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『最高到達点』( SEKAI NO OWARI ) の音域

こんにちは。今回はSEKAI NO OWARIの『最高到達点』(2023)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『最高到達点』(SEKAI NO OWARI)
『最高到達点』(SEKAI NO OWARI)の音域






【地声最低音】mid1F(F3) ※重要度は高くない

★弱さを味方につm1F#-G#[けた]ぼ[くは]) 【Aメロ】
★さぁ、m2F[ふっ] m1F2Fm2F#^[か[つだ[目]醒]めの2E[と]きが来た【サビ】


【地声最高音】mid2F#(F#4) ※全体で31回

★無くしm2Em2F#[たもの[が]輝かなくなる【Aメロ】
★分かm2D#m2E[っ[て] [る]m2F#地[だ][明FF#[け[の]と]き]【Bメロ】
Fm2F#^-D#[さいこ[う]と]う]たつて[ん]【サビ】
m1G#[まで]Fm2F#[一気に駆[け]抜]けて行くかF[ら] yeah


【補足】mid2Eを含むフレーズ一覧

★誰よりも高m2D#m2E[く飛[べる]の]だか[ら]【Aメロ】

 まず、『最高到達点』についてです。この楽曲は、2023年にロックバンドSEKAI NO OWARIによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルとしてリリースされました。現在はアルバムに未収録ですが、2024年初旬にリリースが予定されている『Nautilus』(ノーチラス)に収められる見込みです。同アルバムには、『Diary』、『サラバ』、『Habit』(過去記事)『ターコイズ』(過去記事)といったシングル曲が収録される予定です。

 さて、『最高到達点』は、尾田栄一郎さんの同名漫画を原作としたアニメ『ONE PIECE』のオープニングテーマとして書き下ろされました。アニメの主題歌ということもあり、ダンサブルなビートが刻まれたノリの良いバンド曲となっています。歌メロはAメロBメロサビと展開します。最近のJ-POPとしては分かりやすいメロなのではないかと思います。作詞はボーカルのFukaseさん、作曲はギター担当のNakajinさん、編曲はSEKAI NO OWARIによりなされました。


 『最高到達点』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域の範囲内で歌メロが作られております。ただ、今回は全体を通して最高音の回数が多いため、一般的な音域の男性はキーを下げるのも選択肢の1つだと感じました(原キーで歌うのもよいです)。
 同曲は男性曲としては低音がやや高く、曲全体を通してmid2E~mid2F#といった中高音域が多く登場し、かつmid2F#がロングトーンになる部分があります。そのため、最高音はmid2F#ですが、体感的には「標準よりやや高め~高め」なのではないかと私は解釈しております。

 ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回の楽曲は基本となるメロがmid1F#~mid2F#であり、女性の得意な音域を考えると、キーを上げた方が声が活きやすいと思います(理論上は原キーでも歌えなくないですが、かなり低音寄りになります)。一つの目安ですが、原曲キーから4つ程度上げてみてください(高音域が得意な人はもっと上げてよい)。



 最後に『最高到達点』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】mid2F#(F#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内(体感的にはやや高め~高め)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1Fはサビで登場します。ただ、このmid1Fは私個人としてはそこまで厳密な音程にこだわらなくてもよいのではないかと推測しています。低音域としては、mid1F#辺りがしっかり歌えると形になりやすいです。

 次に、地声最高音mid2F#はAメロ~サビで登場します。このmid2F#は一般的には「男性の音域の範囲内」とされることが多いです。ただ、今回のmid2F#は登場回数は31回と多く、ロングトーンなども含まれます。そのため、体感的には高く感じやすいのではないかと私は推測しております。原キーで歌唱可能な方も多いと思いますが、場合によってはは少しキーを下げるのも選択肢だと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1つ程度下げてみてください。


 『最高到達点』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。今回の楽曲は音域はそこまで広くなく、キー調整の融通は利きやすいです。歌い慣れた人はもちろんですが、ビギナー向けの調整も可能なのではないかと私は推測しております。
 また、同曲はメロディーも分かりやすく、テンポも中程度です。そのため、音域がマッチするのであれば練習曲としては非常によさそうです。個人的にはおススメしやすい1曲だと感じております。

 『最高到達点』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2F#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は最高音がそこまで高いわけではないですが、mid2F#の回数が多く、ロングトーンも含まれます。そのため、体感的には少し高いと私は推測しました。
 こうしたことを踏まえると、「標準(よりやや高め)~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しています。


【まとめ】

①最高音は高くないが、全体を通して中高音寄り
②見た目の音域と比較すると、体感的には高く感じやすい
③原キーだと「標準(orやや高め)~ある程度高音域が得意な男性」に合いそう
④メロはシンプルで音域も広くないので、練習曲には使いやすい(カラオケ向きでもある)

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コメント

  1. とくめー より:

    初コメント失礼します
    リクエストさせていただきます
    もしよろしければセカオワの死の魔法をお願いします
    他のサイトで印象の割に最高音が高くない曲だったので
    本当はスターゲイザーをリクエストする予定だったのですが使用音域が極端に狭かったので調査しづらいと思い別の曲にさせていただきました

    • もりっしー より:

      死の魔法リストアップしておきます。
      ちなみに、以前に他の方がスターゲイザーのリクエストをして、
      そちらの調査はおおむね完了してるので、
      近いうちに記事が上がると思います。

      セカオワは他にスノーマジックファンタジーにもリクエストが来てるので
      死の魔法よりも先にそちらが記事になるかもしれません。