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『幸せな結末』( 大滝詠一 ) の 音域

こんにちは。今回は大滝詠一の『幸せな結末』(1997)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 今回の楽曲は、アーティストおよびレーベルの公式チャンネルは動画や音源が公開されておりません。そのため、当ブログでも動画の添付は致しません。ストリーミングでは配信されておりますので、興味のある方は、そちらもチェックしてみてください。


『幸せな結末』(大滝詠一)、Shiawase na Ketsumatsu(Eiichi Ohtaki)
『幸せな結末』(大瀧詠一)の音域








【地声最低音】mid1C(C3) 

m2C[か]みをほどいた 君の仕草m1E[が]【Aメロ】
★泣m1E[い]ていm1C[る]ようで む1Em1D[[が さ]わ]ぐよ


【地声最高音】mid2E(E4) ※全体で2回

m2Dm2E[探し[つ]づ]けて [はしゃいだ][の]【Bメロ】


【補足】mid2C#を含むフレーズ一覧

m2C#[あ]ふれる思い 押えきれない【Aメロ[転調₊1]】



 まず、『幸せな結末』についてです。この楽曲は、1997年に男性シンガーソングライターの大滝詠一さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2014年のベストアルバム『Best Always』(ベスト・オールウェイズ)に初収録されました。同作は、大滝詠一さんが2013年に亡くなられてからリリースされたベストアルバムであり、大滝さんとしては初のオールタイムベストアルバムとなります。アルバムは、出荷ベースで10万枚のヒットとなり、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。

 さて、『幸せな結末』はドラマ『ラブジェネレーション』の主題歌として書き下ろされました。同ドラマは平均視聴率が30%を超えるなど爆発的なヒットを記録します。ドラマと楽曲の質も相まって、『幸せな結末』は100万枚を超えるヒットを記録しました(日本レコード協会の認定では出荷ベースで80万枚のダブル・プラチナ認定がなされています)。ちなみに、『幸せな結末』というタイトルは、大滝さんが以前に結成していた伝説的なバンド【はっぴいえんど】から由来しております。


 『幸せな結末』はミドルテンポのバンド曲です。大滝詠一さんはシティ・ポップの草分けの一人として知られていますが、今回の楽曲も落ち着いたオシャレな印象のあるラブソングです。歌メロはAメロとBメロからなっており、シンプルで親しみやすい作品です。終盤にはAメロが転調し、キーが1つ上がります。作曲編曲は大滝さん自身によりなされましたが、作詞は大滝さんとテレビプロデューサー亀山千広さん、同じくフジテレビのディレクター永山耕三さんとの3人が関わっており、「多幸福」名義となっております。

 『幸せな結末』の音域的な特徴についてです。同曲は大よそ一般的な男性の音域の範囲内で歌メロが作られております。そのため、標準的な音域の男性が原曲キーで歌唱することも可能です。
 同曲は低音域がmid1C,最高音がmid2Eであり、J-POPの男性曲としても高くありません。メロディーも親しみやすいため、ビギナー向けの練習曲としてもおススメしやすいと思います。ただ、原曲のように歌いこなすには、やはり力量が求められます。

 女性が同曲をカバーする場合についてです。この楽曲は、島谷ひとみさんや一青窈さんといった歌手がカバーしておりますが、2人は原曲キーよりも7つ高いキー(mid1G~hiB)で歌唱されております。カラオケの時は7つキーを上げられない機種もあるそうので、その場合は、「キーを5つ下げて、1オクターブ上を歌って」ください。この辺りが女性のキー調整の1つの基準になると思います。高音域が得意な女性はもう少し上げても良さそうです。



 最後に『幸せな結末』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】mid2E(E4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1CはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、高音域が得意な男性だと、歌いにくく感じられるかもしれません。高音域が得意な男性はキーを少し上げるのもよいと思います。

 次に、地声最高音mid2EはBメロで登場します。登場回数は全体で2回です。このmid2EはJ-POPの男性曲としては高くなく、比較的取っつきやすい音階です。ただ、歌い慣れていない男性や高音域が得意でない男性だとスムーズな発声が損なわれる可能性があります。油断せずに練習しましょう。


 『幸せな結末』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。今回の楽曲は、音域も標準的であり、メロディーやリズムも難しい部分が少ないため、ビギナーの練習曲にも向きやすいのではないかと私は分析しました。

 『幸せな結末』を原曲キーで歌唱する場合、mid2C~mid2Eといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内です。反面、高音域が得意な男性だと低く感じるかもしれません。
 こうしたことを踏まえると、「標準より低め~標準より高めの男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。落ち着いたニュアンスの作品であるため、繊細な歌唱表現が不可欠になりますが、練習曲としては使いやすいと思います。


【まとめ】

①「高音域が苦手男性」、「標準より低めの音域の男性」でもおすすめ
②リズムやメロもシンプルで練習曲向き
③落ち着いた雰囲気の曲なので、声を張りすぎないように気を付けたい

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コメント

  1. 名無し より:

    リクエストさせていただいた者です。調査ありがとうございます。
    体感mid1Aくらいあると思ってましたが、思ってたよりは少し高めでした。

    記事とは関係ないのですが、LOOKというアーティストの「シャイニンオン 君が哀しい」をリクエストします。昭和発売の曲としては非常に高いため、是非取り上げていただけたらなと。

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      リクエストありがとうございます。
      初めて聴いたのですが、いい曲です。