※当ブログがこれまでに取り上げたミセスの作品については、以下をご参照ください。『Mrs. GREEN APPLE』の音域一覧(まとめ)。。
『Magic』(Mrs. GREEN APPLE)
【地声最低音】mid1D(D3) ※回数は多いが発声しやすそう
★AH, 苦い苦いの m1D[わ]たし由来の無駄なD[ダ]メージ【Aメロ】
★m1G[世]界を1G[ど]うか [わ]たしを[どm1F#[う]か]
★いいm1G[よ] m1D[もっ]と] [もっ]と]良いG[ように]【ラストサビ[落ちサビ]】
【地声最高音】hiC(C5) ※全体で3回
★(苦しい意味) 忘れた hiC–hiB–A[Bu]sy]な]きA–B[み[だ]け]ど【2番サビ】
★わm2G–hiC–hiB[たしを奮い立[た]せて] 無[理矢理連れ]て[行ってhiA[ぇ]【Cメロ】
★凝hiC–hiB[り固]まっ]たこの甲hiA[羅]を
【裏声最高音】hiF(F5) ※全体で1回
★引hiD裏–hiC–A#[き]剥]がし]て[欲hiF裏–D[しい]の]【Cメロ】
【補足】mid2G(一部略)~hiEを含むフレーズ一覧
★m2G[Hey!] はG–m2F#[く昼夢ス]ター[ライト]) 【サビ】
★m2G地–hiE裏–hiD[眩[し]い][けど見る まだ終]われ[ない]
★m2G[平]気[なフリをhiA–hiB地[して[な]い]
★(寂しい夜) 隠れるhiC裏–B–A[シャ]イ]な]きA–hiB地[み[だ]け]ど
★hiB裏[いい]よ もっと×2[良い]ように [いっ]そ楽しもう hiE裏–hiD[Ma]gic]でhiA地[日]々を
★そう簡単には行かないな全部 m1D[さ]がすは m2F#裏–m2G[Ma[gic]【Cメロ】
★Wow…hiD裏[o]–hiB[o]–D[o]–B[o]–A[o]-o-o-o【ラストサビ】
まず、『Magic』についてです。この楽曲は、2023年にロックバンドMrs. GREEN APPLEによりリリースされたシングル作品です。7月にリリース予定のアルバム『ANTENNA』(アンテナ)の先行曲としてリリースされました。同アルバムには、『ケセラセラ』(過去記事)、『Soranji』(過去記事)といったシングル曲が収録される予定です。また、女性歌手のAdoさんに提供した楽曲『私は最強』(過去記事)のセルフカバーも収められる見込みだそうです(『私は最強』についてはセルフカバーのリクエストも来てるのですが、まだ記事に出来てません)。
さて、『Magic』は「コカ・コーラ」のCMソングとして書き下ろされました。コカ・コーラのCMソングは、AIさんの『ハピネス』、椎名林檎さんの『長く短い祭り』、ゲスの極み乙女。の『私以外私じゃないの』、桑田佳祐さんの『波乗りジョニー』など多くのヒット曲が生まれております。私個人としては、桑田佳祐さんの『ROCK AND ROLL HERO』という曲が印象に残っています。今回の『Magic』は位置づけ的にはアルバムの先行曲となりますが、大きなヒットが期待されます。
『Magic』はアッパーなバンド曲です。アイリッシュ音楽の趣のあるイントロ(や間奏)が印象的です。歌メロについてはAメロサビと展開しますが、サビの尺が長く伸びやかです。ミュージックビデオも広大な草原などがフィーチャリングされており、楽曲のイメージに沿っているように感じました。
『Magic』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲の低音域はmid1Dですが、mid1G辺りとコンボになっているため、見た目よりは低音感が無いのではないかと私は推測しております。今回は全体的に地声レンジが高く、hiB~hiCといった音階の登場回数も少なくないです。器用な裏声だけでなく、地声高音の安定も不可欠になります。
『Magic』を女性が歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。ただ、今回の最低音mid1Dは見た目より発声しやすいのではないかと私個人としては感じました。女声域としてはかなり低いレンジですが、人によってはもしかしたら原曲キーが合うかもしれません(一般的にはやはりキー上げを推奨します)。
最後に『Magic』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiC(C5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、明確に高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはAメロや落ちサビで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。今回はmid1F#ではなく、mid1Gとのコンボが中心であるため、見た目よりは低音感が無いのではないかと私は推測しました。女性の場合は、通常はキーを上げた方が歌いやすそうです。
次に、地声最高音hiCはCメロで登場します。登場回数は2回程度ですが、楽曲の大きな見せ場の1つでもあります。また、今回は地声hiBをピークとする場面が全体で8回程度登場します。このhiC,hiBの登場回数を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください(一般的には少し高いと思います)。
『Magic』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。ただ、今回は従前のミセスの楽曲同様に音域が広いため、キー調整したとしても難しい部分が出てくるかもしれません。地声のみならず、裏声の器用な使い分けなども不可欠になり、歌い慣れた人向けの楽曲になります。
一方、同曲はメロディー自体は分かりやすく、曲も比較的覚えやすいです。音域が合う人であれば、楽しく歌えるのはないかと思います。
『Magic』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiCといった地声高音をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は裏声も多く登場するのですが、私個人としては地声高音の頻度が高く、ある程度高音適性が不可欠なのではないかと感じました(最近のミセスの曲としては地声高音が多い)。
こうしたことを踏まえると、「高音域が(非常に)得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。今回はあまり言及していませんが、器用な裏声の発声も不可欠です。
『Magic』は開放感のあるバンド曲であり、カラオケなどにも合いやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
※当ブログがこれまでに取り上げたミセスの作品については、以下をご参照ください。
コメント
気になってたので嬉しいです。ありがとうございます。これホントにサビ喉ちぎれかけます笑
コメントありがとうございます。
最近のミセスとしては地声基調のサビなので
体力的に辛くなりやすいかもです。
けど、いい曲です。
高瀬統也さんの「どうして(feat.野田愛美)」をお願いしたいです!
リストアップしておきます。
この楽曲は野田愛実さんとのコラボ曲ですが
itikaTHさんは主に、高瀬さんと野田さんのどちらの音域を知りたいですか?
記事を書く際に参考にします。
どちらも欲しくはありますが、男性パート中心でお願いします。
了解しました
解説記事は男性中心で書きます。
音域一覧は男性女性どちらも記載する予定です。
ありがとうございます。
ミセス活動再会してニューマイノーマル出してから明らかに曲が難しくなってるような気がする
リズムと表現力が複雑になったし、地声の音域も高くなって、高音の頻度も増えてるような気がする
まだ活動再会する前の曲の方がまだましだった気がする
リクエスト採用ありがとうございます!
難しいけど歌っていて楽しいですね。
いつもとても見やすいまとめなのでレイアウトとか大変だと思いますが、今後もよろしくお願いします○
もしお時間ありましたらリリースされたばかりのアルバム「ANTENNA」(https://onl.bz/VEVguES)も聴いてみてください〜
コメントありがとうございます。
ミセスの曲はボーカルが映えますね。
新しいアルバムまだちょっとしか聴けてないですが
やっぱりクオリティ高いですね。
初コメント失礼します。いつも見させていただいています!
Magic気になっていたので嬉しいです!
もしよろしければミセスの新しいアルバムに入っているANTENNAの解説をしていただきたいです。
リストアップしておきます。
ミセスは最近も多くリクエストが来てるので
時間がかかるかもですが、なるべく早く記事にしたいです。