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『Habit』(SEKAI NO OWARI)の音域 『ホリック xxxHOLiC』主題歌

こんにちは。今回はSEKAI NO OWARIの『Habit』(2022)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『Habit』(SEKAI NO OWARI)
『Habit』(SEKAI NO OWARI)の音域







【地声最低音】mid1C(C3) 

★隠キャ陽キャ? 君らは分類しないとどうにもm1F[落ち着かない]【Aメロ】
★そんな無責任m1D#m1C#[にな[りは]し]D#C#m1C[ぁ[ぁ[ぁい]【Bメロ】

※Bメロではmid1D#,mid1C#辺りが多く、女性には辛い。


【地声最高音】mid2F(F4)  ※曲全体で20回超

★君m2D#m2F[た[ちっ]た][何でもかん]でも【Aメロ】
★覗いていかない? 気分が乗らm2D#m2F[な[い?]
★たm2D#m2F[と[えば持って]る][に 出せない]ヤツ

★自m2F[分で自分を]m2D#[分類する]なよ【サビ】
★壊して見せろm2D#[よ] m2FD#[その]Bad] Habit

 まず、『Habit』(ハビット)についてです。この楽曲は、2022年に4人組ロックバンドSEKAI NO OWARIによりリリースされたシングル作品です。最新シングルですので、アルバムには未収録です。この楽曲は、現在配信限定のシングルですが、6月下旬にフィジカルでのリリースが予定されております。
 『Habit』は中毒性のある歌メロのみならず、ミュージックビデオのダなども話題を呼んでおります。セカオワのYouTube公式チャンネルで公開されているミュージックビデオは、15日程度で既に600万回を超える再生回数を記録しております。ストリーミングランキング等でも上位に位置しております。

 さて、『Habit』はCLAMPによる同名漫画を原作とした映画『ホリック xxxHOLiC』のために書き下ろされました。同漫画は、2003年より週刊ヤングマガジンで連載されており、1400万部を超える大ヒット作となっております(途中休載などを挟んでおります)。
 ちなみに、CLAMP(クランプ)というのは、女性作家4名からなる漫画家集団であり、1980年代より活動されております。代表作として、『魔法騎士レイアース』、『カードキャプターさくら』、て『東京BABYLON』などがあり、海外にもファンの多い作家であります。


 『Habit』はミドルテンポのバンド曲です。バッキングギターなどが非常に印象的であります。セカオワはバンドサウンドにこだわらないアレンジも多いため、私自身はより耳に残りました。また、歌メロは韻を踏んだリズムが印象的であり、歌詞も非常に長いです。歌メロは歌い回しが比較的速く、カラオケなどでは歌詞をしっかり覚えておく必要があります。
 ちなみに、『Habit』とは、英語で「癖」、「傾向」、「習性」などの意味があります。歌詞の中でも「習性」という言葉があり、「人間は様々ものをジャンル分け、分類したがる」といった趣旨から歌詞が始まります。

 『Habit』の音域的な特徴についてです。同曲は、大よそ一般的な男性の音域の範囲内で歌メロが作られております。ただ、地声最高音mid2Fの登場頻度が非常に高いですので、場合によっては少しキーを下げてもよいと思います。
 ちなみに、女性がこの『Habit』を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が合いやすいと思います。同曲は、Bメロでは最低音mid1Cが登場し、mid1C#,mid1D#辺りの登場頻度も高いです。この辺りは女性の音域としては相当低く、女性曲でも極々稀に1~2音登場する程度です。そのため、今回のようにmid1C#,mid1D#辺りが繰り返されるような場合は、キーを上げた方がよいといえます。



 最後に『Habit』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】mid2F(F4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内(もしくは若干高い)といったところです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1C#はBメロで登場します。この辺りは、男性の音域の範囲内ですが、人によっては少し歌いにくく感じられるかもしれません。また、女性の音域としては相当低いです。女性の場合は通常キーを上げた方が歌いやすいと思います。

 一方、地声最高音mid2FはAメロやサビ等で登場します。登場回数は20回以上と非常に多いです。通常、mid2Fは男性の音域の範囲内ですが、歌い慣れていない人はスムーズな発声が損なわれやすいです。また、歌い慣れた人であってもこれだけの頻度登場すると、人によってはかなり辛く感じられる可能性があります。原曲キーでも良いですが、場合によってはキーを下げることも選択肢だと私は考えました。


 『Habit』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することが可能だといえます。一方、ビギナー向けの調整も可能ですが、人によっては若干歌いにくく感じられるかもしれません。
 『Habit』は歌メロが比較的速く、慣れていないとメロの途中でつまづいたりしそうです。そのため、歌詞やリズムなどはしっかり覚えておいた方が良いです。同曲は韻を踏んだメロなどが印象的ですので、歌詞やメロ、リズムの取り方の重要性がより高いといえます。

 『Habit』は地声最高音mid2Fの登場頻度が非常に高いですが、最近のJ-POP男性曲と比較するとそこまで高い方ではありません。そのため、一般的な男性でも原曲キーでのアプローチがしやすく、慣れない人も練習次第で努力が結実しやすいといえます。私としては、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な男性」位の方が余裕を持った歌唱が出来ると分析しました。

 『Habit』は歌メロがリズミカルであり、バンドサウンド等も心地よいです。カラオケなどでも歌いやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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