(2019/02/09)初投稿
(2019/05/18)ミスしやすいmid2F,mid2Gなどの音階【補足】を追記しました。


『新宝島』サカナクション, Shintakarajima(Sakanaction)



 サカナクションは当ブログでは『新宝島』『アイデンティティ』、『バッハの旋律を夜に聴いたせいです。』『ネイティブダンサー』『多分、風。』を取り上げています。興味を持たれた方は、そちらもどうぞ。

【地声最低音】mid1F(F3)

次と []の次と [そ]の次と 線を引き続けた


【地声最高音】
hiA#(A#4) ※曲全体で計8回登場します

mid2F[このままき]hiA[みを]hiA#[連]m2F[れて行]くと丁寧 丁寧 丁寧に描くと  



【補足】mid2F,mid2Gなど中高音域の注意点

★次と mid1F[そ]mid2F[の]次と m1F[そ]m2F[の]次と mid2G[oh] 線を引き続けた


『新宝島』サカナクション


 こんにちは。今回はサカナクションの11枚目のシングル『新宝島』(2015)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 この新宝島』は、映画『バクマン。』の主題歌として使用されました。『新宝島』というタイトルは、漫画家・手塚治虫さんの長編作品『新宝島』から取られたものであります。戦後の漫画史においても重要な位置づけにある作品と言えます。この辺は、タイアップとなった漫画家漫画の『バクマン。』ともリンクしています。
 サカナクションは有名曲が多い人気バンドですが、この『新宝島』はそうした代表作の一つに列挙される楽曲だと思います。youtubeでの再生回数は2019年2月現在で、約8700万回に達しています。
 ちなみにアルバムの中ではベストアルバムの『魚図鑑』(2018)に収録されています。




 まず、この楽曲はロックミュージックとダンスミュージックの要素を併せ持っており、まさにサカナクションらしい作品に仕上がっていると思います。サカナクションの楽曲群の中でも明るいニュアンスを持つ作品と言えるでしょう。
 また、曲全体を通してチャイニーズ風のアレンジなされています。チャイニーズ的なアレンジと聞くと、個人的には1970年代から活躍している英国のロックシンガーElvis Costelloの『Lipstick Vogue』(1978)という楽曲を思い出します。しかし、コステロの『Lipstick Vogue』と『新宝島』には大きな共通点は無く、前者にはダンスミュージック的な要素はあまり感じられません。興味がある方は、聴いてみるとよいかもしれません。アルバム『This Year's Model』に収録されています。
 また、MVはお笑い番組の『ドリフ大爆笑』のオープニングのパロディーとなっています。

 さて『新宝島』の歌詞についてですが、 この楽曲のメロディーはAメロとサビという構成であるため、あまり多くの情報があるわけではありません。全体としては、やはり『バクマン』の内容に沿うような世界観で、少年漫画らしい前向きな歌詞になっております。サカナクションの作品群の中では非常に分かりやすい歌詞になっているのではないでしょうか。そうした点が、より多くのリスナーに届いた要因の一つであると思います。
 歌詞の中では、やはり「丁寧 丁寧 丁寧に描くと」という部分が非常に耳に残ります。この楽曲のフックになってるフレーズなのではないでしょうか。


 
 さて、『新宝島』の音域について述べます。この楽曲は、地声最低音   mid1F(F3)~地声最高音hiA#(A#4)でメロディーが作られています。高音域は一般的な男性のキーよりは少し高いですが、ここ数年の男性のヒット曲の中ではかなり歌いやすい作品の一つなのではないでしょうか。
理由としては以下の3点が挙げられます。

①音域全体はそこまで広くない
②歌メロのテンポが速くない
③メロディーの構成がAメロ、サビのみで覚えやすい


 高音域が辛いと感じる方は、キーを下げても良いと思います。音域は広くないので、キー下げによる対処もしやすい歌いやすい作品でしょう。歌詞の言い回しも速くないので、ある程度メロディーを覚えたらすぐに歌えると思います。躍動感のあるサウンドですので、カラオケなどで選びやすい楽曲ではないでしょうか。

 また、『新宝島』は女性がチャレンジしても良いと思います。女性が男性ボーカルを歌う際、低音域がネックになることが多いです。しかし、この『新宝島』は最低音がmid1Fなのでが女性でも対処できる範囲にあります。もしキーが低すぎると感じる場合は、1~2上げる(#1~#2)と良いと思います。歌詞の世界観に性差を感じさせないという点でも手をつけやすいと思います(女性だと男臭い曲、男性だと可愛らしい曲は歌いにくいものです)。
 「女性ボーカルの曲はキーが高すぎる」と感じる女性にもお勧めできる楽曲の一つです。