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『2月14日 feat.川崎鷹也』( miwa ) の 音域

 こんにちは。今回はmiwaさんの『2月14日 feat.川崎鷹也』(2023)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、今回の楽曲は男女による混声曲ですが、miwaさんの女性パートを中心に解説し、男性パートは補足的に説明を加えております。


『2月14日 feat.川崎鷹也』(miwa)
『2月14日 feat.川崎鷹也』(miwa)の音域







【地声最低音】mid1A(A2) ※女性パートの最低音はmid2A(A3)

★きみだけにm2A[わ]たしたい【Aメロ[※女性最低音]】
★受け取ってくれるかm2A[わ]かんないけど
★ここm2A[ろ]まで2A[き]めいて止まない
m1D[か]れしじゃ[な]D[けど]【サビ[男性パート]】
m2D[き]みからm1D[も]1D[え]る?【2番Aメロ[男性]】
m1A[一]体誰のm1D[ため]作るんだって1D[ぇ]
m1Dm1B[甘[い]2] [いつかs]weet [memo]ries


【地声最高音】hiD(D5) ※全体で5回程度

hiAhiBhiD地[あ[け[てあ]B[2]月]14日【サビ】
☆好m2GF#E[き]だ]け]ど こF#E[わ][なる]【Cメロ[男性最高音]】
hiD地hiBhiA[お]も]いと]DB[お]も]い]が結ばれて


【裏声最高音】hiE(E5) ※女性パート

★(And I love you) きhiDhiE裏hiC#地B[みだ[け]な]の]【サビ】


【補足】hiAhiBを含むフレーズ

★バhiAhiB[レン[タイン]が] [こ]としもやって[くる]【サビ】
m2A[か]のじょじゃないけどhiA[ぉ]
★好hiB-hiA[き]だ]から つB[た]え]たい【Cメロ】
★happy va[len]tine’s day hiAhiB[happy va[len]ti]ne’s d[ay]【ラスト】

 まず、『2月14日 feat.川崎鷹也』についてです。この楽曲は、2023年に女性シンガーソングライターのmiwaさんによりリリースされたシングル作品です。配信シングルとして発表された後に、EP作品『バレンタインが今年もやってくる』に収録されました。この記事を執筆時点で、フルアルバムには未収録です。

 さて、『2月14日 feat.川崎鷹也』はタイトルにもあるように、男性シンガーソングライターの川崎鷹也さんとのコラボレーションによる楽曲です。作詞作曲はmiwaさんですが、川崎さんとmiwaさんが歌を担当しております。また、アコースティックギターを主体としたサウンドワークが印象的な両者ということもあり、この楽曲でもそうしたアレンジがなされております。
  同曲の作詞作曲はmiwaさん、編曲はNaoki-Tさんによりなされました。Naoki-Tさんはとりわけ、miwaさんやケツメイシと縁の深いアレンジャーであり、当ブログで過去に取り上げたmiwaさんの『片想い』(過去記事)『ヒカリへ』(過去記事)といった楽曲も担当されております。


 『2月14日』の音域的な特徴についてです。まず、同曲はmiwaさんの女性パートと、川崎鷹也さんの男性パートで歌メロが成り立っています。女性パートについてはの音域としてはやや高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的な女性は少しキーを下げた方が歌いやすいと私は推測しました。
 同曲はAメロでは中低音中心でメロが作られ、サビでは中高音域の割合が増えます。そのため、音域は低音~高音までそれなりに広いです。ただ、声域的にみると、やはり高音域が得意な女性の方がマッチしやすい音域だといえます。

 男性パート(主旋律のみ)については、標準的なレンジといえます。ただ、今回、サビパートはほぼ女性が歌唱しているため、男性のパートは全体的に中低音が多いです。そのため、どちらかといえば、低音域が得意な男性の方がマッチしやすく、高音域が得意な男性だとやや歌いにくいかもしれません。



 最後に『2月14日 feat.川崎鷹也』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A(A2)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、やや高め~高めです(男性は標準的)。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1Aは2番Aメロで登場します。この辺りは男性の音域としては低めです。ただ、今回は歌い出しの瞬間的な音で、登場回数は1回のみです。この場面を除くと、mid1Bが1回、その他mid1D辺りがかなり多く登場します。
 ちなみに、女性パートについてはmid2Aが複数回登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。「高音域が非常に得意な女性」だと若干歌いにくいかもしれませんが、大きな問題は少ないと思います。

 次に、地声最高音hiDはサビやCメロで登場します。登場回数は5回程度です。この辺りは女性の音域としてはやや高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
 ちなみに、今回のhiDについて、「裏声hiD」などで歌唱するのもよいのではないかと個人的には感じました。裏声が得意な方などは、そうした歌唱も選択肢に入れてみてください。
 また、男性の最高音についてはmid2Gが登場します。登場回数は主旋律だと1回のみです。男性パートについては今回は中低音が多く、mid2F#,mid2Gなどが求められる場面が限定されます。


 『2月14日』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができると思います。一方、今回は音域がそれなりに広いため、ビギナーだと一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。

 『2月14日』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiD(裏声はhiEまで)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はサビやCメロを中心にこれらが登場します。また、低音についてはmid2A辺りが複数回見られます。
 こうしたことを踏まえると、「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、男性については、「標準よりやや低め~標準よりやや高めの音域の男性」などに合うと思います。


【まとめ】

①Aメロは中低音、サビは中高音が多い(音域が広め)
②原キーだと「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」などに合いそう
③男性パートは中低音が多い
④男性パートは「標準よりやや低め~標準よりやや高めの音域の男性」に合いそう
⑤メロは全体的に分かりやすい

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コメント

  1. ちはや より:

    いつも楽しく拝見させてもらってます!
    お願いしていた曲の調査ありがとうございます〜

    勝手ながら、もりっしーさんなら2月14日にアップしてくれそうだなあって思っていたら、ほんとにその日でびっくりしました笑

    また他のアーティストの以下の曲の調査をお願いしたいです。
    どちらもアニメの主題歌になります!

    Uru / アンビバレント ◀ 新曲
    aiko / いつ逢えたら

    以上、リストに入れてくださると幸いです!
    これからも投稿楽しみにしております!!!

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      理想的にはまだ早く上げたかったのですが
      このタイミングになりました。

      リクエスト曲についてはいずれもリストアップしておきます。