『初恋が泣いている』(あいみょん)、Hatsukoi ga Naiteiru(Aimyon)
【地声最低音】mid1F#(F#3)
★m2F#[電]柱にぶら下がっm1F#[た]まm1G#[まの]F#[初]こ[いは]【Aメロ】
★m1F#–m1G#[し]び]れをきm2F#[か]して睨ん1G#[でる]
★m1F#–m1G#[あ]れ]はまm2F–m2F#[ぼ[ろし]1F#[か?]
【地声最高音】hiC#(C#5) ※曲全体で9回
★hiC#地[思]hiB–hiA#[っ]て[る]よ]りも近くm2G#[で]ぇ【サビ】
★(もしもこの夜が)hiC#[あ]hiB–hiA#[の]子[を]奪A#–m2G#[う]なら]
【裏声最高音】hiC#(C#5)
★hiC#裏–hiB–hiA#[あ]いし]て]る?C#–B[あ]いし]てA#[る]ぅ【Cメロ】
【補足】mid2G#(一部略)~hiBを含むフレーズ一覧
★m2F#[ベ]ランダから 聞hiA#–m2G#[こ]えて][くる]F#【Bメロ】
★過ちとかそんm2G#–hiA#–hiB[な[の[を]混]ぜ]た
★後悔をm2G#[歌]にし[た]hiA#[よう][な]A#–hiB[じゅ[も]んが]ぁ
★はm2G#[つ]hiA#–hiB[こ[い]が] 泣[い]A#–B[て[い]る]【サビ】
★m2F#–m2G#[そ[れ]も]hiA#[い][いか]も[な]
★ほらhiA#–m2G#[こ]うして] [や]ぁぶhiA#–hiB[れ[て]く]【2番サビ】
★(初恋が泣いている思ってるよりも)近くhiA#[で]ぇ【ラストサビ】
★(初恋が泣いている 思ってるよりも)hiA#[もっ]とち[か]hiB[くで]ぇ
まず、『初恋が泣いている』(’はつこいがないている)についてです。この楽曲は、2022年に女性シンガーソングライターのあいみょんさんによりリリースされたシングル作品です。ダウンロードシングルとして先行配信され、ストリーミングなどでも視聴可能です。今月の上旬にCDシングルとしての発売が予定されております。
あいみょんさんは、2020年にアルバム『おいしいパスタがあると聞いて』をリリースして以来、もうすぐ2年になります。そろそろ新しいアルバムの情報などが気になり始めるファンも増えているのではないかと想像されます。
『初恋が泣いている』は広瀬アリスさん主演のドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』の主題歌として書き下ろされました。あいみょんさんは、ブレイク以降、ドラマの主題歌を担当する頻度が非常に高くなっております。ここ2年程度でも『裸の心』(過去記事)や『愛を知るまでは』(過去記事)、『ハート』(過去記事)などを担当されており、いずれも大きなヒットとなっております。書き下ろし曲はドラマの脚本などを見て、作詞作曲するので、メロディーや歌詞が大きく評価されるあいみょんさんには非常にマッチしやすいのかもしれません。
『初恋が泣いている』はミドルテンポのバンドナンバーです。あいみょんさんらしい切なくも爽やかな楽曲で、編曲はトオミヨウさんが担当されております。トオミヨウさんは、『裸の心』、『マシマロ』、『スーパーガール』などの編曲をされております。あいみょんさんの作品群には、様々なアレンジャーが携わっておりますが、その中でも特に多くの作品の関わる編曲家の1人だといえます。
ちなみに、私自身は、同曲の最後の歌詞【もしもこの世からあの子が消えるなら それもいいかもな 忘れられるなら それもいいかもな】が非常に耳に残りました。「恋の苦しさを忘れたい」という気持ちと、「あの子のことはどうしても忘れらない」というジレンマが良く描かれていると感じます。
『初恋が泣いている』の音域的な特徴についてです。同曲は、おおよそ女性の音域の範囲内(もしくは若干高め)のレンジで歌メロが制作されております。原曲キーでも歌唱可能だと言えますが、人によっては少しキーを調整してもよいのではないかと思います。
一方で、同曲はAメロでmid1F#辺りが多く登場するため、大きなキー下げには向きません。歌い慣れていない人などは若干難しく感じられる部分があるかもしれません。ちなみに、男性が歌う場合は、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
最後に『初恋が泣いている』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(もしくは若干高め)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、頻度が高いため、人によっては歌いにくく感じられるかもしれません。高音域が得意な女性はキーを上げてもよいと思います。
次に、地声最高音hiC#についてはサビで登場します。登場回数は9回とやや多めです。このhiC#はいずれもhiBを伴っております。この辺りは一般的な女性の音域の範囲内(もしくはやや高め)くらいになります。そのため、「高音域が苦手な方」や、「歌い慣れていない女性」などはキーを下げてもよいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1つ程度下げてみてください(♭1)。
『初恋が泣いている』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能です。ただ、Aメロを見ても分かるように、mid1F#,mid1G#辺りの頻度が高いため、大きなキー下げには向きにくいです。ある程度歌い慣れた女性ならば良いですが、人によっては「キーを下げ過ぎると、低音域が歌いにくく」なりえます。もしキー調整をしても難しいと感じた場合は、別の易しめの曲と並行して練習を重ねてください。
『初恋が泣いている』を原曲キーで歌唱する場合、hiC#,hiBといった音階をしっかり歌いこなせる力が求められます。hiB,hiC#辺りは歌い慣れていないとスムーズな発声が損なわれやすいですが、一般的な女性の音域としては比較的克服しやすいです。一方で、Aメロ辺りは比較的低めの音域が多く、低音域から中高音域まで要求されます。そのため、「標準的な音域の女性~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーで合いやすいです。高音域が非常に得意な女性はキーを上げてもよいです。
ちなみに、同曲は、「高音域が非常に得意な男性」ならば原曲キーでの歌唱も可能だと思います。ただ、男性としてはやはり高いレンジですので、高音域が得意な人でもスタミナは必要不可欠です。男性の場合、通常はキー下げ推奨です。
『初恋が泣いている』はドラマの主題歌としてもオンエア中であり、視聴者などには特に思い入れのある楽曲だと思います。カラオケなどでも歌いやすいと思いますので、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。