『GLORIA』(ZIGGY)

【地声最低音】mid1G(G3) ※若干聞き取りにくい
※地声最高音参照
【地声最高音】mid2G(G4) ※全体で38回程度
★I m2E–F–m2G^[WAN[NA [MAKE IT] TO]NIGHT]【Bメロ】
★m1G–m2F–E[G[LO]RIA] E–m2F[I [NEED] YOUR LOVE]【サビ】
★E–m2F^-[お[ま]えのあ[つ])m2G–F–E–G[いHE]A]RT[で]
★m2G–F[HOLD] ME TIGHT] G[LON]ELY NIGHT]
★m2G–F–E[もう](二度]と[見]せ])ないで
【補足】mid2E~mid2F辺りを含むフレーズ一覧
★m2E–D[歪ん]だけむ]りを見つめなm2A[がら]【Aメロ】
★m2F–E–D[あてに]ならな]い明日を]う[ら]えば
★終わm2E–m2F[らな[いよ]る]に【Bメロ】
※1サビ後のfakeでhiC
★m2E–D[歪ん]だけむ]りを見つめなm2A[がら]【Aメロ】
★m2F–E–D[あてに]ならな]い明日を]う[ら]えば
★終わm2E–m2F[らな[いよ]る]に【Bメロ】
※1サビ後のfakeでhiC
まず、『GLORIA』についてです。この楽曲は、1988年にロックバンドZIGGY(ジギー)によりリリースされたシングル作品です。同曲は1989年にテレビドラマ『同・級・生』の主題歌としてタイアップが付きました。楽曲の質も相まってロングヒットを記録し、バンドとしては最高の30万枚以上のCDヒットを記録しました。レコード会社のYouTube公式チャンネルに公開されたミュージックビデオ3000万回以上の再生回数を記録しており、今も愛され続けているロック曲です。
『GLORIA』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては、高めの(もしくは明確に「高い」)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲はAメロBメロサビで歌メロが作られています。全体的に元気の良い楽曲であり、中高音域が連続します。最高音はmid2Gと標準的ですが、登場回数がかなり多く、男性曲としては高い曲であると私は分析しました。低音についても男性曲としてはかなり高く、その点でも「中高音域が得意な男性」の方がマッチしやすい曲といえます。
女性がこの楽曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2〜4つ程度上げてみてください。 ただ今回の楽曲は低音がかなり高いため、理論上は女性が原曲キーで歌えなくもない曲です。具体的には「標準より低い音域の女性(男声域に近似する人)」などは原キーを選択肢に入れてみてもよいかもしれません。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
最後に『GLORIA』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Gははサビで登場します。ただ、このmid1Gは歌い出しの瞬間的な音であるため、やや聞き取りにくいです。低音域としては大体mid2Aあたりが安定して歌唱できると形になりやすいと私は想定しています。こうしたことから、見た目以上に低音が高い曲です。
次に、地声最高音mid2GはBメロやサビで計38回前後登場します。このmid2Gに次ぐ地声高音としては、mid2Fがピークとなる場面が全体で36回超登場します。これらを考慮すると男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方歌いやすいといえそうです。一つの目安ですが、原曲キーから1〜3つ程度下げてみてください。
『GLORIA』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。同曲は音域が1オクターブと広くないため、キー調整しやすいです。そのため、歌い慣れた人はもちろんビギナー向けの調整も可能であると私は分析しています。ただキー調整をしたからといって、直ちに原曲のように歌いこなせるわけではないため、たゆまぬ練習を心がけたいです。
今回の楽曲はメロディーやリズムは比較的わかりやすいです。そのため音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもオススメです。余裕のある方は、ボーカル森重樹一さんのロック色のある歌唱表現なども参照にしたいです。
『GLORIA』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2Gといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体を通してこれらが頻出し、見た目以上に高音感がある楽曲です。また、低音も男性曲としてはかなり高めです。今回は間奏が長い分いくらか余裕がありますが、それでも全体がサビのような音域であり、体力を消耗しやすい楽曲です。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」が原曲キーにマッチしやすいと私は分析しました。また、「男声域に近似するような低音女性」なども原キーがマッチする可能性があります
【まとめ】
①最高音の割に、高く感じやすい曲。全体的に中高音寄り
②原キーだと「標準より高め~高音域が非常に得意な男性」向け
③メロやリズムは分かりやすく、カラオケや練習曲におススメ
④音域が広くなく、キー調整しやすい