『Theory』(UVERworld)
【地声最低音】mid2A(A3)
★m2A–m2F[僕]は] F[あん]なに感動した映画も大[概] [よく]出来た小説も大[体]【Aメロ】
★m2A–m2F[なのに音]楽]だけ繰り返しA[今日]も
【地声最高音】hiC(C5) ※全体で7回
★hiA–m2G–F^[で]もこのバンド]は君[の]人])hiC[生]でもあるんだ[ね]【サビ】
【補足】mid2G~hiA#を含むフレーズ一覧
★hiA#–A–m2G[僕]ら]の]ぉ G[こ]の[人]生は僕A#–A[ら]だ]けの[もの]【サビ】
★hiA–m2G–F^[だ]れ]に[誤解されるこ]と[もた]めら]hiA#–A[いや]し][ない]
★hiA–m2G–F^[一]度]き[り]か[も]し[く]は[数A[回] G[し]か][見ない]場合が[多い]【Aメロ】
★おかしくhiA–m2G[なっ]たって]くらいG–hiA[ずっと[ぉ]
★何度もhiA–hiA#^-m2G[聴[き]た[く]な])る]きょ[くを]ぉ
★AI m2F–G–hiA[が提示[する[ぅ] “ともだ[ちA–G[か]もに]ぃ]【Bメロ】
★本hiA–m2G–F[当]のと]も]だちなんていな[かったG–A[けど[ぉ]
★僕らのhiA–m2G[こ]と書い]てくA[れ]て]る君A–hiA#[の[ば]か[りだ]ぁ])
まず、『Theory』(セオリー)についてです。この楽曲は、2023年にロックバンドUVERworldによりリリースされたアルバム『ENIGMASIS』(エニグマシス)に収録されております。同アルバムには、『ピグマリオン』や、BE:FIRSTのSHUNTOとのコラボ曲『ENCORE AGAIN』などの楽曲が収録されております。
さて、『Theory』は2012年にリリースされた自身の楽曲『セオリーとの決別の研究 + 81』のメロが着想を得て、制作されます。バンド自身がこの曲のサビメロを非常に気に入っていたことから、そこからAメロBメロを作り上げ、今回の楽曲が完成しました。作詞作曲はTAKUYA∞さん、編曲はバンドと平出悟さんによりなされました。
ちなみに、『セオリーとの決別の研究 + 81』と『Theory』はサビメロのキーが異なり、前者の方が2つほどキーが高いです。前者は歌メロの割合が少ないため、こうしたアレンジになっているのだと思います。
『Theory』はアッパーなバンド曲です。頭サビでメロが始まり、AメロBメロサビと展開します。全体として親しみやすいロック曲であり、アウトロには先述の『セオリーとの決別の研究 + 81』のフレーズも引用されております。全体的に力強さが強調されており、AメロBメロ辺りも中高音域が頻出します(詳細は後述)。そうしたことあり、難易度は高いですが、歌いこなせると気持ちよさそうな楽曲です。
『Theory』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高い(体感的には「かなり高い」)レンジで歌メロが作られております。低音域には余地が多いため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は最低音がmid2Aであり、男性曲としては低音が高いです。そのため、相対的にmid2F~hiA#といった中高音域がサビを中心に超頻出です。こうした傾向もあり、高音域が得意な男性でもスタミナが不可欠となります。音域的には女性曲に近いといえます。
ちなみに、同曲を女性が歌唱する場合、個人差はありますが、標準的な音域の女性などが原曲キーが合う可能性があります。今回の楽曲は低音域が高く、ほぼ女性曲のような傾向になっています。そのため、音域的には女性の方が合う可能性が高いです。
最後に『Theory』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、「高い」(体感的には「かなり高い」)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2AはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、mid2A辺りが最低音となる男性曲は、ほぼ「一般的な男性にとってはキーが高い(スタミナも不可欠)」になります。今回の『Theory』も明確にこの傾向が当てはまり、男性にとって高音が辛くなりやすい曲であることが示唆されております。
次に、地声最高音hiCはサビで登場します。登場回数は7回程度です。このhiCに次ぐ高音域としては、hiA#,hiA辺りが非常に多く登場します。そのため、男性の音域としてはかなり高音感があり、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから4つ程度下げてみてください。
『Theory』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。今回の楽曲は音域はそこまで広くないため、キー調整はしやすいという傾向があります。一方、今回は最高音がhiCであるため、一般的な男性が歌いやすくなるためには大きなキー下げが必要となります。そのため、違和感などを感じやすい人も多いかもしれません。
『Theory』は基本的なメロディーは分かりやすく、耳に残りやすい楽曲といえます。一方、やや早口でリズムが取りにくい部分もあるため、原曲をしっかり聴き込んでおきたいです。
『Theory』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiCといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、今回の楽曲はmid2F~hiA辺りが超頻出であり、AメロBメロ辺りでもかなり高音感があります。そのため、高音域が得意な人でもスタミナが不可欠となります。低音域については、回数も少なく、重要度が低いです(音程を外してよいというわけではない)。
こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。また、今回の楽曲は女声の音域と近似するため、「標準よりやや低め~標準より高めの音域の女性」なども原曲キーがマッチする可能性があります。音域的には女性向けです。
【まとめ】
①全体的に中高音寄りで、女性曲に近似するレンジ
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」や「女性」に合いやすい
③曲全体で高いので、スタミナは不可欠
④メロディー自体は分かりやすいが、早口な場面もあるため、その点は注意
コメント
待ってましたー。
hiC7回なのが信じられません、個人的にはウーバーの中でもかなりしんどい部類です(体感的にはナノセカンドとか一滴の影響と変わらない)
『かなり高い』以外の何物でもないと思います
歌メロが早く休みもほとんどないのでより難しい
この曲hiCは7回なんですが、低音域がほとんどないのです。
最低音mid2AもAメロでちょっと登場するだけだし、mid2C辺りも意外と少ない。
Aメロの歌い出しだけを見ても
【★hiA–m2G–F^[一]度]き[り]か[も]し[く]は[数A[回] G[し]か][見ない]場合が[多い]】
mid2E以下が「場合が」しかないのです(コメ欄だと色分けできなくてかたじけない)。
ガチで女性の方が歌いやすい曲です。
これは貴重なデータですね
UVERに限らず最近の高音曲、実質最低音がmid2中盤とか多そう、mid2E以下ほとんどなし、だと本当に女性が上げないでちょうどいいですね
最近の曲の後歌うと昔のそこそこ高いアジカンとかエルレとかのhiAくらいの歌手が低音に感じます(今実際に試しました)
ありがとうございます。
一滴の影響とかもそうですけど、ボーカルの方は女性なのか?と思ってしまうほど滅茶苦茶に高いですよね。本当に最近のアーティストはエグいっすね…
この曲は高かったですね。
mid2E以下の低音域がほとんどないのが辛いです。
多分、女性の方が歌いやすい曲です。
お疲れ様です!
UVERworldのリクエストって何曲来ていましたっけ?
少し気になりました。
今ちょっと数えた感じだと11曲ですね。貯まって来てますね。
そろそろまた1曲取り上げたいです。