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『Sk8er Boi』(Avril Lavigne)の音域

 こんにちは。今回はAvril Lavigneの『Sk8er Boi』(2002)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『Sk8er Boi』(Avril Lavigne)
『Sk8er Boi』(Avril Lavigne)の音域






【地声最低音】mid2A(A3) 

m2F#[He was a] punk She did F#[ba]llet What more can I m2A[say?]【Aメロ】


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※全体で20回程度

hiA[He was a] hiA#A[sk8]er] m2F[boi] A[She said see you] A#A[la]ter] F[boi]【サビ】


【補足】mid2FhiAを含むフレーズ一覧

m2F#[He was a] boi She was F#[a] girl【Aメロ】
★Can I make it m2Gm2F#[a]ny]more GF#[ob]vi]ous?

m2F[He wasn’t] good e[nough]m2G for [her]【サビ】

★Sorry m2F[girl] But you hiAm2G[mi]ssed out]【Cメロ】
★Well m2G[tough] hiA[luck] G[That] boi’s AG[mi]ne now]
★We m2F[are] m2G[more] F[than] Just G[good] [friends] This is [how] the story ends

※☆と同じような場面でm2GがhiAになってるところもあります。

 まず、Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)について少し説明します。アヴリルは1999年より活動し、2002年にデビューした女性シンガーソングライターです。2002年にリリースしたシングル『Complicated』が大きなヒットを記録、同じ年にリリースされたアルバム『Let Go』は全世界で1600万枚のセールスを記録しました(日本でも150万枚を超えるヒットを記録しております)2000年代で大きな活躍をした女性シンガーソングライターの1人といえると思います。
 アヴリル・ラヴィーンの音楽ジャンルとしては、ポップ・パンク、ポスト・グランジ、パワーポップなどに属します。私自身も、アヴリルといえばロック、パンクなどの印象が強いです。2010年代には、『What the Hell』などシンセ・ポップ寄りのナンバーもリリースされております。また、日本のカワイイ文化をフィーチャーした『Hello Kitty』といった楽曲もリリースされているようです。日本では今もなおギターロックなどが根強い人気ですが、そうした点でアヴリルとは相性がいいかもしれません(先月ミュージックステーションに出演されて、新曲『Bite Me』を披露されたそうです)。


 さて、『Sk8er Boi』(スケーター・ボーイ)についてです。この楽曲は、2002年に女性シンガーソングライターのアヴリル・ラヴィーンによりリリースされたシングル作品です。大ヒットアルバム『Let Go』に収められており、後にシングルとしてリカットされました。同曲は、アメリカでは75万枚、イギリスでも50万枚を超えるヒットとなり、アヴリルさんを代表する楽曲の1つといえます。

 『Sk8er Boi』はアップテンポのロックナンバーです。歌メロがAメロサビCメロといった形で作られており、シンプルです。ただ、Aメロ⇒サビで転調が行われており、シンプルでありながら、飽きさせないような工夫がなされております。
 ちなみに、タイトルの『Sk8er Boi』というのは、Skater Boy(スケートをする少年)を意味します。リリース当時、アヴリルさんは17歳だったということもあり、こうした言葉遊びも日本などでも流行ったギャル文字のような表現に近いと思います。

 『Sk8er Boi』の音域的な特徴についてです。この楽曲は、地声最高音がhiA#と一般的な女性の音域の範囲内で作られております。高音域が苦手な女性などにもチャレンジしやすい音域といえます。また、メロディー自体もシンプルでありますので、英語詞に抵抗が無ければ、カラオケ等でおすすめしやすいといえます。
 ちなみに、同曲はJ-POPの女性曲としてはやや低めのレンジで歌われております。そのため、高音域が得意な男性などは原曲キー(もしくはそれに近いキー)で歌うことも可能だと思います。ただ、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいといえます。


 最後に『Sk8er Boi』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#はサビで登場します。曲全体で20回程度と多めです。ただ、このhiA#は大よそ一般的な女性の音域の範囲内であり、歌い慣れてない人でも比較的克服しやすいです。高音域が得意な女性などはキーを上げてもよいと思います。

 『Sk8er Boi』は低音域に余裕があり、キー下げなどは可能です。同曲は約1オクターブで歌メロが作られているため、キー調整などはしやすいです。高音域が得意な女性はキーを上げても良いですし、逆に低音域が得意な女性や、男性がキーを下げることも可能です。英語詞というハードルはりますが、練習曲としては使いやすいです。
 ちなみに、男性が同曲を歌う場合、通常はキーを3つ程度下げた方が歌いやすいと思います。

 『Sk8er Boi』を原曲キーで歌唱する場合、サビのhiA#,hiA辺りをしっかり歌いこなせる力が求められます。音域的にはJ-POPの男性曲に近いです。ただ、同曲は全体的にmid2E~mid2G等の中高音域も多いです。そのため、hiAやhiB辺りが歌いこなせる男性であっても途中で息切れしてしまうかもしれません。原曲キーの場合は、「低め~標準の音域の女性」、「高音域が非常に得意な男性(hiC以上がしっかり歌える)」などが合いやすいと私は分析しました。

 『Sk8er Boi』はアップテンポのロックナンバーであり、演奏時間も短く、カラオケなどでは歌いやすいと思います。高音域が得意でない女性にも合いやすいですので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. やま より:

    リクエストに応えていただきありがとうございます!!この曲2002年の曲とは思えないくらい新しいメロディーで今聴いても最高ですね。
    音域も案外原キーでいけそうですね。

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      凄くいいですよね。

      この曲は、男性でも声が高い人ならば原曲キー行けるかもですね。
      試してみたことはないのですが、私の場合は途中でへばってしまいそうな気がします。
      女性だと特に合いやすいと思います。

      • やま より:

        確かにhiA#の登場回数多いですよね。
        キー2下げか3下げぐらいがいいかもですね!
        女性曲でこれくらいの音域だとキー調整が比較的簡単で助かります笑