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『プレゼント』(SEKAI NO OWARI)の音域

 こんにちは。今回はSEKAI NO OWARIの『プレゼント』(2015)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『プレゼント』(SEKAI NO OWARI)
『プレゼント』(SEKAI NO OWARI)の音域







【地声最低音】mid1D(D3) 

m1Dm2D[知]ら]ないという言葉の意味【Aメロ】
★間違1Gm1F#[え[て]い][ん1F[だ]
m1Em1F#[き]ら]いと言っていたm2D[よ]


【地声最高音】mid2G(G4) ※全体で30回程度

★知らないm2EFm2G[ことは[こ[わ][いか]【Bメロ】
★ひとりm2GF#[ぼ][ち])にF#[な]F[た]くない【サビ】
★その言m2G[葉]言えなくm2FE[っ]て] 心閉ざさ[な]いで
★その言葉返せるm2F#[よ]うに[つm2G[よく] GF#[なり][い])


【補足】mid2D#mid2Eを含むフレーズ一覧

★知m2ED[ら]ない]人のD#[こ]と]いつの間にか【Aメロ】
★誤魔m1E[化]して 自分のこ[と][ぁで] m2ED[き]ら][なE[いで]ぇ]【Bメロ】

 まず、『プレゼント』についてです。この楽曲は、2015年にロックバンドSEKAI NO OWARIによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2021年に発表されたベストアルバム『SEKAI NO OWARI 2010-2019』に初収録されました。同アルバムは、バンド初のベストアルバムであり、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。

 さて、『プレゼント』は2015年の『NHK全国学校音楽コンクール』中学校の部の課題曲として制作されました。そうしたこともあり、全体的にメロディアスで、リズムなども取りやすい楽曲です。サウンド面では合唱、チャイム、ボールのバウンド音等が取り入れられております。作詞はキーボード担当のSaoriさん、作曲はギター担当のNakajinさん、編曲はSEKAI NO OWARIとCHRYSANTHEMUM BRIDGEの共同でなされました。


 『プレゼント』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはやや高め~高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
 同曲はAメロは中低音中心、Bメロサビは中高音中心で歌メロが展開します。低音はmid1E~mid1G辺りが多い点から男性曲としてはやや高めです。また、高音域でmid2Gがロングトーンも含めサビで頻出するため、標準より高めであると私は判断しました。

 女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音域としてmid1Dやmid1Eが登場し、mid1Eなどは比較的目立つ場面です。また女性の得意な高音域などを考えても、いくらかキーを上げた方がより歌いやすいと推測しました。一つの目安ですが、原曲キーから3~5つ程度上げてみてください。



 最後に『プレゼント』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、やや高め~高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1DはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。今回はmid1Eの回数などを考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などは若干歌いにくい可能性があるので注意してください。

 次に、地声最高音mid2GはBメロやサビで登場します。登場回数は30回程度とかなり多いです(ロングトーンも含まれる)。mid2Gは一般的な男性の音域の範囲内とされることが多いですが、ロングトーンや登場回数などを考えると、男性の音域としては高めであると私は判断しました。一般的な男性はいくらかキーを下げた方が歌いやすそうです。。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。


 『プレゼント』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。また、ビギナー向けの調整もそれなりに可能ですが、音域がやや広いため一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。
 今回の楽曲はメロディーが分かりやすく、リズムなども取りやすいです。ただ、一部スケール外の音が用いられるなど微妙な半音移動が見られます。そのため、音程を取るのが苦手な人は注意したいです。音域がマッチするのであれば、練習曲としても適していると思います。

 『プレゼント』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~mid2Gといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はBメロやサビでこれらが多く登場し、サビではmid2Gのロングトーンも見られます。一方、低音域としてはmid1Dやmid1Eが登場し、大よそ標準的です。
 こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。

【まとめ】

①Aメロは中低音中心、Bメロサビは中高音中心
②最高音はロングトーンを含むため、見た目より高い印象
③原キーだと「標準より高め~高音域が得意な男性」に合いそう
④女性はキーをいくらか上げた方が歌いやすい
⑤メロは分かりやすいが、一部音程には注意したい
⑥練習曲には比較的向く

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コメント

  1. 先にリクエストがきてた曲はプレゼントだったんですね。いい曲だしゆっくりなのでカラオケでも高得点狙えそうですね

    • もりっしー より:

      この曲はいいですよね
      音程を取るのが苦手だと少し迷う可能性があるのですが
      そういうメロに慣れるのもよいと思います
      歌詞も素敵です