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『Story』( AI ) の 音域

こんにちは。今回はAIさんの『Story』(2005)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。音域的に比較的取っつきやすいと感じ今回記事にしました(当然、AIさんのように歌うにはかなりの力量が必要です)。


『Story』(AI)
『Story』(AI)の音域







【地声最低音】mid1G(G3) 

m1G[限]られた時のな[かで] [ど]れだけのことが出来るの[だ]ろう【Aメロ】


【地声最高音】hiC(C5) ※全体で1回

★染hiA[まるい][は]それぞれちが[う]hiBhiC[けどぉぉ[ぉ]ぉ]ぉ]【Dメロ】


【補足】mid2GhiAを含むフレーズ一覧

★ずっm2F[と]閉じ込めてた 胸の痛みを消してm2G[くれ]【Bメロ】
★今 私m2F[が]笑えるのは 一緒に泣いてくれたキミ[い]たから
m2G[1人じゃ]ないから G[キミがわ]たしをまm2F[も]から【サビ】

★何かあるならいつでもたhiAm2G[よっ]て][し]【2番Aメロ】
★共に立ち上がればまた動きm2Fm2GhiA^[はじ[め[る]ぅ]【2番Bメロ】

★とhiAm2G[き]に人[は]m2FG[づ[付きき]ず付けなm1G[が]【Dメロ】
m1Gm2F[自]分]だけのSTOR[Y]1G[作り]ながm2GhiA[ら[生]きてくの
だからずっと m2G[ずっ]と あきm2F[ら]め[なGhiA[いで[ぇぇ]

hiA[1人じゃ]ないから A[私が]キミをm2F#m2G[ま[も]る]から【ラストサビ[転調₊2]】
★あなたの笑う顔が見たいとおm2F#m2G[も[う]から

 まず、『Story』(ストーリー)についてです。この楽曲は、2005年に女性歌手のAI(アイ)さんによりリリースされたシングル作品です。同じ年にリリースされたフルアルバム『MIC-A-HOLIC A.I.』(マイク・ア・ホリック・エーアイ)の先行シングルとしてリリースされました。
 アルバム『MIC-A-HOLIC A.I.』は約45万枚のセールスを記録し、AIさんのアルバムとしては最大のセールスを記録します。日本レコード協会よりダブル・プラチナ認定がされました。

 『Story』は2005年にリリースされましたが、当時は大きなタイアップなどはありませんでした。それでも楽曲の良さが評価され続け、ロングヒットを記録。CDとしては27万枚、ダウンロードでは着うた部門で300万ダウンロード、また通常配信で200万ダウンロードを記録しました。15年以上の前の作品ですが、いまだにカラオケなどでも人気が高く、上位にランクインしております。
 ちなみに、国内でフル配信された楽曲でダブルミリオン以上を売り上げた楽曲は歴代で9曲しかなく(Billion Hitsより引用)、平成を代表するヒット曲の1つといえると思います。


 『Story』はR&B、ソウルナンバーです。スローバラードであり、ボーカルの良さが活きやすい作品となっております。AメロBメロサビとJ-POPらしい展開をし、ラストサビではキーが2つ上がります(#2)。キーが2つ違うため、カラオケなどで歌う際は通常のサビとラストサビで上手くメリハリを付けたいところです。同曲の作詞はAIさん自身、作曲編曲は2 SOULによりなされました。

 『Story』の音域的な特徴についてです。同曲はおおよそ女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。そのため、原曲キーで歌いやすい人も多いと思います。曲全体でみると高音域はhiAが多いので、高音域が得意な女性は少しキーを上げるのも良さそうです。
 『Story』は全体でみるとhiA以上の高音の割合はそこまで高くありません。かといって低音が滅茶苦茶に低いというわけでのないので、音域面では取っ付きやすい楽曲といえます(低音~高音まで安定している必要はあります)。ただ、AIさんのような歌唱をするためには力量が求められます。

 ちなみに、男性が同曲を歌う場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、同曲は女性曲としてはそこまで高い曲ではありませんので、人によっては原曲キーなどで歌唱することも可能かも知れません(割合としてはごく一部だと思います)。Dメロ以外は全体としてしっとりしているので、そうした表現を意識して、キーを調整したいです。



 最後に『Story』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1GはAメロやDメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、高音域が非常に得意な女性などはもしかしたら若干歌いにくいかもしれません。高音域が非常に得意な女性は、場合によっては少しキーを上げるのも良さそうです。

 次に、地声最高音hiCはDメロで登場します。登場回数が1回のみですが、作中での見せ場の1つです。この辺りは女性の音域の範囲内です(原曲のようにカッコよく歌うのは練習が必要ですが)。同曲はこのhiC以外ではhiAが多く、このhiA辺りがしっかり歌えると安定しやすいです。
 同曲は、hiCが1回登場し、またhiAが高音のカギとなります。そのため、J-POPの女性曲としてはそこまで高くなく、原曲キーでのチャレンジがしやすい楽曲です。hiA辺りは歌い慣れていない人だとスムーズな発声が損なわれやすいですが、女性だと比較的克服しやすい音階です。少しずつ練習を重ねてください。


 『Story』は低音域に若干の余地があり、キー下げも可能です(今回はそこまでキーを下げる必要性はないかもしれません)。歌い慣れた人であればある程度自分が得意なレンジに調整することができそうです。
 同曲はメロ自体も難しい部分が多くなく、比較的取っつきやすい楽曲です。個人的には練習曲として使いやすく、おススメだと感じました。一方で、AIさんのように歌いこなすにはやはり力量が不可欠になります。

 『Story』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiC辺りの高音がしっかり歌いこなせることが求められます。また、同曲は全体として中低音辺りも多いため、低音~高音まで安定した歌唱が不可欠となります。女性曲としては中低音の比重も高いです。そのため、「標準より(やや)低め~標準的な音域の女性」辺りが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。原曲キーでもよいかもしれませんが、hiDなどの高音域が歌える方は、少しキーを上げても良さそうです。


 『Story』はスローなR&Bナンバーであり、ボーカルの良さが活きやすい作品です。カラオケでも人気が高く、のど自慢大会などでもよく歌われております。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. たいけ より:

    ノールスって曲の音域調べていただきたいです!!

    • もりっしー より:

      シンガーズハイの曲でよろしいでしょうか。
      一応その曲をリストアップしておきます。