『恋の前』(FINLANDS)、Koi no Mae(FINLANDS)
【地声最低音】mid1F(F3)
★m1F[お]前のものなんだって(Aメロ)
★ 時計と財布をあげm1F[な]いと
★m1F[わ]たしのものなんだ(Cメロ)
【地声最高音】hiD#(D#5) ※ラストサビ(転調[+1])で登場
★hiD#地[ヒステリッ]hiB[クな毎]晩 ガラスまみhiC#[れ]hiB[の部屋]
★hiD#[ナン]バーD#[エイ]hiE裏[ト]
【裏声最高音】hihihiB(B6) ※ラストサビ(転調[+1])で1回
※冒頭の通常サビではhihihiA#です。通常歌う際はhiF#(hiF)で代用してもよいです
☆hihihiB[わ]hiB[たし]の名B[前](ラストサビ)
※冒頭の通常サビではhihihiA#です。通常歌う際はhiF#(hiF)で代用してもよいです
※【名前~~】のラストの部分でhihiBに上がります。
【補足】hiC~hiFの注意点
【補足】hiC~hiFの注意点
★あしたはどれにhiC[い]た[し]まhiF裏[しょう]C[か](Bメロ)
★てんごhiF裏[くじゃ]ないなら地獄でもhiD地[い]hiC[いわ]
まず、FINLANDS(フィンランズ)について少し説明します。FINLANDSは2013年より2人組のベースとギター&ボーカルのバンドとして活動しましたが、2019年にベースギターのコシミズカヨさんが脱退をし、現在はフロントマンの塩入冬湖(しおいりふゆこ)さんのソロバンドとして活動されております。
FINLANDSは、ジャンルとしてはギターの音色が心地よいオルタナ系のロックです。また、ボーカルの塩入冬湖さんの時折裏返った超高音の混じる力強いボーカルが特徴的です。2020年にリリースされた『まどか』ではそうした声が顕著に表れております(動画も添付します)。
___
さて、『恋の前』についてです。この楽曲は、2017年にロックバンドFINLANDSによりリリースされたミニアルバム『LOVE』に収録されております。アルバムのリリースに先立ち、MVが公開されました。公開されたMVは2020年11月現在、75万回もの再生回数を記録しています。
『恋の前』の歌メロについては冒頭からサビが登場し、そのあとはAメロBメロサビといった形で作られております。ラストのサビでは転調してキーが1つ上がります。音域については、あまりこだわらなければ、mid1F~hiF#辺りのレンジで歌いこなすことが可能です。
ただ、先に述べたように、ボーカルの塩入冬湖さんは歌声に「キュッ」というようなノイズのような高音が混じります。1番のサビとラストのサビでは、その超高音が歌メロに取り入れられているため、原曲の表現を忠実に再現しようとすると、hihihiA#、hihihiBといった音階を歌唱する必要があります。
これらのhihihiの音階は、R&Bやエクストリーム・メタル等で、ホイッスルボイスやスクリームボイス等と呼ばれる歌唱で時折耳にします。日本では、MISIAさんやDIR EN GREYの京さんが有名です。普通は歌詞の無いフェイクの部分で歌われるため、今回の『恋の前』のように歌詞のある場面でhihihiが歌われているのは極めて希なケースだと思います(私自身は今回初めて目にしました)。
『恋の前』は音域自体が広めであり、キー調整などはしにくいです。hihihi音階にこだわらずに、普通に歌いこなす場合であっても、それなりに歌い慣れておく必要があると思います。ある程度の歌唱難易度であると考えてください。
※『恋の前』を歌う上で、今回登場したhihihiBは必ずしも必要ではありません。ただ、先にも述べたように、歌声に高音のノイズが乗ったような発声の女性ボーカルが増えても面白いと思い、今回細かく取り上げてみました。
★カードを切ってまhiC[ん]ぞ[く]のC[ん]hiD[ボ][ー]ル
★わたしのあhiC[かし]それも紛hiF裏[れ]てC[ぇ]
★hiD[何]千D裏[回]hiD#[も]hiF[ほ]ねまでhiC[食]べて(2番サビ)
★hiD[何]千D裏[回]hiD#[も]hiF[ほ]ねまでhiC[食]べて(2番サビ)
まず、FINLANDS(フィンランズ)について少し説明します。FINLANDSは2013年より2人組のベースとギター&ボーカルのバンドとして活動しましたが、2019年にベースギターのコシミズカヨさんが脱退をし、現在はフロントマンの塩入冬湖(しおいりふゆこ)さんのソロバンドとして活動されております。
FINLANDSは、ジャンルとしてはギターの音色が心地よいオルタナ系のロックです。また、ボーカルの塩入冬湖さんの時折裏返った超高音の混じる力強いボーカルが特徴的です。2020年にリリースされた『まどか』ではそうした声が顕著に表れております(動画も添付します)。
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さて、『恋の前』についてです。この楽曲は、2017年にロックバンドFINLANDSによりリリースされたミニアルバム『LOVE』に収録されております。アルバムのリリースに先立ち、MVが公開されました。公開されたMVは2020年11月現在、75万回もの再生回数を記録しています。
『恋の前』の歌メロについては冒頭からサビが登場し、そのあとはAメロBメロサビといった形で作られております。ラストのサビでは転調してキーが1つ上がります。音域については、あまりこだわらなければ、mid1F~hiF#辺りのレンジで歌いこなすことが可能です。
ただ、先に述べたように、ボーカルの塩入冬湖さんは歌声に「キュッ」というようなノイズのような高音が混じります。1番のサビとラストのサビでは、その超高音が歌メロに取り入れられているため、原曲の表現を忠実に再現しようとすると、hihihiA#、hihihiBといった音階を歌唱する必要があります。
これらのhihihiの音階は、R&Bやエクストリーム・メタル等で、ホイッスルボイスやスクリームボイス等と呼ばれる歌唱で時折耳にします。日本では、MISIAさんやDIR EN GREYの京さんが有名です。普通は歌詞の無いフェイクの部分で歌われるため、今回の『恋の前』のように歌詞のある場面でhihihiが歌われているのは極めて希なケースだと思います(私自身は今回初めて目にしました)。
※ちなみに、2020年11月現在、カラオケのDAMでは最高音hihiBとして設定されているようです。
さて、『恋の前』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiD#(D#5)、【裏声最高音】hihihiB(B5)で歌メロディーが構成されております。地声音域については、一般的な女性の音域よりも高めであり、裏声部分は極めて高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiD#については、ラストのサビで登場します。同曲は、ラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がるため、通常のサビではhiDが最高音になります。この辺りは一般的な女性の音域と比べて高めです。場合によってはキーを下げてください。目安としては、原曲キーから2つ程度下げると歌い易くなります。
一方、裏声最高音のhihihiBについてです。この辺りはhiF#で代用しても良いです。、基本的には殆どこだわる必要はないと思います。
ただ、もし原曲のように歌唱しようとする場合は、hihihiの音階にこだわるのではなく、ボーカルの塩入冬湖さんのように歌声に「キュッ」というようなノイズのような高音を乗せるような歌唱から入った方がよいのではないかと思います。
こうしたノイズが混ざったような歌唱はFINLANDS以外では、椎名林檎さんの『罪と罰』(過去記事)などでも見られます。最近だと、BiSHのアイナ・ジ・エンドさんの発声なども参考になると思います。私自身はこうした歌唱は出来ないのですが、少しでも参考になればと思います。
さて、『恋の前』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiD#(D#5)、【裏声最高音】hihihiB(B5)で歌メロディーが構成されております。地声音域については、一般的な女性の音域よりも高めであり、裏声部分は極めて高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiD#については、ラストのサビで登場します。同曲は、ラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がるため、通常のサビではhiDが最高音になります。この辺りは一般的な女性の音域と比べて高めです。場合によってはキーを下げてください。目安としては、原曲キーから2つ程度下げると歌い易くなります。
一方、裏声最高音のhihihiBについてです。この辺りはhiF#で代用しても良いです。、基本的には殆どこだわる必要はないと思います。
ただ、もし原曲のように歌唱しようとする場合は、hihihiの音階にこだわるのではなく、ボーカルの塩入冬湖さんのように歌声に「キュッ」というようなノイズのような高音を乗せるような歌唱から入った方がよいのではないかと思います。
こうしたノイズが混ざったような歌唱はFINLANDS以外では、椎名林檎さんの『罪と罰』(過去記事)などでも見られます。最近だと、BiSHのアイナ・ジ・エンドさんの発声なども参考になると思います。私自身はこうした歌唱は出来ないのですが、少しでも参考になればと思います。
『恋の前』は音域自体が広めであり、キー調整などはしにくいです。hihihi音階にこだわらずに、普通に歌いこなす場合であっても、それなりに歌い慣れておく必要があると思います。ある程度の歌唱難易度であると考えてください。
※『恋の前』を歌う上で、今回登場したhihihiBは必ずしも必要ではありません。ただ、先にも述べたように、歌声に高音のノイズが乗ったような発声の女性ボーカルが増えても面白いと思い、今回細かく取り上げてみました。
コメント
>>1
先日確認したら、リクエストから半年近く経ってました。
遅れてすみませんでした。
サビのhihihiの部分をどうしようかと考えていたのです。
普通は、歌メロには絶対に登場しないキーですので
ホントに迷いました。
コメントありがとうございます。励みになります。
確かに迷いますよね。。でもこういうボーカルが増えても面白いという意見にはめちゃめちゃ共感です!
図が変になっちゃってるので直してほしいです!
>>4
音域の表記にミスがあるということでしょうか?
今回は突発的に高音域が登場する特殊なケースなので
こちらの方が誤解が生じにくいと考え、こうした表記にしております。
>>3
女性は、ロック色が強いボーカルが必ずしも人気ではないのすが、
そういうボーカリストが増えて欲しいですよね
聴いてみましたが、最後hihihibなんですね、高くて全然聴き取れません笑
>>7
そうですね。私も耳を疑いました。再生速度を0.5倍にしたりして
かなりしっかり確認しましたね。
冒頭サビのhihihiA#の方が聞き取りやすいかもです。
今回は通信カラオケDAMも参考にしたのですが
DAMだとhihiBとなっていたのです。
ただ、流石にそれは低いと思いました。
今後、こういう曲はほとんど出てこないと思いますが
歌声に高音のノイズが乗るような歌手は増えていくかもしれません
もりっしーさんは裏声はどこまで出るんですか?
>>9
自慢になるみたいなので、あまり言いたくないのですが、
出すだけなら、結構高いところまででます。
ただ、ミセスの『僕のこと』とかは満足できるレベルでは歌いこなせないので
裏声を使いこなすという点ではまだまだですね
>>10
全然自慢になってもいいので教えてほしいです笑
私はhiGを超えると完全に出なくなります
僕のことは高すぎますよね 他のhiGの曲よりも全然出にくいんですよね なんでなんでしょうか、、
>>11
歌メロのテンポやアップダウンなどが関係してると思います。
曲のラストの特別盛り上がる部分とかではなく
途中で急に登場しますので、出しにくいのだと思います。
頻繁にリクエストしてすみません
King Gnuの三文小説お願いします
>>13
今調査を終えました。今日は昼に別の曲を上げるつもりなのですが
明日の夜に上げても良いかもです。
もう調査よりも先に井口さんのAメロを歌いまくってました
>>14
取り上げるつもりだったということですか、ありがとうございます。聴いてるだけでえぐいですよね
>>15
Aメロを歌ってみたのですが
あの声質をどうやって作り上げるかに苦心してます。
井口さんは声楽を学ばれた方なので
米良美一さんのようなアプローチが出来ると
光が見えてくるのかもしれません。
ホイッスルでもなかなかの高さですね。
ボカロでもなかなかない高さですよね!
hihihiBってB6ではないですかね?間違ってたらすみません!
>>17
ホントでした。ご指摘感謝します。修正しました。
ホントに高いですね。
こういう発声自体はたまに見るのですが、
裏返る部分に歌詞が乗っかってるケースは初めて見た気がします
ちゃんと調べきれてないのですが、FINLANDS自身も
この曲だけじゃないかと思います。
同じくFINLANDSのサービスナンバーという曲で、恋の前と同じように裏返る部分が歌詞に乗っかってる部分があったのですが、1分5秒および2分25秒の喚き「たい」の部分ってどのくらいの音階出ていますでしょうか?hihiFとかでしょうか?
お忙しいとは思いますが、聞いてくれると嬉しいです。
コメントありがとうございます。
取り急ぎ視聴しましたが、
私も声声さんと同じくhihiFと判断しました(違ってたらすまぬ)。
塩入冬湖さんはホントに良い声です。
ありがとうございます。
私もよく趣味で音域調査するのですがこのくらい高くなるのhihiFかhihihiFかわからなくなりますw
まだまだ未熟といったところです。
同じくです。あと、この手の発声になると、
本当にちょっとぶれるだけで1オクターブ上にズレたりしますね。
やはり何回か聞いたところhihihiFという可能性はないでしょうか?
ああ、それあると思います。
すみません。力不足で、そこまでは判断できませんでした。
まじでこの声どっから出てるんでしょうねw
ホントすごいです。