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『KING』(GUMI[Kanaria])の音域

こんにちは。今回はKanariaさんの『KING』(2020)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は自選曲です。

 なお、今回は参考カバー動画として、バーチャルYouTuberのキズナアイさんの歌唱動画を添付しております。原曲キーでカバーされておりますが、参考になれば幸いです。


『KING』(GUMI[Kanaria])
『KING』(GUMI[Kanaria])









【地声最低音】mid1G(G3) 

★ ユーヘイじゃ利口に難m1G[儀]ダーリン【Aメロ】


【地声最高音】hiG(G5)  ※曲全体で4回

hiF[歯]hiD#[を]F[む]hiG[き]F[出]D#[し]hiC[て]【サビ】 

※hiF,hiG辺りは裏声でも良い


【補足】hiBhiE辺りを含むフレーズ一覧

★幽hiC[閉] hiD#裏[トップ] 知ってないし【Aメロ】
★先が見えないhiB[ヴァー]ジンB[ハッ]hiD[ピー]hiC[ショー]【Bメロ】

hiD#[レフト]hiC[サイド][ ライト][サイド]【サビ】
hiC[パッパッパ] hiB[照]C[れ]hiD[く]hiD#[さ][い][ね]
hiD#[You] hiD[are] hiC[KING]
hiE[You] hiD#[are] hiC#[KING]【ラストサビ最後[転調+1]】



 まず、Kanaria(カナリア)さんについて少し説明します。Kanariaさんは2020年より活動するボカロPであります。2021年2月現在、18歳の高校生だそうです。
 2020年5月に『百鬼祭』を初投稿し、2作目の『KING』が大きなヒットを記録しました。10月には、1stアルバム『KING』がリリースされました。
 2021年2月現在、『ヒトリユラリ』、『エンヴィーベイビー』を含め計4作のボカロ曲をリリースしております。活動期間1年未満と若いですが、今後の活躍が大きく期待されるボカロPの1人です。



 さて、『KING』(キング)についてです。この楽曲は、2020年にボカロPのKanariaさんによりリリースされたボカロ曲です。ファーストアルバムの表題曲にもなっております。2020年8月に投稿された楽曲は、2021年2月現在、ニコニコ動画で2ミリオン再生を記録、YouTubeでも1600万回以上の再生回数を記録しています。昨年リリースされたボカロ曲の中でも高い人気となりました。

 『KING』はアップテンポのポップナンバーです。演奏時間が2分程度であり、1番と2番のみで構成されております。近年はストリーミング等の影響もあり、演奏時間が短めの曲も増えておりますが、この『KING』もそうした形の1つではないかと思います。『KING』のみならず、Kanariaさんの他の作品も演奏時間が2~3分程度の中毒性が高いものが多いです。 




 

 さて、『KING』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiG(G5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりもかなり高いです。以下、見てきます。

 まず、地声最高音hiGについてはサビで登場します。各サビで2回ずつです。この辺りは一般的な女性の音域よりもかなり高いです。一般的にはキーを下げて歌唱した方が歌いやすいです。また、hiG,hiF辺りの箇所については裏声でもよいと思います。


 『KING』は低音域に余裕があり、少しの調整は可能です。ただ、音域が広いということもあり、一般的には難しめの楽曲になります。歌い慣れた声の高い人向けの作品であり、ビギナーなどには向きにくいです。練習曲としてもあまり向かないと私は分析しております。

 ちなみに、男性がこの楽曲を歌唱する場合、1オクターブ下[lowG~mid2G]を歌唱するというのも良いかもしれません(歌い慣れた人の場合)。私自身はまだ、ちゃんと試したわけではないですが、オク下げ+4程度[mid1B~hiB]が合いそうです。男性についても、やはり歌い慣れた人向けの楽曲といえます。

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