ちなみに、今回は『 めざせポケモンマスター -with my friends- 』を中心に調査してほしいとのリクエストだったので、その点に少し触れます。
『めざせポケモンマスター』(松本梨香)
【地声最低音】mid1E(E3) ※全体で1回(重要度は高くない)
★m2A[たとえ]火[の]な[か]み[ず]の[な]か[く]さ[の]な[か] [も]りの中【Aメロ】
★m2A[かな]ら[ず] GETだ[ぜ] [ポケ]モ[ン]
★マサラタウンに m2A[さよ]ならバイバイ オレはこいつと [旅]に出る【Bメロ】
☆きm2A–m1F#[た[え]た]ワザ[で] [勝ちま]くり
★m2A[な]かまを[ふm1G#[や]し]て [つ]ぎ[のG#[ま]ち]へ
★たたかいつかれて m2A{おや]すみグッm1E[ナイ]【2番Bメロ】
※[with my friends]バージョンでは☆のmid1F#が最低音
【地声最高音】hiC(C5) ※全体で3回
★ゼッhiA[タ]イ[なっ]てhiC–hiB[や]るーッ]【大サビ】
【補足】mid2G~hiBを含むフレーズ一覧
★ポケモンhiA–m2G[ゲ]ッ]トだぜF#[イ]エF#[イ]エ【Aメロ】
★いつもhiA–hiB–m2G#[いつ[で]も] F#[うま]く[ゆ]くなんて【サビ】
★m2A[こ]いつ[た]ちが[いhiA[る]
★hiA[ああ] m2G–A[あこが[れ]の] G–A[ポ[ケモンマ]スタ[ー]に]【大サビ】
★m2G–hiA[な[り]た[い]な] [ならな]く[ちゃ]
まず、『めざせポケモンマスター』についてです。この楽曲は、1997年に女性声優・歌手の松本梨香さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2001年のベストアルバム『RICA the BEST』に初収録されました。
さて、『めざせポケモンマスター』はタイトルにもあるように、アニメ『ポケットモンスター』のオープニングテーマです。リリース当初はチャート圏外でありましたが、アニメの人気とともに徐々に順位を上げ、最終的に100万枚を超えるCDヒットとなりました。代表的なアニメソングの筆頭です。2023年には、『めざせポケモンマスター -with my friends-』が発表され、THE FIRST TAKEでも披露されました。ちなみに、松本さん自身はアニメ『ポケットモンスター』で主人公サトシの役を演じております。
『めざせポケモンマスター』はアッパーなバンド曲です。AメロBメロサビと展開しますが、Aメロでは韻を踏んだリズミカルなメロが耳を惹きます。作詞は戸田昭吾さん、作曲はたなかひろかずさん、編曲は渡部チェルさんによりなされました。同曲はこれまでに何度もリアレンジされ、2001年版はCHOKKAKUさん、2002年にはcobaさん、2017年にはSakuさん、2023年には田中ユウスケさんにより編曲に携わっております。
『めざせポケモンマスター』の音域的な特徴についてです。同曲は大よそ女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。私なりの印象ですが、人によっては少しキーを上げてもよいのではないかと感じました(詳細は後述)。
同曲は最高音はhiCですが、hiA以上が登場する場面が多くありません。反面、低音域ではmid2Aなどが非常に多く見られます。そのため、女声だと体感的に低く感じることも多いのではないかと感じました。「標準より高めの女性」などは少しキーを上げるのも選択肢かもしれません。
男声が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、同曲はABメロでmid2Aなどの頻度が非常に高く、高音のhiA~hiCはそこまで多くありません。こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な男性」だと意外と原曲キーがマッチする可能性が高いのではないかと私は分析しました。
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最後に『めざせポケモンマスター』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Eは2番Bメロで登場します。このmid1Eは女性の音域としてはかなり低いです。ただ、今回のmid1Eはバージョン違いでは省略されることも多く、THE FIRST TAKEで披露されたときもこのレンジは使われませんでした。低音域については、mid1F#辺りが歌えると安定しやすいです。
一方、同曲はmid2A辺りがAメロBメロでかなり多く見られます。そのため、女性の音域として低音感があります。低音域が苦手な人(高音域が得意な女性)などはキーを上げるのも選択肢です。
次に、地声最高音hiCは大サビで登場します。登場回数は3回程度と少なめです。このhiCに次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で7回程度見られます。今回は曲全体でみるとhiA以上の頻度はそこまで多くありません。そのため、「標準より低めの音域の女性」などもマッチする可能性があるのではないかと私は推測しました。逆に「高音域が得意な女性」などはキーを上げるのもよさそうです。
『めざせポケモンマスター』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。ただ、先述のようにABメロは中低音が非常に多いため、大きなキー下げには向きにくいです。反面、高音域には余地が多いため、キー上げなどはしやすそうです。
同曲はメロディー自体は分かりやすく、最近のJ-POPなどと比べても覚えやすそうだと感じました。音域が合うのであれば練習曲などにもよさそうです。
『めざせポケモンマスター』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiCといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。今回はhiA以上はサビ中心であり、頻度も高くありません。反面、低音はmid2A辺りが頻出です。
こうしたことを踏まえると、「標準より低め~標準より高めの音域の女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が得意な女性」などはキーを上げるのもよさそうです。
【まとめ】
①ABメロは中低音がかなり多く、サビは中高音が増える
②原キーだと「標準より低め~標準より高めの音域の女性」などに合いそう
③「高音域が得意な女性」はキーを上げるのもよい(原キーだと低音が歌いにくそう)
④男性だと、「高音域が非常に得意な男性」などが原キーがマッチする可能性がある
コメント
コメント失礼します。
リクエストに答えて頂き本当にありがとうございます!!
カラオケ練習頑張ります!!!!
応援してます。