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『アルペジオ』([Alexandros])の音域

 こんにちは。今回は[Alexandros]の『アルペジオ』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。同曲は、かなり以前からリクエストされていたのですが、なかなか取り上げられずにいました。


『アルペジオ』([Alexandros])、Arpeggio([Alexandros])
『アルペジオ』([Alexandros])の音域






【地声最低音】lowG#(G#2) 

lowG#[あ]なたの喜びm1C#[ぃ わ]からない[の]【Aメロ】

※低音が苦手な方は無理しなくてよい。m1C#等で代替してもよい

【地声最高音】hiC#(C#5)  ※各サビ3回(曲全体で9回)

★だhiA#[れ]hiC[の]hiC#[も][ので]A#[もない]「私」があるから【サビ】


【補足】mid2G#hiCを含むフレーズ一覧

★I know I’m so m2G#[lost] 愛想m2F[わ]らいで 誤魔化[せ]なくっG#[て]【Aメロ】
★冷たいm2G#[よ]る 空はクリア過ぎて【Bメロ】
★わm2G#[たし]の心をm2Fm2F#[あ[ぶ]り]だす

★笑われても 嫌われても まhiC[も]hiA#[りぬ]m2G#[くよ]【サビメロ】
m2F[に]らむよ、[に]らむよ 嘘いつF-m2F#[わ[り]な]い「私」で
★We’re going up and down, you know Say m2G#[NO] m2F#[to] F[the] world【2番サビ後半】

 まず、『アルペジオ』についてです。この楽曲は、2018年に4人組ロックバンド[Alexandros]によりリリースされたアルバム『Sleepless in Brooklyn』(スリープレス イン ブルックリン)に収録されております。アルバムのリード曲にあたり、リリースに先立ち、[Alexandros]のYouTube公式チャンネルでもMVが公開されました。MVは2021年9月現在、900万回以上の再生回数を記録しており、同アルバム曲の中でも非常に人気の高い作品の1つといえます。
 ちなみに、同アルバムは、タイトルにあるように、ニューヨークのブルックリンで収録されております(ただ、『アルペジオ』に関してはニュージャージーで収録されたようです)。
 『アルペジオ』はセガゲームスよりリリースされたPlayStation 4用ゲームソフト『JUDGE EYES:死神の遺言』のために書き下ろされました。同作は、『龍が如く』シリーズで知られる龍が如くスタジオの新作であり、SMAPの木村拓哉さんが主役を演じていることで話題を呼びました。木村拓哉さんは、『アルペジオ』のMVにも登場し、MVの映像も一部木村さんが撮影しているそうです。
 
 さて、『アルペジオ』はミディアムテンポのロックナンバーです。タイトルにもあるようにギターではアルペジオ奏法が用いられております。歌メロについては、AメロBメロサビと展開します。ラストサビの【誰の物でもない「私」があるから 】メロの音程自体は1番と同じなのですが、1音1音が短く区切られており(スタッカート)ます。そうした点が、私自身は非常に耳に残りました(音域のみに着目すると見逃されがちなので、ここで記述しておきます)。

 『アルペジオ』の音域的な特徴についてです。同曲は男声としては高いレンジで歌メロが作られております。一般的にはキーを下げた方が歌唱しやすいです。一方、低音部分については、上のピアノ画像が示す程低音はきつくないです。よって、キー調整なども意外と可能であると思います。


 最後に『アルペジオ』の音域についてですが、【地声最低音】lowG#(G#2)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音lowG#はAメロで登場します。このlowG#は通常はかなり低いのですが、フレーズの先頭などに登場する場合は、別の音などに置き換えても違和感が少ないです。よって、ピアノ画像などが示す程に低音感はないと思います。低音が得意でない人は、mid1C#辺りに置き換えてもよいと思います。

 一方、地声最高音hiC#はサビで登場します。各サビで3回ずつ、曲全体で9回ずつで、やや多めです。また、hiCなどのも登場するため、男性としてはかなり高い部類になるといえます。一般的には、キーを下げた方が歌唱しやすいです。だた、ボーカル担当の川上洋平さんはhiC#,hiCなどではかなり声を張っております。よって、キーを下げるにしても、高音域でパワフルな歌唱が求められると私は考えました。

 『アルペジオ』は低音に少し余裕があり、キー調整は可能です。高音域が男声としては相当高いですので、キー調整をするにしても、ある程度高音域が使いこなせることが必須になると思います。そのため、ビギナーなどには向きにくい作品であり、歌い慣れた人向け、もしくは高音域が得意な人向けの作品といえます。
 同曲を原曲キーで歌唱する場合、先にも述べたようにhiC#,hiCなどをしっかり歌いこなせる必要があります。また、同曲はAメロBメロ辺りでもmid2G#が登場する等、要所要所で中高音域が求められます。その辺りも踏まえて練習に励んでください。

 『アルペジオ』はバンド曲ということもあり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。全体として高音域が要求される作品でありますが、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. ぴたっくま より:

    カラオケでかなり頻繁に歌う曲です、初めて聞いときから歌いたい衝動に駆られるような曲だと思いました
    最低音は一瞬で大事なのはmid1C#なんですね、サビは当然高いですが、メロ内でも音域が上に下に行くのでメロだけでもレンジが結構広いと思いました。(メロでも実はhi域行ってると思いました)

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。

      確かに。ABメロ辺りはアップダウンが激しいんですよね。
      その辺り言語化出来ずに、モヤモヤしながら記事書いてたんですが
      ぴたくまさんの指摘で納得できました。
      記事だと少なく見えますが、m2G#は結構多く登場してますね。

      • ぴたっくま より:

        苦虫潰したかおで~のとこもhiC#まで上がってますか?

        • もりっしー より:

          上がってます。だから、
          【偽って笑うぐらいなら 苦虫潰した表情(かお)で】はhiC#が2回ですね。
          記事中に表記した方が良かったかもしれません。

  2. 名無し より:

    リクエストです。go!go!vanillasの平成ペインをお願いします

    • もりっしー より:

      確かにバニラズは取り上げてないですよね。
      リストアップしておきます。