(2020/08/01)MVがフル公開されましたので、添付いたします。

 こんにちは。今回はback numberの『花束』(2011)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です(返信できずで、すみませんでした)。

 なお、『花束』はアーティストやレコード会社の公式チャンネルでフル配信されていません。よって、当ブログにおいてもショートバージョンの動画を添付いたします。ご了承ください。


『花束』(back number)、Hanataba


【地声最低音】mid1A(A2)  ※Aメロ

★どう思う?1A[こ]れから2人で やっていけると思う?


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※転調後サビで2回

★ふたhiA#{りが]mid2G[忘]mid2F[れな][け][れ]
★きmid2F[っ]mid2G[と]hiA#[す]mid2G#[れ][ない][から]


【裏声最高音】hiC(C5)  ※転調後サビで登場

mid2F[あや]まる[しか]hiC裏[ん]hiA#[しゃの]mid2G[言][葉]
★君とならどmid2F[ん]mid2G[な]hiC裏[あ]hiA#[さ][もよ][る]も夕方[だ][っ][て]


【補足】mid2Fmid2G#辺りの注意箇所

mid2F#[い]mid2G[ま][ま][の]ぼくは(Cメロ)
★曲がっm2F#[た]事ばっかだった 気がするんだよ
★だからせめてきmid2F#[み]のとこには
★まっmid2F#[す]ぐには[しって]mid2G[くよ][oh]

★僕はmid2G[何]mid2F[回]だって何十[回]mid2G#[だ][って](転調後サビ)
mid2F[き]みと抱き[合っ]mid2G[て][手]を 繋いで[キ][を][て]
mid2G[あ]mid2F[まい][あ]まいこの気持ち[を]
★何も問mid2F{題]mid2G[は]mid2G#[ない][じゃ][ない]
★ケンカもするんだろうけmid2F[ど]
mid2F[笑い合っ]mid2G[て]mid2G#[生][き]
★いけるんじゃないかおmid2G[も]mid2F[うん][よ]

『花束』(back number)









 まず、『花束』についてです。この楽曲は2011年に3人組バンドのback numberによりリリースされたシングル作品です。メジャー2枚目の作品です。タイアップとして、音楽番組『CDTV』の月間テーマ曲になっております。編曲はback numberと島田昌典さんによりなされています。島田昌典さんは『オールドファッション』(2018)や『fish』(2014)なども担当されています。

 『花束』のサウンドについてですが、ミディアムテンポのギターロックです。近年はストリングスを大胆に取り入れるなどのアレンジも目立つback numberですが、この楽曲ではバンドの音色が非常に目立ちます。ギター、ベースなどの音色以外では、イントロのキーボード、サビでピアノの音色などが取り入れられたりしております。back numberは3人組バンドということもあり、一人当たりの仕事が多くなりがちです。特に、作詞作曲を手掛けるギター&ボーカルの清水依与吏さんは、非常にハードワークが求められます。
 この『花束』に関して、例えばギターの仕事量が凄まじいといったことは無いと思います。しかし、そこにメロディアスな歌メロディーを歌唱しつつ、ギターも奏でなければならない、ソロも弾かなければならないとなると、やはりボーカルの大変さというものを感じます。

 歌メロディーについてです。AメロBメロサビというJ-POPで多く見られる形です。Aメロが低音、Bメロサビへと進行する形で楽曲が盛り上がっていきます。また、最後のサビでは転調が行われ、楽曲がドラマティックに締めくくられます。こうした形も日本のポップスでは多く見られるものです。
 一方で、『花束』には2番というものがありません。つまり、1番のAメロBメロサビ⇒Cメロ⇒転調サビという形になっています。そこも特徴的な点だと思います。2番が無い分、タイトにまとめられ、密度が濃くなっているように感じます。

 
 『花束』の歌詞についてです。まず、タイトルの『花束』についてですが、この楽曲内では「花束」もしくは「花」というフレーズは登場しません。つまり、『花束』というタイトルについては聴き手が自由な解釈をしやすいと言えます。私なりの解釈では「二人の仲むつまじさの暗喩」として『花束』が使われているのだと考えます。また、「だからせめて君のとこには まっすぐにまっすぐに走ってくよ」というCメロのフレーズで、何となく主人公が花束を抱えているような描写が思い浮かびます。

 歌詞についてですが、個人的にはやや情けなさを隠し切れない主人公の姿が思い浮かびます。「ごめんごめんありがとうごめんくらいのバランスになる危険性はすこし高めだけど許してよ」辺りのフレーズを見て、そのように感じました。ただ、どこか愛らしさや母性などがくすぐられる憎めない男性像が思い浮かびます。こうした頼りなさや弱さが垣間見えるような歌詞もback numberの魅力なのではないかと思います。






 さて、最後に『花束』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A2) ~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiC(C5) でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。また、音域自体も広めだと思います。

 まず、『花束』はラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がります。通常のサビでは地声最高音がhiA,転調後はhiA#になります。一般的な男性の音域では少しきついかもしれません。できれば地声で発声したい箇所ではありますが、もし、器用に裏声が使えるのであれば、hiA場面は裏声でも良いかもしれません。ただ、その場合でもmid2F,mid2Gといった音階を地声で確実に歌える必要があります。

 『花束』を歌いこなすうえでの基本はmid2F,mid2Gといった音階を確実に歌いこなすことが一つの基準となります。普段歌い慣れていない人は、このmid2F、mid2Gの音階を安定的に発声できるようにすると良いと思います。『花束』ではサビの一部を除いて、このmid2F,mid2Gの音階が頻出します。コレラを意識して練習すると良いと思います。

 一方で、『花束』は音域が広めの作品でもあります。故に、少しだけキーを下げる程度ならまだよいのですが、例えば、3つ以上下げるとなると、低音部がかなりしんどくなると思います。ゆえに、『花束』はキー調整による練習にはあまり向きません。普段歌い慣れていない人は別の曲で歌い慣れた上で、この『花束』にチャレンジした方が良いと思います。

 『花束』は歌詞も分かりやすく共感しやすい内容です。カラオケなどでも歌いやすい作品だと思います。