カテゴリー

『はなびら』( back number ) の 音域

こんにちは。今回はback numberの『はなびら』(2011)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『はなびら』(back number)、Hanabira(back number)
『はなびら』(back number)の音域






【地声最低音】mid1D(D3) 

m1D[さ]くらの花が舞い落ちるこのDm1E[けし]き]【Aメロ】
★いつかm1Em1D[ぼ[くた]E[は な]らんでED[見[て]い]


【地声最高音】hiA(A4) ※全体で2回

m2EhiA地m2F#[き[み]の]こ][が][だF#[好き]だ]【2番Bメロ】
m2E[あ]の日とお[な]hiAm2F#[か]ぜ][吹]か]れて【Dメロ】


【裏声最高音】hiA(A4) ※全体で1回

m2EhiA裏m2F#[き[み]に]見][たい][らいF#[きれ]い]【1番Bメロ】


【補足】mid2E(一部略)mid2Gを含むフレーズ一覧

★言葉をこm2F#m2E[こ]ろ]からつ[た]え合いながら【Aメロ】
★見上げればそm2F#m2E[らは]ぁ]【Bメロ】
★今m2Em2F#[で[も]き][の][え]が[聞]こm2GF#[え]る]

★抱m2F#[き][めm2G[て]も] [は]はな[びらG[の]よう]【サビ】
★僕m2E[の][をすm2F#[り]抜]F#[て]
★(それでも忘れたくなくて) m2Gm2F#[何]度]も何F#[度も]
★君をはm2Em2F#m2G^[な[さ[ない]ぃ]

※mid2Gが全体で25回程度

 まず、『はなびら』についてです。この楽曲は、2011年にスリーピースロックバンドback numberによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年にリリースされた『スーパースター』に初収録されました。同アルバムには、『花束』(過去記事)、『思い出せなくなるその日まで』といったシングル曲が収録されております。アルバムはロングヒットを続け、2015年に10万枚の出荷を記録、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。

 『はなびら』はback numberの記念すべきデビューシングルとなります。同曲も人気は高いのですが、セールスとしてはカップリング曲の『幸せ』(過去記事)が配信とストリーミングでそれぞれ、10万ダウンロードと5000万再生を記録し、それぞれでゴールド認定がなされました(日本レコード協会およびランキングデータブログBillion Hitsより引用)。


 さて、『はなびら』はミドルテンポのバンド曲です。歌メロはAメロBメロサビと展開し、親しみやすいです。同曲の歌詞は、失恋した主人公の未練が歌われております。デビュー曲でありながら、サウンド・歌詞ともにback numberらしい世界観が形成されております。
 同曲の作詞作曲はボーカル&ギターの清水依与吏さん、編曲はバンドとsoundbreakersによりなされました。soundbreakersはバクナンの作品では、『そのドレスちょっと待った』(過去記事)『わたがし』(過去記事)といった楽曲にも携わっております。

 『はなびら』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高めのレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的な男性キーを下げた方が歌いやすいと思います。
 同曲はAメロ前半は低い音域ですが、「Aメロ後半~サビではmid2E~mid2Gといった中高音域が頻出」します。そのため、中高音域の割合が多いです。そのため、ある程度高音域が得意な人でも体力的に辛くなることがありえます。

 同曲を女性が歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。同曲はAメロの一部が低く、mid1D,mid1Eなどが多く登場します。この辺りのレンジは女性にとっては極めて低いです。女性の得意レンジなどを考慮すると、キーを3~4つ程度上げた方が歌いやすいと思います(高音域が得意な女性はもっと上げてもよい)。



 最後に『はなびら』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1DはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、mid1Eとコンボになっているためやや低音感があります。高音域が得意な男性などは少し歌いにくいかもしれません。また、mid1D,mid1E辺りは女性にとっては極めて低いため、女性の場合はキー上げを推奨します。

 次に、地声最高音hiAは2番BメロやDメロで登場します。登場回数は2回程度です。また、hiAに次ぐ高音域として、mid2GがBメロサビを中心に25回程度登場します。そのため、一般的な男性にとっては高く、少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。


 『はなびら』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整できると思います。一方、同曲は音域自体は広めであるため、ビギナーはキー調整をしたとしても歌いにくい部分が出てくるかもしれません。キー調整をしたとしても難しいと感じたときは別の易しめの曲と並行して練習してください。
 同曲は全体として親しみやすいメロディーなのですが、一部リズムが取りにくい部分があります。難易度が滅茶苦茶に高いわけではないですが、しっかり聞き慣れて、練習を重ねたいところです。

 『はなびら』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiAといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけmid2E~mid2G辺りは登場回数が多く、体力的にも辛くなりやすいです。こうしたことを踏まえると、「標準より高め~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。


 『はなびら』はバクナンの記念すべきデビューシングルでもあり、既にバンドとしての世界観も確立されております。個人的には歌詞やバンドサウンドが非常に耳に残りました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. より:

    back numberのsympathyと恋を音域を調べて欲しいです。
    お願いします。

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      リクエストありがとうございます。