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『ガラスを割れ!』(欅坂46)の音域

こんにちは。今回は欅坂46の『ガラスを割れ!』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は欅坂に別の曲のリクエストが入ったのですが、先にシングル曲を1曲取り上げた方がよいと思い、この曲をピックアップしました。


『ガラスを割れ!』(欅坂46)、Garasu wo Ware!(Keyakizaka46)
『ガラスを割れ!』(欅坂46)の音域






【地声最低音】mid1G#(G#3) 

m1G#[噛]みつきたい気持ちを殺して 聞き分けいいふりをするなよ【Aメロ】
m1G#[い]まあるしあわせに G#[ど]m2G#[うしてし]がみつくんだ?【Bメロ】


【地声最高音】hiB(B4)  ※各サビ1回ずつ

m2G#[に]hiB[ぎ]G#[り]しめた[こ]B[ぶ][し]で Oh!Oh!【サビ】
★おまえはもっと自由でいい hiB[騒]げ!

【補足】mid2G#を含むフレーズ一覧

★OH m2G#[OH] OH OH OH…【イントロ】

m2G#[Rock] you!G#[目の前の]ガ[ラスを][れ!]【サビ】
★(OH OH OH OH OH…) 邪魔するもの ぶち壊m2G#[せ!]

 まず、欅坂46(けやきざかフォーティーシックス)について少し説明します。欅坂46は2015年より活動を開始した女性アイドルグループであります。秋元康さんプロデュースの坂道グループの一組としてデビューしました。2016年リリースのデビュー曲『サイレントマジョリティー』が大きなヒットを記録し、以後、『不協和音』、『ガラスを割れ!』などの大きなヒット曲を記録していきます。
 欅坂46はアイドルでありながら反体制的、大人への反抗のような楽曲が特徴的であり、とりわけセンターを担当する平手友梨奈さんの活躍が大きな話題となりました。2020年には、櫻坂46へとグループ名の改名が行われ、絶対的エースの平手さんはグループを脱退し、ソロとしての活動に専念するようになりました。

 さて、『ガラスを割れ!』(ガラスをわれ)についてです。この楽曲は、2018年に女性アイドルグループ欅坂46によりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、ベストアルバム『永遠より長い一瞬 〜あの頃、確かに存在した私たち〜』に収録されております。同曲は、NTTドコモ『ドコモの学割』のCMソングとしてタイアップが付きました。

 『ガラスを割れ!』はアップテンポのロックチューンです。欅坂46は反体制的な歌詞が話題を呼んだグループですが、同曲はサウンド面・歌メロについてもロック的なアレンジがなされております。そうしたこともあってか、歌メロなども分かりやすいです。歌メロはAメロBメロサビといった形で作られております。メロはの中心は、ヨナ抜き音階で作られております。
 作詞は秋元康さん、作曲は前迫潤哉さん、Yasutaka.Ishioさん、アレンジはAPAZZIさんによりなされております。APAZZIさんは、AKBグループや坂道グループなどアイドルグループへのアレンジで多くの仕事をされております。

 『ガラスを割れ!』は上図に示すように音域自体がそこまで広くなく、また高音域も女性のポップ曲としては高音も高くありません。一方で、アイドルグループの作品ということもあり、歌メロが断続的に続き、ブレスを入れるタイミングが少なめです。「キーは高くないが、持久力が求められる作品」であると私は分析しました。


 さて、『ガラスを割れ!』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内であります。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiBはサビを中心に登場します。各サビ1~2回であり、登場回数としては多くありません。同曲は、hiB以外では女性曲として高い音階も多くないです。よって、高音域が苦手な方でも比較的手を付けやすい作品なのではないかと思います。逆に、高音域が得意な女性は、少しキーを上げるのもよいです。

 『ガラスを割れ!』は音域自体もそこまで広くなく、キー調整もしやすいです。低音部分は図で示すよりも余裕がある印象です。そのため、高音域が苦手な方はキーを下げることも可能だと思います。
 一方で、同曲は特にサビがブレスを入れるタイミングが少なく、息継ぎが難儀するかもしれません。その点に目を瞑るのであれば、練習曲としては使いやすいのではないかと思います。

 『ガラスを割れ!』は息継ぎがしにくい部分が一部ありますが、キー自体は高くなく、音域も広くありません。そうしたこともあって、比較的アプローチしやすいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

 ※2000年代半ば以降の楽曲に特徴的なのですが、息継ぎをするタイミングが少ない楽曲が増えているように感じます。ラップ・ロックや、ボカロ曲の台頭といった点に起因するのかもかもしれません。その中で、多人数がボーカルを担当するアイドル曲は、ボーカルが代わる代わる入れ替わることもあってか、一人で歌唱するには難しいものが増えているように思えます。私自身、昔は「カラオケの練習曲としてはアイドル曲は使いやすい」と思っていたこともあったのですが、最近はその辺りが当てはまりにくくなっているかもしれません。

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コメント

  1. ぴたっくま より:

    坂グループの曲は以前結構歌ってましたが、まさに文章の通りに歌メロが多すぎてキツかったですね。(これは自分が男性だからかも知れないですが。)女性からしても意外とキツかったりするんですかね。
    逆に、男性が男性アイドルの曲を歌うのも意外ときついのですかね?(ジャニーズ系アイドルとか、1部除いてかなり歌いやすいイメージなのですが)
    余談ですがこの歌懐かしいですねー、ちょうどこの頃横浜とかまでライブ行きましたw

    • もりっしー より:

      年代的には比較的最近なのですが、思い出と音楽が紐付いてると懐かしく感じますよね。
      昔、米津玄師さんが今ほど知名度高くなかったときに
      『周りに聴いてる人多くないけど、米津さんいいよね』っていう話を友人とした記憶があります。
      なので、少し前の米津さんの曲を聴くと、何となく、その友人の事を思い出しますね。

      ぴたっくまさん坂道歌われてたのですね。
      確かに欅坂辺りは男性でも歌いやすい歌詞かもです。
      メロの多さは男女余り関係ない気がしますので、
      女性でもサビとかは辛いかもです。

      以前にキンプリを2曲取り上げたのですが、
      hiAとかも多くて、歌メロも切れ目が少なく、一般的な男性の音域だと難しそうでしたね。
      NEWSのチャンカパーナという曲をよく歌うのですが、
      これとかも、恐らく一般的な男子が1人で歌うと、相当きついと思います。

      • ぴたっくま より:

        前すぎる曲より、自分がそこそこ記憶のあるくらいの時期に聞いていた曲の方がなんか懐かしさ感じやすいかもです。
        歌詞的には男が歌うのはきついですが、乃木坂の初期の曲とかよく歌ってましたね(欅坂より高音きついです)
        男性アイドルでもhiAとかになると一般男性はきついでしょうね、アイドル曲はmid2Gくらいのイメージなので、hiAはその中でも高い方だとは思いますが

  2. もりっしー より:

    乃木坂は確かに欅坂より高いですね。
    自分も原キーで断念したことが何回かあります。

    一般的な男性が歌いやすいアイドルだと、ホントにタキツバ位まで遡らないとかもですね。
    SMAP辺りは結構歌いやすいものが多かったのですが…。
    ぴたっくまさんのいうように、一般的な男性にとっては、大変な時代かもです。