こんにちは。今回はサカナクションの『さよならはエモーション』(2014)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『さよならはエモーション』(サカナクション),Sayonara ha emotion(Sakanaction)


【地声最低音】mid1D(D3)  

★レシートは レシートは捨てm1D[た]


【地声最高音】hiB(B4)  ※2番サビ

hiB[ずっ]m2G[と]hiA[な][み]m2F#[だこ]G[ら][え]



【裏声最高音】hiB(B4) ※1番サビ

hiB裏[ずっ]m2G[と]hiA[な][み]m2F#[だこ]G[ら][え]



【補足】mid2F#hiB辺りの注意箇所

m2G[さよなら]m2F#[は]G[エ]hiA[モー][ション](サビ)
★アスm2G[ヲシ]m2F#[ル](ラスト) 
m2G[ヒ]hiB[カ]hiA[リ][ヲヒ]B[カ]A[リ]G{ヲ]F#[ヌ][ケ]

『さよならはエモーション』(サカナクション)









 まず、『さよならはエモーション』についてです。この楽曲は2014年に5人組バンド・サカナクションによりリリースされたシングル作品です。『蓮の花』との両A面シングルです。その後、2019年にリリースされたアルバム『834.194』に収録されました。予備校テストのCM曲としてタイアップが付きました(ウィキペディアより)。
 『さよならはエモーション』はサカナクションのYouTube公式チャンネルでMVが公開されており、2019年9月現在、1000万回を超えています(公式動画が2つ公開されており、両者の再生回数を号瀬刑しております)。人気の高い作品の一つであると思います。




 『さよならはエモーション』のサウンド等についてです。サカナクションはバンドとエレクトロニカの側面が融合したようなスタイルが象徴的ですが、今作はそうしたイメージに近いアレンジなのではないかと思います。個人的には夜を思わせるエレキギターのクリーンなサウンドが非常に耳に残りました。また、イントロ~Aメロのキーボードなども好きです。ベースギターは楽曲全体を通して耳に残るのですが、後半から終盤にかけて特に好きです。
 楽曲全体を通して、バンドの音色に耳を澄ましていたい気持ちになりました。また、1番のサビでは無かった四つ打ちのリズムが、2番以降のサビでは楽曲に躍動感を与えます。ただ、個人的にはそれ以外のドラムも好きです。
 
 『さよならはエモーション』歌詞についてです。タイトルにあるように、別れを通して心を動かされる「僕」の姿が描かれます。エモーションとは「感動」等の意味もありますが、今回は「強い感情の揺らぎ」というニュアンスの方が強いように思います。
 歌詞については、相手との別れに対して、それをまだ受け入れられずにいる「僕」が描かれます。その中で、それを乗り越えていこうとする姿も示されています。サカナクションは「夜」を描いた作品が多く目立ちます。今作も楽曲のテイスト、歌詞内容ともに夜の印象が非常に強い内容になっています。

 個人的には楽曲冒頭の「そのまま 深夜のコンビニエンスストア 寄り道して  忘れたい自分に缶コーヒーを買った レシートは レシートは捨てた」という箇所が好きです。楽曲の冒頭でありながら、「そのまま」という接続詞が使われていることに聴き手の想像を誘います。また、レシートを捨てることを強調してる部分も好きです。個人的には「レシートを捨てる」という小さな行為を通して、「別の何かを捨てた」ということを暗に示しているのではないかと解釈しています。


 

 さて、最後に『さよならはエモーション』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3) ~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiB(B4)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。

 まず、地声最高音hiBについてです。2番サビで、比較的はっきりと地声で発声しているのがうかがえます。出来れば地声で発声したいところですが、場合によっては裏声でも良いのではないかと思います。最低でもhiA辺りは地声で歌えた方が安定しやすいのではないかと思います。その点で、一般的な男性の音域と比べて難易度が少し上がります。
 また、普段歌い慣れていない男性の場合は、まずmid2F,mid2Gといった音階を歌いこなせるように意識し練習していくと良いと思います。

 一般的な男性の場合は、原曲キーよりも2程度下げると歌いやすくなるのではないかと思います。原曲キーではサビの中でmid2G,hiAといった音階が登場します。この辺りがキーを下げることでmid2F,mid2Gといった音域になるように調整しております。

 『さよならはエモーション』は音域がやや広いですが、低音部分はmid1Dが最低音なのでは少し余裕があります。ある程度キーを下げても歌唱することは可能だと思います。「練習曲などに向いている」と強く奨める程ではないですが、ある程度キー調整がしやすい楽曲なのではないでしょうか。