『umbrella』(SEKAI NO OWARI)

【地声最低音】mid1D(D3)
★1D–2D[も]う]一2D[度] あの日に1D[も]どれ1G[た]としてm1D[も]【Bメロ】
★m1D–m2D[わ]た]しはきっ2D[とそう]
★m1F–G[あ]め]が静かに[上F–m1E[が[り]【ラストAメロ[転調−5]】
★忘れた事さえ忘m1F[れ] [ら]れてm1D[しまっ]たような
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で2回程度
★そm2F地[の] [とm2G–hiAmix^[き[わ]たし]はきぃ[っ]と【通常サビ】
【裏声最高音】hiC(C5) ※頭サビで登場
★知らないままのA–hiA#^-hiC[ほ[う]が良[かっ][た]【頭サビ(通常サビより5つ高い)】
【補足】mid2F~hiA#を含むフレーズ
★A–hiA#裏[か[が]みに映A裏[る]【頭サビ(通常サビより5つ高い)】
★私m2G裏[は] G裏–F[とうめ]い]だ[っ]た
★私m2D[は 君を]濡らす この[忌々しm2G裏[い]雨]ぇから【Aメロ】
★君をまD–D#–m2F[も[る[た][め]ぇの[そ]れm1G[だけ]ぇの[傘]
★m2F[Ah] この雨m2E[が] m2D[この]ままずっと降れば【サビ】
★m1F[そんな]事は分かm2E–F[っ[て]る] [だF–m2G地[け[ど]
★いつの日hiA裏[か] A裏–G–F[上が]っ]ぁ]て
★A–hiA#裏[か[が]みに映A裏[る]【頭サビ(通常サビより5つ高い)】
★私m2G裏[は] G裏–F[とうめ]い]だ[っ]た
★私m2D[は 君を]濡らす この[忌々しm2G裏[い]雨]ぇから【Aメロ】
★君をまD–D#–m2F[も[る[た][め]ぇの[そ]れm1G[だけ]ぇの[傘]
★m2F[Ah] この雨m2E[が] m2D[この]ままずっと降れば【サビ】
★m1F[そんな]事は分かm2E–F[っ[て]る] [だF–m2G地[け[ど]
★いつの日hiA裏[か] A裏–G–F[上が]っ]ぁ]て
まず、『umbrella』についてです。この楽曲は、2020年にSEKAI NO OWARIによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルとして発表された後に、CDシングルとしても発売されました(『Dropout』との両A面)。アルバムとしては、翌年に発売された『scent of memory』に収められています。同アルバムには、『バードマン』(過去記事)、『Dropout』、『tears』(過去記事)、『silent』(過去記事)といった楽曲が収録されております。
同曲はドラマ『竜の道 二つの顔の復讐者』の主題歌として書き下ろされました。楽曲の質も相まって、同曲はセカオワのYouTube公式チャンネルで2000万回以上の再生回数を獲得しています。
『umbrella』は頭サビで歌メロが始まり、AメロBメロサビと展開します。頭サビは通常サビよりキーが5つ高く、裏声ベースで歌唱されます。全体的にシリアスかつ切ない楽曲であり、ボーカルのFukaseさんも声量を抑えたミックスボイスや裏声による歌唱が特徴的です。作詞作曲はFukaseさん(作曲はSaoriさんとの共同)、編曲はSEKAI NO OWARIによりなされました。
『umbrella』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはやや高め(体感的には「高め」か)のレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、全体でみるとmid2D~mid2F辺りが多く、一部でmid2G~hiA等も見られます。mid2D~mid2F辺りの回数の多さを考えると、体感的には高く感じやすいのではないかと私は分析しました(低音は登場するが、全体で見るとやや中高音寄り)。全体的に切ない曲であるため、裏声もよく見られます。そのため、地声高音が高くない方は、原曲以上に裏声を多用して歌唱するのもよさそうだと感じました。低音域については大よそ標準的(or若干高め)です。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音域としてmid1D辺りが見られるため、女性の音域としてはかなり低い低音になります。一つの目安ですが、原曲キーから3~6つ程度上げてみて下さい。
最後に『umbrella』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、「やや高め~高め」です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはBメロおよび、ラストAメロで登場します。このmid1D辺りは男性の音域としては標準的です。ただ、「高音域が非常に得意な男性」だと少し歌いにくい可能性があるため、場合によってはキーを上げることも選択肢に入れてみてください。
次に、地声最高音hiAは計2回登場します(1番およびラストサビ)。 このhiAに次ぐ地声高音としてはmid2Gがピークとなる場面が全体で3回程度、mid2Fが15回超(概算)登場します。この辺りは男性の音域としてはやや高め~高めであり、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいと推測されます。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
『umbrella』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲はそれなりに音域が広いため、ビギナーなどには一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
今回の楽曲はメロディー自体は比較的わかりやすく、リズムなども取りやすそうです。ただ、要所で転調しているため、音程を取るのが苦手な方は注意してください(比較的克服しやすいとは思います)。全体的に歌声が柔らかであり、裏声と地声の境が無いような発声がされています。そうした点で器用な発声が不可欠になります。
『umbrella』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~hiA(裏声はm2A#~hiC)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はmid2G~hiAなどはサビの一部に限定されますが、mid2D~mid2F辺りが比較的多く、発声も柔らかです。低音についてはmid1D程度であり、大よそ標準的です。
こうした点を考慮すると、「標準よりやや高め~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。個人差はありますが、「高音域が非常に得意な男性」については、少しキーを上げても歌いやすい可能性があります。
【まとめ】
①全体で見るとやや中高音寄りの曲(低音は大よそ標準的)
②原キーだと「標準よりやや高め~高音域が得意な男性」に合いそう
③裏声と地声の器用な使い分けが不可欠
④メロは分かりやすい。音域が合うのであれば、練習曲向き
⑤地声高音が高くない人は裏声を多用しても合うかも
コメント
ありがとうございます!
こちらこそ記事に出来てよかったです
遅くなってかたじけない