こんにちは。今回は村下孝蔵さんの『初恋』(1983)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 なお、『初恋』はYoutubeの公式チャンネルなどでMVや音源の公開は行われておりませんが、バンドのGOING UNDER GROUNDがカバーしたバージョン(原曲キーより2つ低いです)が公式音源として公開されていますので、そちらを添付させていただきます。ご了承ください。


『初恋』(村下孝蔵)、Hatsukoi(Kozo Murashita)


【地声最低音】mid1F(F3)  

★さmid2F[み]だれはみどりいm1F[ろ](Aメロ)


【地声最高音】mid2G#(G#4)  

mid2F[好きだよと言えず]mid2F#[に] [は]mid2G#[つ][こ][い]
m2F[遠く]m2F#[で]僕は[い]mid2G#[つ]でも君を探し[てた][ー]



【補足】

★悲しくmid2F[さ]せたよ一人の午mid2F#[後は]ー(Aメロ)
★ ふりこ細工のこm2F#[ころ][ー](サビ)
m2F[放課]m2F#[後]のこ[う][て]いを 走る君がいた
mid2F[あ][い]夢だから [む][を]はなれな[い]
m2F[む]ねをはなれな[い] [い]2G#[ー]もはなれな[い](アウトロ)

※アウトロの部分は歌詞がないので、【補足】として記載しました

『初恋』(村下孝蔵)

 まず、シンガーソングライターの村下孝蔵さんについて少し言及します。村下孝蔵さんは1980年から1999年まで活動されていたシンガーソングライターです。残念ながら、1999年に46歳の若さで逝去されたのですが、『初恋』、『ゆうこ』、『踊り子』、『陽だまり』などのヒット曲で知られております。

 さて、『初恋』についてです。この楽曲は1983年に村下孝蔵さんによりリリースされたシングル作品です。村下孝蔵さんの代表的な作品の筆頭とも言えるナンバーです。これまでに数多くのアーティストにカバーされております。原曲を知らなくてもどこかで聞いたことのある作品かもしれません。私自身も初めて知ったのはテレビで披露されたカバーでした。

 『初恋』のサウンドについてです。1983年の楽曲ということもあり、現在巷で流れている楽曲と大きくアレンジが異なります。しかし、メロディーなどについては今も多くの人の心を惹きつけるのではないでしょうか。メロディーの構成はAメロとサビから成ります。非常にシンプルですが、美しいです。

 歌詞については、タイトルにもあるように『初恋』の儚さ、頼りなさ、切なさが歌われております。『初恋』はメロディーとしても美しいのですが、歌詞も他者が真似出来ないようなフレーズが織り成されています。
 個人的に好きなフレーズは2番のサビに登場する「風に舞った花びらが 水面を乱すように 愛という字書いてみては ふるえてたあの頃」という箇所です。恋をした主人公の繊細な心が美しい比喩により映し出されます。単に「共感できる」、「メロディーが美しい」といった要素だけでなく、時代の変化の中で埋もれない独特な点があるからこそ、今も残り続けている作品となっているのではないでしょうか。




【GOING UNDER GROUNDがカバーした『初恋』(原曲よりキーが2つ低い)】


 さて、村下孝蔵さんの『初恋』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3) ~【地声最高音】mid2G#(G#4)でメロディーが構成されております。

 おおよそ一般的な男性の音域と言えますが、ただサビの部分などで息継ぎがしにくい場面があるなど、図で示される以上に難易度が高い楽曲です。要所要所でmid2Fなどの音階が頻出します。

 ちなみに、Youtubeなどで村下さんが生で歌われている映像があります。これらは大体原曲よりも1つ低いキー(♭1)で歌唱されております。つまり、【地声最低音】mid1E(E3) ~【地声最高音】mid2G(G4)です。原曲よりも低いキーですが、そんなことがどうでもよくなるほど歌が上手いです。

 よって、「原曲キー」というのもあくまで目安として考えていただければいいと思います。音域自体も広いわけではなく、mid2F,mid2Gといったキーを練習するのにもよい楽曲だと思います。カラオケなどで歌い慣れている一般的な男性の場合、原曲キーより1~2つ低い音域がちょうどよいのではないかと思います。この場合、地声際高音はmid2Gかmid2F#に設定されます。