なお、今回は歌手名のクレジットがかなり長いため、タイトルでは省略しております。その点はご了承ください。歌手名はナリタトップロード (CV.中村カンナ)、アドマイヤベガ (CV.咲々木瞳)、テイエムオペラオー (CV.徳井青空)となっております。
『Glorilous Moment!』
【地声最低音】mid2A(A3)
★同じ時をいろm2A[どってく] [か]がやきた[ちが] [自]分を見てるから【Aメロ】
【地声最高音】hiE(E5) ※全体で1回
★なhiD–hiE^-hiC–B[ら[び]立]て]な]い場所[を]目指す【ラストサビ】
【補足】hiB(一部略)~hiDを含むフレーズ一覧
★限界なんて決hiA–hiB[めら[れ]ない] [うB–hiC[ん[めい]が]ライ]バ[ル]【Aメロ】
★Be[lie]ve P[ride]hiA 舞[台]に[立]つん[だっB–hiC#–hiD地[てつ[よい[か]ん]じょ]う]【Bメロ】
★Be[lie]ve hiA# “[Yel]l” こ[た]え[たい] 気[持hiC[ちも]抱]き[しhiD裏[め]
★いま未来hiA#[へ] [ゲー]トが[開いhiC[てく]
★hiC–hiB[レー]スが] C–hiD地[始まっ[てく]
★いっhiC–hiB[せ]い] hiA[ターフに吹]く[風に変わB[る]【サビ】
★hiA[胸の奥]のあhiC–B[つ]い]お]B[もい]は
★だhiD地–hiC–B[れにも]ゆ]ず]れはA–B[し[な]い]から
★わhiB[たし]たちのhiC#–hiD地^[さ[け]び]なん]だ
★hiC–hiB[えいこ]う]というC–B[ゴール]へ]と向かB[う軌]跡
★hiA–hiB–hiC[手を伸ば[せ[ばと]ど]く]なんて【Dメロ】
★全hiB–hiD–C#[力[疾]走] [いC#[つ]だっ]てね
★hiB[い]まは絶hiC#–hiD地[対[勝]つん]だって]いう
★まっすぐな気持hiB[ち]を乗[せて] hiD–hiC#[ど]こ]ま]でだっ[てね]
★聴hiB–hiC#[こ[えて]くる む[ねC#{ふる]わす 応援の声
まず、『Glorilous Moment!』(グロリアス・モーメント!)についてです。この楽曲は、2023年に『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』のオープニングテーマとして発表されました。ボーカルは、ナリタトップロード (CV.中村カンナ)、アドマイヤベガ (CV.咲々木瞳)、テイエムオペラオー (CV.徳井青空)の3名が務めております。フィジカルとしては、【「ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP」アルバム】という作品に収録されております。
さて、『Glorilous Moment!』はアッパーなバンド曲です。競馬がテーマとなっていることもあり、ホーンセクションが際立つ楽曲となっております。また、同曲は要所要所で転調が多くなされております。音程を取るのが苦手な人などは、楽曲をしっかり聴き込んでおきたいです。作詞は松井洋平さん、
作曲・編曲は三好啓太さんによりなされました。
『Glorilous Moment!』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、1人で歌う際などはキーを下げた方が歌いやすいと思います。
今回の楽曲は最高音がhiEと高い点もそうですが、曲全体を通してhiA~hiDといった中高音が非常に多く登場します。また、3人がボーカルを担当しているということもあり、歌メロが断続的に続き、息継ぎなども大変です。場合によっては、複数人で歌唱することも選択肢に入れてください。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。ただ、今回の場合は、キーを上げて、1オクターブ下のレンジを歌うのがよいのではないかと私は感じました。一つの目安ですが、「キーを3~4つ程度上げて、1オクターブ下を歌う」とより歌いやすいと思います(音程が取りにくいかもしれません)。
最後に『Glorilous Moment!』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高い(体感的には「かなり高い」)です。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiEについては、ラストサビで1回だけ登場します。このhiEは女性の音域としては高いです。hiEに次ぐ高音としては、hiDが全体で12回登場します。こうしたことを踏まえると、一般的な女性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『Glorilous Moment!』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。一般的な音域の女性であれば、ある程度自分が得意なレンジに調整することができると思います。
一方、今回の楽曲は、歌メロが連続している場面が多く、息継ぎが非常に大変そうです。そのため、複数人で歌唱した方が余裕を持ちやすいのではないかと私は分析しました。また、転調が多い作品ですので、キー調整をする際は、音程が一層キープしにくくなる可能性があります。そうした点は留意しておいてください。
『Glorilous Moment!』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はこれらの登場頻度が非常に高く、息継ぎなども大変です。そのため、1人で歌う際は見た目の音域以上に難易度が高いと思います。
こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。繰り返し申しておりますが、1人での歌唱は大変ですので、場合によっては複数人での歌唱を選択肢に入れておいてください。複数人で歌う際も、「ある程度高音域が得意な女性」の方が有利に働きやすいです。
【まとめ】
①原キーだと「高音域が非常に得意な女性向け」(ソロの場合)
②1人で歌うと息継ぎが大変なので、複数人で歌うのがおススメ
③複数人で歌う場合は「標準より高め~高音域が得意な女性」などが合いそう
④転調が多いので音程に注意してください