なお、『ひかりのまち』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルでMVや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても、動画を添付いたしません。ご了承ください。
『ひかりのまち』(TOKIO),Hikari no Machi
【地声最低音】mid1D(D3) ※1番だけに登場
★突然m1D[い]なくなっていた
※ここを除くとmid1Fが一番低い音階になります
【地声最高音】mid2G(G4) ※楽曲全体を通して頻出
★でもm2F[気]m2G[がつ]F[い]たら 浴びるほどの愛をくれた
★まm2F[ばゆい]m2G[瞳(め)]F[の]あいつが
★スプリンm2F[クラー]m2G[の]霧の雨 (サビ)
★m2G[舞い]降りてくる G[目]にしみいるG[み]どりの芝
★お前の光 m2G[さ]えぎったのは
★お前の光 m2G[さ]えぎったのは
【補足】mid2D(一部のみ)の注意箇所
★m2D[浴び]るほD[ど]酒を飲んでいた
★m2D[俺]だっD[た]のか
まず、TOKIOのミュージシャンとしての側面について少し説明します。TOKIOは1990年結成、1994年にメジャーデビューした男性アイドルグループであり、ロックバンドであります。ジャンルとしてはポップ・ロック、パワーポップに当たりますが、歌謡色の強い作品、ブルージーな作品、ジャズテイストの作品なども見られます。
代表的な作品としては、『LOVE YOU ONLY』、『花唄』、『AMBITIOUS JAPAN!』などが知られているのではないかと思います。個人的には椎名林檎さんおよび東京事変が作詞作曲、編曲した『雨傘』も好きです。
さて、『ひかりのまち』についてです。この楽曲は、2007年にTOKIOによりリリースされたシングル作品です。石ノ森章太郎の漫画作品を原作としたフジテレビ系のアニメ『スカルマン』のオープニングテーマ曲ととしてタイアップが付きました。作詞作曲をシンガーソングライターの甲斐よしひろさんが担当しております。甲斐さんはソロと並行して、甲斐バンドとしても活躍されております。
『ひかりのまち』はロック色の強い歌謡ナンバーです。アニメのオープニングといえば、私としては、「ノリの良いAメロ⇒サビへの準備としてのBメロ⇒サビ+Cメロ」といったJ-POPでも多く見られるような形をイメージします。しかし、『ひかりのまち』はAメロ⇒サビという形が繰り返されます。
声質的にもアイドルとかけ離れた泥臭さを感じます。一般的なTOKIOのイメージとは少し異なりますが、個人的には耳に残る作品だと感じました。最近のポップスではあまり見られないテイストではないかと思います。ただ、その分カラオケなどで歌唱するのが難しいかもしれません。
最後に、『ひかりのまち』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3) ~【地声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。大よそ、一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最高音mid2Gは楽曲全体で登場します。ただ、mid2G以外ではmid2Fが高めの音階でありますので、見た目以上に体力が削られる感は無いと思います。普段歌い慣れていない人はスムーズな発声が損なわれやすい音階ですので、キーを下げるのがよいと思います。
『ひかりのまち』は一部を除くと、低音部はmid1Fが最低音になります。1オクターブと少しの音階で歌メロディーが作られていますので、キーの調整はしやすいと言えます。その点で、練習曲としては使いやすいと言えます。一方で、ボーカルについては泥臭さを感じるロックナンバーですので、歌い慣れない人には歌いにくい楽曲と言えるかもしれません。また、クリアな声質の人は原曲のニュアンスを表現しにくいかもしれません。その点において、ややハードルが高い楽曲と言えるかもしれません。
『ひかりのまち』はアイドルグループとしての側面は薄いナンバーと言えますが、それが逆に魅力でもあります。興味を持たれた方は、視聴してみてもよいかもしれません。
コメント
リクエストにお答えいただきありがとうございます。
個人的にはアイドルらしからぬロック曲になっていて、タイトルとは裏腹に全体的に濁った風味の色の歌詞になっているところが気に入っております。
原曲の雰囲気を出せるように練習したいと思います、改めてお答えいただきありがとうございました。
>>1
コメントありがとうございます。
確かにタイトルと曲の世界観は凄く対比的ですね。言われて初めて気づきました。
TOKIOは意外と泥臭いロック曲が多い印象です。
また、機会がございましたらリクエストください。