『炎と森のカーニバル』(SEKAI NO OWARI)
【地声最低音】mid1C#(C#3)
★m1E[YO]KOHAMAにあるE–m1C#–D[ゆうえ[ん]地]の]【Aメロ】
★魔法使いはm1E[僕に言っ]たんだ この恋は秘密にしておm1E[くんだよ]【サビ】
★さもなければm1E[この子のい]のちが危ないと。
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で3場面(計6回)
★今宵、m2F#–hiA–m2G#^[僕が([ま]ね[か]れ]たカー]ニバル【サビ】
【補足】mid2D~mid2Eを含むフレーズ一覧
★「コスモパニック」のひm2D[じょ]うぐち【Aメロ】
★鐘がなった パーティーがm2D{は]じまる
★炎と森のm2D[カー]ニバル ミイラ男もおD–m2E[どっ[てる]【サビ】
まず、『炎と森のカーニバル』についてです。この楽曲は、2014年にロックバンド・SEKAI NO OWARIによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2015年の『Tree』に初収録されました。同アルバムには、『スノーマジックファンタジー』(過去記事)、『Death Disco』、『Dragon Night』、『RPG』(過去記事)といったシングル曲が収められております。アルバムは50万枚を超えるヒットを記録し、日本レコード協会よりダブル・プラチナ認定がなされました。
さて、『炎と森のカーニバル』はNTTのCMソングとしてタイアップが付きました。バンドの知名度や楽曲の質も相まって、同曲はCDシングルと配信でそれぞれ、10万枚(10万ダウンロード)を記録し、2つの部門でゴールド認定がなされております。
『炎と森のカーニバル』はミドルテンポのバンド曲です。ストリングスやブラスアレンジが盛り込まれており、歌詞なども含めてファンタジックな世界観に仕上がった楽曲です。私なりの印象ですが、セカオワの世界観を象徴するような代表的な作品の1つではないかと思います。
同曲の歌メロはAメロサビで構成され、シンプルな構成となっております。メロディー自体も分かりやすく、何度か聞いているうちに口ずさめるようになるのではないかと思います。作詞作曲はボーカルのFukaseさん、編曲はSEKAI NO OWARIとCHRYSANTHEMUM BRIDGE、ブラスアレンジは福田洋介さんによりなされました。
『炎と森のカーニバル』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は全体でみると、標準的な男性の音域です。ただ、男性としてはキーが高い場面が各サビで1回ずつ登場するため、その点で今回は「標準より高め」としました。今回はmid1Eなどの低音の回数も比較的多く、低音~高音まで広い音域が要求されます。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから4~5つ程度上げた方が歌いやすいのではないかと思います。音域自体が広いため、見た目よりも歌いにくいかもしれません。
最後に『炎と森のカーニバル』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)~【地声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、「やや高め~高め」です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1C#はAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、「高音域が非常に得意な男性」などは歌いにくい可能性のあるレンジであるため、場合によってはキーを上げることを選択肢に入れてください。今回の楽曲は意外と低音域も多く、気が抜けません。
次に、地声最高音hiAはサビで登場します。登場回数は3場面(計6回)です。今回はこのhiAを含む場面だけが得意に高く、それ以外の中高音はmid2D~mid2E程度になります。そのため、「全体としては標準的な音域ですが、一部が男性曲としては高い」という特徴があります。一般的な男性は少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は推測しております。
『炎と森のカーニバル』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することができそうです。ただ、今回は音域が比較的広いです。そのため、ビギナー向けの調整はもしかしたら難しいかもしれません。
同曲はメロディー自体は比較的親しみやすく、リズムもそこまで難しくはありません(サビは少しクセがあるかも)。もし音域が合うのであれば、練習曲にもおススメです。
『炎と森のカーニバル』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~hiAといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。また、今回はmid1Eなどの低音も多く見られるため、低音域も安定した歌唱が不可欠になります。
こうしたことを踏まえると、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キー合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①全体でみると標準的だが、各サビの1か所だけは「標準より高め」
②原キーだと「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な男性」などに合いそう
③低音域も意外と多いので、低音~中高音までしっかり歌いたい
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