『世界中の誰よりきっと』(中山美穂&WANDS)
【地声最低音】mid1F#(F#3)
★m2A[ま]ぶしい季節がぁ[ぁ] 黄金色にm2F#–hiA[ま[ち]を染]めて【Aメロ】
★君のよm2A–m1F#[こ[が]おそっm2G–F#[と]つ]つん[で]た
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で21回と多い
★hiB[きっ]と2G–hiA–B[偶[然[じゃ][な]いよ【Bメロ】
★目m2G–hiA–hiB[覚[め[て]はじhiB–A–2F#[め]て]気]づく【サビ】
★つのる想いに hiB[oh] A[oh]
【補足】mid2G~hiAを含むフレーズ一覧
★2F#–G–hiA[ま[た[めぐり逢え]たのも【Bメロ】
★心m2F#[の]どこかで待ってhiA[た]
★m2A–hiA–m2G–F#[せ[か]いじゅ]う]のだれよ[りき]っと【サビ】
★あm2G–F#[つ]いゆ]め見てた[か]ぁら
★きせm2F#[つ]を越[えm2G[て] hiA[い]つでも
『世界中の誰よりきっと』はメインボーカルを中山美穂さんが務め、コーラスをWANDSの元メインボーカル上杉昇さんが担当しています。シングルは、ドラマ『誰かが彼女を愛してる』の主題歌としてタイアップが付き、200万枚を超える大ヒットを記録しました。作詞は中山美穂さんと上杉昇さん、作曲は織田哲郎さん、編曲は葉山たけしさんによりなされました。
同曲は中山さんを代表するシングル曲ですが、同時にWANDSはこの作品をきっかけに知名度が一気に上昇し、『もっと強く抱きしめたなら』(過去記事)の大ヒットにつながりました。ちなみに、同曲はWANDSもアルバムの1曲としてセルフカバーしており、原曲より2つ低いキーで歌唱されています(mid1E~hiAであり、男性曲としては高い)。
『世界中の誰よりきっと』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域の範囲内(体感的には若干高いかも)で歌メロが作られています。一般的な音域の女性が原曲キーで歌唱可能ですが、場合によっては少しキーを下げてもよいかもしれません。
同曲は全体を通してmid2F#~hiB辺りの中高音域がよく登場します。とりわけ、サビではhiA~hiB辺りが多いです。おおよそ一般的な女性の音域の範囲内であり、一般的な音域の女性が原曲キーでの歌唱が可能そうです。ただ、hiBなどの登場回数が多いため、人によってはやや高音感があります。高音域が苦手な人などはキーを下げてもよいかもしれません。低音については、一部でmid1F#等の音階が登場しますが、頻度としてはmid2A辺りが多いです。こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な女性」などはキーを上げるのもよいと思います。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから4~5つ程度下げてみてください。ちなみに、WANDSはセルフカバーでmid1E~hiAのレンジで歌唱しています。「高音域が得意な男性」などはこのWANDSのバージョンを参考にしてみるのもよいと思います。
最後に『世界中の誰よりきっと』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(体感的には少し高い可能性がある)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。登場回数は2回程度です。このmid1F#に次ぐ低音としてはmid2A辺りが複数回登場します。高音のレンジなども考慮すると、「高音域が非常に得意な女性」などはキーを上げるのもよいと思います。
次に、地声最高音hiBはサビを中心に21回程度登場します。hiBに次ぐ地声高音としては、hiAがピークとなる場面が全体で11回程度登場します。こうした点を考慮すると、大よそ女性の音域の範囲内か、もしくはやや高めです(hiBの登場回数などを考慮した)。一般的な音域の女性が原曲キーで歌唱可能そうですが、場合によっては少しキーを下げるのもよさそうです。また、歌い慣れていない女性だとhiBなどはスムーズ発声が損なわれやすいです。ただ、hiBなどは比較的克服しやすい中高音でもありますので、少しずつ練習を重ねてみてください。
『世界中の誰よりきっと』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。一方、今回は音域がそれなりに広いため、ビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。
同曲はメロディー自体は比較的わかりやすく、リズムなども取りやすそうです。ただ、原曲では一部で副旋律の音声が大きく、メインボーカルが若干聞き取りにくい場面があります。そのため、音程が分かりにくい場合はライブの音源なども参考にしてみてください。また、女優の上白石萌音さんがカバーしたバージョンは主旋律が明瞭でわかりやすいですので、そちらも個人的にはおススメです(ただしこのバーyジョンはラストサビで転調しキーが1つ上げる)。音域がマッチするのであれば練習曲には向きやすいと思います。
『世界中の誰よりきっと』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiBといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はABメロではmid2G~hiA等が登場し、サビではhiB等がよく見られます。低音については、mid1F#が一部で登場します。
こうした点を考慮すると、「標準的~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が得意(or非常に得意)な女性」については少しキーを上げてもよいと思います。
【まとめ】
①AメロBメロサビと盛り上がる。Bメロサビは中高音が中心
②原キーだと「標準的~ある程度高音域が得意な女性」に合いそう
③音域がやや広いが、メロがよくカラオケ向き(練習曲によい)
④原曲の音程が少し聞き取りにくいので注意(カバーなども参考にするとよい)
コメント
中山さんの訃報は本当にショックでした
嘘であってほしかったです
WANDSのバージョンも好きでこちらをよく歌いますがhiA多くて結構しんどいですよね
年齢から考えると衝撃的でしたね
WANDSのバージョンはこの間初めて聴いたのですが
こちらも原キーだと男性にはかなり難しいと思います
上杉さんのサビコーラスhiA連呼部分が好き
コーラスいいですよね
一瞬力強い女声のようにも聞こえます
リクエストです!
Adoさんの「ドメスティックでバイオレンス」と
「初夏」の音域調査お願いしたいです!
リストアップしておきます
リクエストありがとうございます
リクエストした者です。ありがとうございました。
こちらこそありがとうございます
リクエストして間もないですが、調査しやすい曲だったので
早めに記事にしました。参考になれば幸いです