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『イタズラなKISS』(day after tomorrow)の音域 [2003年の作品]

 こんにちは。今回はday after tomorrowの『イタズラなKISS』(2003)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、『イタズラなKISS』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルで音源やミュージックビデオが公開されておりません。よって、当ブログでも動画の添付などはありません。


『イタズラなKISS』(day after tomorrow)、Itazura na Kiss(day after tomorrow)
『イタズラなKISS』(day after tomorrow)の音域







【地声最低音】mid2A#(A#3) 

m2A#[ス]マイルばm2GG#[っ[ち]り] G#[か]が]みの前最終チェックして【Aメロ】


【地声最高音】hiC(C5)  ※曲全体で12回程度

hiA#hiC[イタ[ズラなKI]SSして CA#m2G#[な]にくわぬか]おす]【サビ】
m2G#[「好き」]G#hiA#[こ[と][だ]hiC[け]言えないんだ My Sweet Emotion


【補足】mid2GhiA#を含むフレーズ一覧

m2Gm2G#[い[じ]わ]るなわG#[た]し]は子供[じ][て]G#hiA#[い[る?]【サビ】

★(刺激を求めて飛び出したら) 胸hiA#[張]って歩こう【Aメロ】
★道行くひm2G[と]GG#hiA#[み[ん[な]の視線は釘づけ【Bメロ】



 まず、day after tomorrow(デイ・アフター・トゥモロー)について少し説明します。day after tomorrowは2002年デビューし、2005年活動を休止した3人組の音楽ユニットです。楽曲の特徴としては、Every Little Thingなどに代表される電子音楽+バンドのスタイルを取ったポップが魅力でありボーカルはmisonoさんが担当されてます。2002年の『faraway』が日本レコード大賞の新人賞を獲得。その後、着実にセールスを積み上げていきした。
 day after tomorrowの知名度を大きく挙げた楽曲が、『Starry Heavens』(スターリー・ヘブンズ)です。この楽曲は、ゲームソフト『テイルズ オブ シンフォニア』のCMソング・テーマソングとして書き下ろされ、大きな話題を呼びました。今回取り上げる『イタズラなKISS』などとともにday after tomorrowで特によく知られた楽曲の1つです。ユニットは2005年に活動を休止し、現在メンバーは別バンドで活躍したり、楽曲提供したり、各々の道を進んでおります。ボーカルのmisonoさんはソロ歌手やバラエティータレント、YouTuberなどでも活躍中です。


 さて、『イタズラなKISS』についてです。この楽曲は、2003年にday after tomorrowによりリリースされたシングル作品『DAY STAR』(デイ・スター)に収録されております。同シングルはトリプルA面のシングルとなっており、今回の『イタズラなKISS』は2曲目に収められました。アルバムとしては、2004年の『primary colors』(プライマリー カラーズ)に収録されております。同アルバムは、先述の『Starry Heavens』なども収められており、当時15万枚以上のCDセールスを記録しました。

 さて、『イタズラなKISS』は高橋留美子さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『犬夜叉』のエンディングテーマに起用されました。知名度としては先述の『Starry Heavens』には及ばないかもしれませんが、アニメのタイアップ、楽曲の質も相まって、今もなお愛され続ける楽曲となっております。作詞はボーカルのmisonoさん、作曲はギター担当の北野正人さん、編曲は五十嵐充さんとday after tomorrowによりなされております。五十嵐さんはEvery Little Thingの作詞作曲アレンジャーとしても知られております。
 ちなみに、『犬夜叉』は1996年から2008年まで連載された漫画作品で、2020年時点で累計発行部数が5000万部を突破しました。2020年には同漫画の続編となるアニメシリーズ『半妖の夜叉姫』が放送され、大きな話題となりました。当ブログでは、以前に『半妖の夜叉姫』のエンディングテーマとなった緑黄色社会の楽曲『結証』(過去記事)を取り上げております。

 さて、『イタズラなKISS』の音域的な特徴についてです。同曲は、大よそ一般的な女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。また、低音域に余地があり、キー調整もしやすいです。
 同曲は、頭サビで歌メロが始まり、AメロBメロサビと展開します。全体的に親しみやすいポップ曲でり、また難しいリズムなども少ないです。そのため、練習曲としては比較的使いやすい楽曲なのではないかと思います。


 最後に『イタズラなKISS』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見てきます。

 まず、地声最高音hiCはサビで登場します。登場回数は全体で12回で多めです。このhiCは大よそ一般的な女性の音域の範囲内です。ただ、歌い慣れていないとスムーズな発声が損なわれやすいです。そのため、高音域が苦手な方や歌い慣れていない女性は少しキーを下げてもよいと思います。音域的には比較的努力が報われやすいですので、少しずつ練習を重ねてください。

 『イタズラなKISS』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。歌い慣れた人はもちろんですが、ビギナー向けの調整もある程度可能なのではないかと私は分析しました。同曲はリズムなども取りやすく、練習曲としては使いやすいです。個人的にはおススメしやすい作品だと感じております。

 『イタズラなKISS』を原曲キーで歌唱する場合、hiC,hiA#といった音域を安定して歌いこなす力が求められます。ただ、同曲は、hiCが登場するのはサビだけであり、AメロBメロは比較的低めであります。難しい裏声表現などもないため、標準的な音域の女性でもアプローチしやすいのではないかと思います。私なりの分析では、「やや低め~標準的な音域の女性」などが合いやすいのではないかと考えました(高音域が得意な女性が歌えないというわけではないです)。
 ちなみに、同曲は「高音域が(非常に)得意な男性」なども原曲キーでの歌唱が可能だと思います。男性にとっては高いレンジですので、スタミナなどは不可欠ですが、高音域が得意な男性などは意外と合いやすいのではないかと推測しております。

 『イタズラなKISS』は親しみやすいメロディーおよびサウンドであり、カラオケなどにも向きやすいです。音域的にも融通が利きやすく、練習曲としておススメしやすいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. O.Y より:

    清水美依紗さんのHigh Fiveの音域
    調査お願いします

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      可能であれば、ラストサビの副旋律の高音も調べたいです。