『二十九、三十』(クリープハイプ)

【地声最低音】mid2A(A3)
★いつかm2A[は]きっ[と]報わm2F[れ]る【Aメロ】
★m2A[い]つで[も]ないいつhiA地–m2G[かを]待]っG[た]
★m2A[そう]だ[よ]なだから「いつm2E[か]」か
★も2A[し]も生まれ変わったなm2G–hiA[らいっそ家電にで[も]なっ]て【Cメロ】
【地声最高音】hiC(C5) ※サビを中心に計9回
★m2G[あーなん]か[も]う[恥A–hiB–hiC[ず[か[しい]くらm2C[い]【サビ】
★とm2G[おくから]見てhiC–B[る]だ]け]の俺みたいだし【Cメロ】
【補足】mid2G(一部略)~hiA辺りを含むフレーズ一覧
★m2G–F–E[もう]い]つ]でも[いいか]ら決め[て]よ【Aメロ】
★2C[いけ]るよ[うな]気m2G–hiA[がし[て]る]【サビ】
★m2G–hiA[空気清浄[機]と]かなら【Cメロ】
★m2G[前]にすhiA[す]め前]にA[進]め]【アウトロ】
★m2G–F–E[もう]い]つ]でも[いいか]ら決め[て]よ【Aメロ】
★2C[いけ]るよ[うな]気m2G–hiA[がし[て]る]【サビ】
★m2G–hiA[空気清浄[機]と]かなら【Cメロ】
★m2G[前]にすhiA[す]め前]にA[進]め]【アウトロ】
まず、『二十九、三十』についてです。この楽曲は、2014年にロックバンド・クリープハイプによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発売された『一つになれないなら、せめて二つだけでいよう』に初収録されました。同アルバムには、『百八円の恋』(過去記事)、『エロ』(過去記事)、『寝癖』(過去記事)といったシングル曲が収められております。
『二十九、三十』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては、かなり高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は全体的に中高音寄りの歌メロであり、mid2G~hiC辺りの音階がよく登場します。低音も男性曲としては高いため、中高音域が得意な男性にマッチしやすい曲だといえそうです。音域的には女性曲などと近似する声域です。
同曲は過去に男性歌手にカバーされており、銀杏BOYZが原曲キーから3つ(m1F#~hiA)、ウルフルズが原曲キーから5つ(mid1E~mid2E)低いキーで歌唱しております。一般的な男性についてはウルフルズのレンジが1つ参考になるのではないかと私は想定しています。
女性が同曲を歌唱する場合、原曲キーがマッチする可能性があります(人によっては少しキーを上下させてもよい)。ただ、J-POPで人気の女性曲としてはやや低音の比率が高いため、人によっては少しキーを上げてもよいかもしれません。この辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。音域的には女性の方が調整しやすいと思います。
最後に『二十九、三十』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2AはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、男性曲としては高い低音になります。そのため、中低音が得意な人だと原キーではマッチしにくい可能性があります。中低音が得意な人であれば、1オクターブの音域で歌ってみるのもよいかもしれません(原曲とはだいぶ異なるニュアンスにはなりますが)。
次に、地声最高音hiCはサビで計9回登場します。このhiCに次ぐ地声高音としては、hiAがピークとなる場面が全体で22回、mid2Gが33回登場します。こうした傾向を考慮すると、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと私は考えました。一つの目安ですが、原曲キーから4~5つ程度下げてみてください。先述のように、ウルフルズが原曲キーから5つ低いキーでカバーしています。
『二十九、三十』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。またビギナー向けの調整も可能だと思いますが、人によってはキー調整が複雑になりやすいので、その点が一つ大きなハードルになります。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもおススメです。先述のように男性曲としてはかなり高いため、男性にとってはキー調整が1つの課題となります。
『二十九、三十』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiCといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体的にmid2E~mid2G辺りが多く、要所要所でhiA~hiCの高音域が登場します。また、低音もmid2Aと高いです。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。また、「標準よりやや低め~標準的な音域の女性」なども原キーがマッチする可能性があります。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りの曲で、サビが特に高い(女声域と近似する)
②原キーだと「「高音域が非常に得意な男性」向け
③女性だと「標準よりやや低め~標準的な音域の女性」などに合いそう
④メロやリズムは比較的分かりやすい
⑤男性向けのキー調整はウルフルズのカバー(原キー♭5)が参考になるかも