(2023/11/10)記事を全面的に加筆しております
こんにちは。今回はUNISON SQUARE GARDENの『シュガーソングとビターステップ』(2015)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
『シュガーソングとビターステップ』(UNISON SQUARE GARDEN)
【地声最低音】mid1F#(F#3)
★こんなm1G#–m1G[日[常]を]平和と見間違う【Aメロ】
★人形とさして変わm1F#–1G#[ら]ない[し])
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で34回と頻出
★うhiA#–hiB[れ[し]そ[う]だっ])たりさA#–B[び[し]そ[う]だっ]たり【Bメロ】
★うhiA#–hiB[た[と]リ[ズ]ム])になる
★hiA#–hiB^-m2G#[あ[ま]く]て]苦く[てA#[目]が]ま[わ]り[そうA#[で]す【サビ】
★驚hiB–A#–G#[か]せ]て]し[まうhiA[よ]る]になる
★hiA[I] hiB[feel] 上々 m2F#[連]鎖に[なっ]て[リフ[レク]ト]
★ (僕たちを僕たちたらしめる証明になる)、hiB–A#–G#[Q]E]D]【Dメロ】
★(世界中を)驚hiB–hiA#[か]せ]続A#–B[け[よ]う]【ラストサビ】
【補足】mid2G#(一部略)~hiA#を含むフレーズ一覧
★m2F#[超天変地異]みたいな狂騒にも慣れて【Aメロ】
★rambl[ing]m2F# coa[s[ter]m2G# 揺さぶらG#–hiA#[れ[な]が]ら]★(世界中を)驚hiB–hiA#[か]せ]続A#–B[け[よ]う]【ラストサビ】
【補足】mid2G#(一部略)~hiA#を含むフレーズ一覧
★m2F#[超天変地異]みたいな狂騒にも慣れて【Aメロ】
★m2G#–hiA#[よ[い]ま]ち[を] 行く[ひA#[と]だ]か[り]は【Bメロ】
★コントラストm2F#[が] F#–m2G#[ご[せ]ん[ふ]を]飛び回り
★m2G#[ピー]ナッツ[アン]ドビ[ターhiA#[ステップ]【サビ】
まず、『シュガーソングとビターステップ』についてです。この楽曲は、2015年に3人組ロックバンドUNISON SQUARE GARDENによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2016年のフルアルバム『Dr.Izzy』に初収録されました。
同アルバムには、シングル『シュガーソングとビターステップ』の他に、MVが公開された『パンデミックサドンデス』、『mix juiceのいうとおり』、『アトラクションがはじまる(they call it “NO.6”)』といった作品が収められております。アルバムは5万枚を超えるヒットを記録し、当時のユニゾンの最高売上を更新しました。
さて、『シュガーソングとビターステップ』は内藤泰弘さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『血界戦線』のエンディングテーマとして書き下ろされました。『血海戦線』は2021年時点でシリーズ累計600万部を超える人気作です。楽曲の質も相まって、同曲はCDシングルとして10万枚のセールスを記録、配信部門でも50万ダウンロードを記録し、日本レコード協会よりダブル・プラチナ認定がなされました。アニメソングとしても人気が高く、カバーも多くなされております。
『シュガーソングとビターステップ』はミドルテンポのバンド曲です。小気味のいいギターサウンドが印象的な作品であり、歌メロもAメロBメロサビと展開します。後述しますが、全体的にボーカルの高音が際立つ作品であり、そうした点が楽曲の陽気さなどにも関わっております。作詞作曲はベースギターを担当する田淵智也さん、編曲はバンドによりなされました。
『シュガーソングとビターステップ』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジ(体感的には「かなり高い」)で歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は、歌い出しからmid2Fが登場する等、曲全体を通して中高音域が非常に多く登場します。最高音のhiBやhiA#などの登場回数も多く、男性曲としてはかなり高音感があります。そのため、「高音域が得意な男性」であってもスタミナが求められそうです。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、個人差はありますが、原曲キーがマッチするという人も一定数いるのではないかと思います。今回は個人差があるため、標準より低めの女性などはキーを下げた方がより安定するかもしれません。また、高音域が得意な女性などはキーを上げてもよいと思います。私なりの推測では「標準よりやや低め~標準的な音域の女性」などは原曲キーが合うのではないかと考えております。
最後に『シュガーソングとビターステップ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い(体感的には「かなり高い」)です。。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、mid1F#は男性の音域としてはやや高いため、相対的に中高音域が登場ます。また、最低音が高い分、女性が原曲キーで歌うことも一応は可能そうです(「高音域が得意な女性」は少しキーを上げるのもよい)。
次に、地声最高音hiBはBメロやサビで登場します。登場回数は全体で35回程度とかなり多いです。このhiBに次ぐ地声高音としては、hiA#がピークとなる場面が全体で27回見られます。いずれも男性の音域としては高いため、通常はキー下げを推奨します。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。
『シュガーソングとビターステップ』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意なレンジに調整することができると思います。一方、今回の楽曲はリズムなどが少し難しい部分があり、息継ぎなども大変そうです。そのため、ビギナーの練習曲には少し難しいと私は分析しました。
『シュガーソングとビターステップ』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiBといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ今回はhiA#やhiBといった音階が頻出し、男性曲としては相当高音感があります。そのため、スタミナなども不可欠になりそうです。
こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な男性」や「標準よりやや低め~標準的な音域の女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りで、男性曲としては高い(体力も必要)
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」などに合いそう
③「標準よりやや低め~標準的な音域の女性」なども合う可能性がある
④音域的には女性の方が原キーチャレンジしやすそう(人によってはキー上げ推奨)
コメント
Mrs.GREEN APPLEの日々と君お願いします!!
「歌詞については、」から始まる段落の、「こんな日を」の部分は「こんな日常を」だと思います!
>>2
教えていただきありがとうございます。修正しました。
この曲は、カラオケでも良く歌うのですが…ミスが出てしましました。
感謝いたします。