビは中高音が増える
②原キーだと「標準的(orやや低め)~高めの音域の男性」向け
③音域が広いため、その点が1つハードルになるかも(特にビギナーなど)
④メロは分かりやすい。音域が合うなら練習曲やカラオケ向き
⑤サビ後のフェイク(wowとかyeah)を歌うと、体力的に辛くなりやすいので注意

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする