スポンサーリンク
カテゴリー

『今宵の月のように』(エレファントカシマシ)の音域

 こんにちは。今回はエレファントカシマシの『今宵の月のように』(1997)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。

 今回はリクエストによる選曲ではないのですが、コメント欄で「エレカシの発声」について少し話をしたことがありました。そこで今回、この楽曲を取り上げることにしました。今後、別の曲も取り上げるかもしれません。


『今宵の月のように』(エレファントカシマシ)、Koyoi no Tsuki no Youni(Elephant Kashimashi)

『今宵の月のように』(エレファントカシマシ)










【地声最低音】mid1D(D3) ※サビ、Aメロ

D[い]ーつの日か1D[か]がやくだろう [あ]ふれる熱い涙(サビ)
☆ 悲しい色に 染まって揺2E[れ]1D[た]


【地声最高音】hiA(A4)  ※Bメロ

★新m2F#[し]m2G[い]hiA[せ]G[の][は]じまF#[り]


【補足】その他、象徴的な箇所

m2D[く]だらねとm2D#[つ]ぶやいて(冒頭サビ)
★今宵の月のように…いー[いー]m2G m2E[Ah]…Ah…
★夕暮れ過ぎて きらめm2F[く]F[ち]の灯りは(Aメロ)


 まず、エレファントカシマシについて少し説明します。エレファントカシマシ(エレカシ)は1981年に活動を開始したバンドです。中学時代に組まれたバンドが元になっており、1988年にメジャーデビューします。ジャンルとしては、ガレージロック、ブルースロック、グランジなどに分類されます。代表的な作品としては、今回取り上げる『今宵の月のように』、『悲しみの果て』、00年代の『俺達の明日』などが挙げられるのではないかと思います。

 さて、『今宵の月のように』についてです。この楽曲は、1997年にエレファントカシマシによりリリースされたシングル作品です。フジテレビ系ドラマ『月の輝く夜だから』のために書き下ろされた作品であります。エレカシ最大のヒット曲であり、また同バンドの知名度上昇に大きく貢献しました。

 エレファントカシマシはグランジなどに分類され、荒々しいバンドサウンドやボーカルワークが目立つものもあります。反面、元少年合唱団に所属していたボーカルの宮本浩次さんの声が活かされたメロディアスな作品もあります。『今宵の月のように』は後者に分類されるような楽曲であるといえます。バンドサウンドも耳を惹くのですが、実際にメロディーを歌唱してみると、ボーカルが非常に丁寧に歌われております。カ行を鼻濁音で発声するところなどは、良い意味でのロックバンドらしからぬギャップを感じます。

 『今宵の月のように』の音域的な特徴ですが、Bメロに最高音hiAが登場します。楽曲全体を通してmid1D,mid1Eなど低音が非常に目立ちます。音域自体は広いわけではないですが、低音高音と振れ幅が大きく、丁寧な歌唱が求められる印象です。こうした点は、音域調査では少し分かりにくい点かもしれません。私のように音楽の教育を受けてない者にとっては、実際に歌唱してみて気付く点でもあります。





 さて、『今宵の月のように』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiA(A4)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもやや高いです。以下、見ていきます。

  
 まず、この楽曲で注視すべき低音部分です。同曲は低音部分が非常に目立つ作品になっております。
mid1D,mid1Eなど滅茶苦茶低いキーというわけではないですが、上下の振れ幅が大きく、思った以上にキーの低さを意識させられます。上述した☆の部分【 悲しい色に 染まって揺2E[れ]1D[た]】などはまさにそうです。
 また、サビでも地声最低音が多く登場するなど、低音部分の丁寧さが非常に重要になる楽曲です。低音部分を意識することは普段はあまりないかもしれませんが、この『今宵の月のように』については、低音部分も強く意識して歌唱することが重要になります。

 一方、地声最高音hiAはBメロラストに登場します。全体として低音部分が目立つ楽曲の中で、とりわけ印象が強い場面です。hiA等は一般的には少し高いキーであり、人によっては出にくいかもしれません。場合によっては、キーを下げることを考えてください。ただ、場面としては多くないですので頑張って原曲キーで歌唱してみるのもアリだと思います。キーを下げる場合は、原曲キーから1~2程度下げると良いと思います。

 『今宵の月のように』は際立つような高音域が登場したり、滅茶苦茶低いキーが登場するような作品ではないですが、聴かせる楽曲として歌いこなすには力量が必要とされます。力試しとして歌唱してみるのも良いかもしれません。音域自体は広くないので、キー調整なども行いやすい曲ですが、歌い慣れない人には難しい楽曲なのではないかと私は考えております。







スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. Kaz Sakamoto より:

    さユりの月と花束お願いします
    当方男性なので、hiA付近(できればmid2Gあたり)から詳細に知りたいです

  2. もりっしー(管理人) より:

    >>1
    了解しました。
    現在リクエストが増えており、
    お時間を頂いております。
    12月上旬ごろにアップを予定しております。
    なるべく早くアップできるように努めます。
    楽曲を視聴しましたが、
    キーを考えると、mid2G#からの記載になると思います。
    mid2G近辺になると、mid2F#もあるのですが
    そこまで記載すると恐らく相当ゴチャ付きます。
    実際にやってみないと何とも言えませんが、
    mid2G#はなるべく記載するように配慮します。

  3. Kaz Sakamoto より:

    返信ありがとうございます
    やはりキーは高いようですね(僕が調子がいい時にギリギリ歌える程度です)