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『さよならサマータイムマシン』(UNISON SQUARE GARDEN)の音域

 こんにちは。今回はUNISON SQUARE GARDENの『さよならサマータイムマシン』(2012)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、『さよならサマータイムマシン』はカップリング曲でありながらミュージックビデオが制作されており、レーベルの公式チャンネルでショートバージョンの公開がされております。今回はそのMVを添付いたします。


『さよならサマータイムマシン』(UNISON SQUARE GARDEN)
『さよならサマータイムマシン』(UNISON SQUARE GARDEN)の音域







【地声最低音】mid1G#(G#3) 

※【補足】をご参照ください

【地声最高音】hiB(B4)  ※曲全体で15回程度

★さm2G#[よ]hiB[な]ら こ[の]hiA[き][お]くだ[け]【サビ】
★溢れたhiAm2G#[ね]がい]hiB[ら]A[飛][ん]でいくようだ 

★遠すm2G#[ぎ]hiA[た]hiB[こ]ころ と[ど]A[なく][て]霧隠れ【Cメロ】
★それでm2G#hiA[も[き]hiB[み]まで進B[め]

★ (まだだよと言われても)m2G#hiAhiB[止[め[ら]れないから【ラストサビ】
★ (もう無い 鼓動の向こうへ) 向hiAhiB[こう[へ] A[こう]


【補足】mid2G#hiAを含むフレーズ一覧

★境界線一歩前で自問m1G#[自][を]サイコロhiAm2G#[でう][な]う]【Aメロ】
★(未然 事前さえ無いあまりに) hiA[ぼ]m2F#[く]は気づけない

★うだるようhiAm2G#[な][差]m2F#[し][は]【Bメロ】
★魔法m1G#[と]いうm2F#[には]m2G#[粗]末な
★過ちhiAm2G#[を]生]m2F#[む]謎が[あ]G#[る]
m2G#m2F#[こ]の]夏はどこで途切hiAG#[れ]る]の?
m2F#[なん]hiAm2G#[き]み]がは[な]

★そうm2G#hiA[消[さ]な]いように 心へA[か][く]れんぼ【サビ】
hiA[時]間の向A[こう]m2G#[へ]

★ 君がこの世界から切り離されて 最後のhiAm2G#[た]び]A[出]る]【ラストサビ】

 まず、『さよならサマータイムマシン』についてです。この楽曲は、2012年に3人組ロックバンドUNISON SQUARE GARDENによりリリースされたシングル『流星のスコール』のカップリング曲として収められております。アルバムとしては、2019年にリリースされた15周年記念カップリングベストアルバム『Bee-Side Sea-Side 〜B-side Collection Album〜』に収録されております。
 『さよならサマータイムマシン』はカップリング曲でありながらミュージックビデオが制作されており、レーベルの公式チャンネルでも一部が公開されております。

 『さよならサマータイムマシン』はアップテンポのバンドナンバーです。「初期の頃にやってた曲作りのやり方に立ち返ってみようというテーマで作った曲」(引用元)だそうです。そうしたこともあってか、ギターの良さが非常に活きております。歌メロについては、AメロBメロサビといった形で作られておりますが、2番以降はCメロBメロラストサビと展開します。演奏時間は4分半程度の楽曲ですが、体感的には凄くコンパクトで密度濃く感じます
 同曲はタイトルや歌詞内容が特徴的であり、どことなくループ物の青春アニメのような印象を受けます。何も知らなければタイアップ曲として作られたものではないかと感じるような気がします。歌詞の側面でも強く耳に残る作品です。

 『さよならサマータイムマシン』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性としては高いレンジで歌メロが作られております(「かなり高い」と表現してもよいかもです)。ユニゾンの一つの特徴でありますが、楽曲全体を通して中高音帯が頻出する作品となっており、スタミナなどは必要不可欠です。最高音hiBの作品としてはかなりしんどいのではないかと思います。逆に女性などは原曲キーでチャレンジしやすい楽曲と言えます。


 最後に『さよならサマータイムマシン』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiBについてはサビ等を中心に登場します。曲全体で15程度登場し、かなり多い部類になります。上述のように同曲はmid2G#~hiA辺りが頻出し、男性曲としては相当高い楽曲となっております。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。目安としてですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください(♭3)。

 『さよならサマータイムマシン』は低音部分に余裕があり、キー下げなどはしやすいです。歌い慣れた人はもちろんですが、歌い慣れていない人向けの調整も可能だと思います。ただ、歌い慣れていない人向けの調整をするためには大きなキー下げが必要になるので、その点で違和感を持たれる方も多いかもしれません。その点は留意しておいてください。キー下げに抵抗が無いのであれば、練習曲としても悪くないと思います(一部リズムなどが取り辛い部分はありますが)。


 『さよならサマータイムマシン』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiB辺りがしっかり歌いこなせる力が求められます。先述しておりますが、同曲は男性曲としてはかなり高く、「地声最高音hiBの男性曲なら歌える」という男性でも結構しんどいのではないかと思います。スタミナなども必要不可欠であります。ある程度高音域が得意な男性であっても大変な曲だと念頭に置いて練習に励んでください。また、女性は原曲キーで歌いやすいと思います(高音域が得意な方はキーを上げても良い)。

 『さよならサマータイムマシン』はアップテンポのバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいです。私自身は歌詞なども非常によく、シングル曲でも正直悪くないのではないかと感じました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. 齋藤 より:

    リクエストにお応えして頂きありがとうございました!!
    この曲の疾走感がとてもユニゾンっぽくて好きなんですよね笑
    この曲の良さを再確認できました
    またよろしくお願いします!!!

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      個人的には歌詞も非常に好きな作品です。
      知れてよかったです。
      ご紹介ありがとうございます。