『MAGIC』(sumika)
【地声最低音】mid1F(F3)
★(HEY) フルボリューム m1F[ピ]ストルと剣[を]持[つ]戦士の気[分]【1番Aメロ】
★僕ら水m1F[と]あぶ[ら 腹く]だm2F–m2G[し[そ]う]【1番Bメロ】
★段々段々高まる方へ m2G–m2F[さ]あ] m1F[始]めるよ
【地声最高音】hiB(B4) ※ラストサビで1回
★hiA裏–hiC^–m2F地[う[ご]か]な]い表情 うhiB地–m2G[ご]か]ない身体に【ラストサビ[転調+1]】
※これ以外ではhiAがラストサビで7回程度
【裏声最高音】hiD(D5) ※ラストサビで1回
★変わらない状況 変hiB–hiD–hiC[われな[いこ]こ]ろ[に]【ラストサビ[転調+1]】
【補足】 mid2F(一部略)~hiBを含むフレーズ一覧
★m2F[パッ]てなるから [グッ]てなるから【イントロ】
★(YO) しょm2F–m2G[う[そ]うと不安感でもう 疲弊しているんです
★コミュニケーション絡み付くhiA#裏–m2G#[ま]ち]【2番Bメロ[転調+1]】
★まるで僕はm1F#[モブ]キャラのよF#[う 目に]留m2F#–m2G#[ら[な]い]
★m2G[ダンスダンスダンスダンス] G–m2G#[お[ね]がいだよ【ラストサビ[転調+1]】
★心をしばし踊らせhiA–m2G[た]いん[だ]よ
★m2E[い]ち秒足ら[ず]で もう傾E–m2F[れ[込]む]から
★イヤフォン越しでかけてよ (hiA–m2G[It’s] a [Ma]gic!])
★m2E[鳴]らす高まる[ミュー]ジックで [弾]け[る]hiB裏–hiA#[マ]ジック]
★m2F[とびきりの]マジックを hiA地[か]けてよ かけてよ
★m2G[パッ]てなるから [グッ]てなるから【アウトロ(イントロより2つキーが高い)】
★m2E[音と音に乗せ]てぇm2G[ええ] hiA[色を]変]える (HEY)
まず、『MAGIC』についてです。この楽曲は、2016年にロックバンドsumikaのEP作品『SALLY e.p』に初収録されました。その後、2017年にリリースされたバンド初のフルアルバム『Familia』にも収められました。同アルバムにはシングル『Lovers』(過去記事)、『春風』、『アネモネ』(過去記事)といった作品が収められております。この翌年に、sumikaはメジャーデビューを果たします。
さて、『MAGIC』はEP『SALLY e.p』に収められた初期の人気作で、EPの発売に先立ちミュージックビデオも公開されました。まだインディーズ時代の作品でありながら、人気が高く、公式チャンネルでの再生回数も1000万回を記録しております(2023年3月現在)。人気曲の多いsumikaですが、カラオケランキングでもトップ10以内にランクインしております。
『MAGIC』はアップテンポのバンド曲です。イントロから歌メロが始まり、AメロBメロサビと展開します。ホーンセクションやピアノが基調となったバンド曲であり、全体的にポップで耳に残りやすい作品です。作詞作曲はフロントマンの片岡健太さん、編曲はsumikaと村上基さんの共同でなされました。
sumikaは耳に残りやすいポップな作風のバンドですが、個人的には凝った転調が行われるなど一筋縄でない印象もあります。今回の『MAGIC』についても、1番サビで転調したのち、そのまま2番Bメロまで進行し、ラストサビでまたキーが1つ上がります。そのため、「イントロ1番ABメロはキーがB♭、1番サビ2番BメロはB、ラストサビおよびアウトロはキーがC」となっております。同じBメロでも1番と2番で音程が半音違っております。細かい部分が分かりにくい方は、上の音域一覧などを見てみてください。
『MAGIC』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は男性曲としては最低音が高く、最低音がmid1Fです。そのため、相対的に中高音域の登場頻度が高いです。ある程度カラオケが得意な男性であっても体力的に辛くなりやすいかもしれません。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです。今回は最低音がmid1Fなのですが、mid1F~mid1Gといった低音の登場回数が多いです。そのため、女性は体感的に低く感じやすいと思います。
「標準より低めの音域の女性」などはもしかしたら原曲キーが合うという人もいるかもしれません。その辺りは各々実際に歌唱してみてください。一般的にはキーを上げた方がよりよいと私は分析しました。
最後に『MAGIC』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Fは1番Aメロ~Bメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、今回はmid1F~mid1Gなどの音階が比較的多いです。高音域が非常に得意な男性などは、もしかしたら少し低音感を感じるかもしれません。
今回はmid1F~mid1Gなどが多いので、通常は女性が歌うには少し低いかもしれません。女性の得意な声域などを考えると通常は少しキーを上げた方が歌いやすいといえそうです。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度上げてみてください。
ただ、先述のように、「標準より低めの音域の女性」の中には原曲キーがマッチする女性もいるかもしれません。「女性曲はキーが高すぎて歌えない」という方は試してみてもよいと思います。
次に、地声最高音hiBはラストサビで登場します。登場回数は1回程度です。このhiB以外の場面では、同じくラストサビでhiAが7回程度登場します。このhiB,hiAといった音階は男性の音域としては高いので、一般的な男性はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『MAGIC』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することができると思います。一方、同曲は音域自体が狭くないため、ビギナーなどはキー調整をしても歌いにくい部分が出てくるかもしれません。
同曲は少し凝った転調が行われます。その点で、もしかしたら標準的なJ-POPよりは若干取っつきにくいかもしれません。音程を取るのが苦手な方は、もしかしたら歌いにくく感じやすい可能性があります。また、メロのテンポが速いので歌詞はしっかり覚えていた方がいいと思います。
『MAGIC』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiAといった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はmid2F~mid2Gといったレンジが比較的頻度が高いです。これらを踏まえると、「標準より高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
『MAGIC』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
もっと低音寄りだと思ってました、最近は歌い回しとかが難しい曲が増えてますがこの曲もそのパターンだと思います
個人的にsumikaは楽しそうに演奏するバンドであるという印象が強いのでまさかこんなことになるとは思いませんでした
ぴたっくまさんありがとうございます。
自分も最近のことが気になったので、優先的に記事にしました。
バンドとしても大変だと思います。
『MAGIC』については、1番Aメロだけは比較的高くないんですが、
他は中高音が含まれてますね。
アップダウンも激しいです。
見た目よりずっとムズいと思います。
個人的なことになりますが、「低くて歌いにくい」と感じた曲でも最低音mid1Fとかのパターンが良くあります
自分の声帯はかなり上に寄ってるのかもしれません、、平均音域の人にとってはこの曲はむしろ高さを感じるタイプの曲という見解で宜しいのですかね(裏声でhi域の前半も難しいです)
もし良ければstraykidsさんのcase143お願いしますm(_ _)m
リストアップしておきます。
ラップパートなどが難しいので苦労するかもしれませんが
調査してみます。
日本語バージョンでよろしいでしょうか?
はい!お願いいたします!ありがとうございます!
リクエストが多く申し訳ないですが、同じくsumikaさんの『坂道、白を告げて』、『絶叫セレナーデ』、『唯風と太陽』、『アルル』、『アイデンティティ』、『チョコレイト』をお願いします。
リストアップしておきます。
リクエストありがとうございます。