『未来』(コブクロ)、Mirai(Kobukuro)
【地声最低音】mid1A#(A#2)
★僕m1A#[が]夢を忘れそうな時 君の涙m1C[で]思m1D[い]出す【Aメロ】
★何の為に歩いてきたのか 何m1C[度]でも教えてm1A#[く]れる
★生まm1C[れ]てる 未だ見ぬ日々を【サビ】
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※ラストで1回
★そばm2G#–m2G–m2F–m2D#[に]い]た]いから]【ラストサビ】
【裏声最高音】mid2G(G4) ※サビで登場
★こんm2D#[な]にかぼD#–m2F[そ[く]折]れ[そm2G裏[うな]【サビ】
※この場面以外では、mid2Fを含むフレーズが7回
【補足】mid2D#~mid2F辺りを含むフレーズ一覧
★見せらm2D–m2D#[れ[ない] こ[こD#[ろが]あ]る[ん]んだね【Bメロ】
★枝m2D#[の]先にD–D#[も君[の]未]来が【サビ】
★切り落とさ,m2F[ないで] 今を笑m2D#[って]
★振りかm2D#[える] m2D#–m2D[君]を]ま[もりD#[たい]<
まず、『未来』についてです。この楽曲は、2015年に2人組音楽ユニット・コブクロによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2016年の『TIMELESS WORLD』(タイムレス ワールド)に初収録されました。同アルバムには、『奇跡』、『陽だまりの道』といったシングル曲が収録されており、出荷ベースで25万枚を記録しました。
『未来』は高野苺さんの同名漫画を原作とした実写映画『orange』のために書き下ろされました。映画は興行収入が30億円を超すなど大きなヒットとなりました。漫画自体も累計発行部数が470万部を超えております。楽曲の質も相まって、『未来』は配信部門で25万ダウンロードを記録し、コブクロの2010年代を代表する作品となりました。YouTubeで公開されている公式動画も合計で6000万回を超えております。
『未来』はピアノやストリングスが基調となったバラード曲です。AメロBメロサビと展開し、2番は2番サビとラストサビが1つに合わさったような展開をします。AメロBメロが「静かな展開」をし、サビで大きく盛り上がります。バラード曲ということもあり、演奏時間は5分を超えております。
『未来』の音域的な特徴についてです。同曲は、1か所標準よりも高いフレーズがありますが、ほとんどの場面は一般的な男性の音域の範囲内で歌メロが作られております。低音域が低めであるため、キー下げはしにくいですが、標準よりやや低い音域の男性などにも原曲キーで歌うチャンスがありそうです。
一方、同曲は低音域がかなり低いため、女性が原曲キーで歌唱するのは困難です。女性が歌唱する場合は、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。また、高音域が得意な男性なども、キーを上げてもよいと思います。
最後に『未来』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内(一部がやや高め)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#については、Aメロで登場します。このmid1A#辺りは男性の音域の範囲としてはかなり低く、低音域が苦手な男性などは歌いにくく感じられるかもしれません。高音域に自信のある男性は、キーを上げてもよいと思います。また、女性についてもキー上げを推奨します。
次に、地声最高音mid2G#については、ラストサビで登場します。登場回数は1回のみです。このmid2G#については、男性の音域としてはやや高く、歌い慣れた人であってもスムーズな発声が損なわれやすいです。1回のみの登場ですのでキーを下げずに頑張ってみるのもよいとですが、無理そうであればキーを下げるのも悪くないと思います。。また、mid2G以上は裏声で統一するというのもよいかもしれません。
一方、mid2G#の1場面を除くと、mid2Fが地声高音として7回程度登場します。このmid2Fも慣れてないと音程が狂いやすいですが、努力により克服しやすい音階でもあります。このmid2F辺りをしっかり歌えると、ある程度形になりやすいです。
『未来』は低音域が低く、キーを下げる余地はあまり多くありません。反面、高音域には余地が多いので、女性や高音域が得意な男性などはキーを上げるのも良さそうです。同曲は、メロやリズムについて難しい部分は多くないです。ただ、低音~高音まで広く求められる分、雰囲気を出すには歌い慣れた人の方がよいと思います。練習しても上手くいかない場合は、もう少し音域の狭い曲を選択してみてもよいかもしれません。
『未来』を原曲キーで歌唱する場合、高音域はmid2D#~mid2F辺り(理想を言えばmid2G#まで)を地声でしっかり歌いこなせる力が求められます。反面、同曲は低音域も低く、mid1D#以下の音階も多く登場します。そのため、「標準よりやや低め~標準よりやや高めの音域の男性」等が原曲キーにマッチしやすいと思います。「高音域が得意な男性」も歌えなくはないですが、人によっては低音がハードルとなり、原キーだとかえってしんどいかもしれません。
『未来』はバラード曲であり、ボーカルの良さが活きやすい作品です。低音から高音まで広く求められる分、力が求められますが、標準的な音域の男性でも取っつきやすく、表現の参考になりやすそうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
記事作成お疲れ様です。
この曲はカラオケでよく歌いますが、ラストの2連ロングトーンがしんどいですね……
コメントありがとうございます。
mid2D#~mid2F辺りって軽視されがちですけど
ロングトーンで登場すると結構大変ですよね。
今気づきましたが、
この曲は2番Aメロ~ラスサビまで間奏なく歌うことになるんですよね。
そう考えると、終盤結構大変です。