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『夏の花は向日葵だけじゃない』(欅坂46)の音域

 こんにちは。今回は欅坂46の『夏の花は向日葵だけじゃない』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、同曲は、欅坂46(現櫻坂46)やレコード会社の公式チャンネルなどでMVや音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても添付動画はありません。ご了承ください。

『夏の花は向日葵だけじゃない』(欅坂46)
『夏の花は向日葵だけじゃない』(欅坂46)の音域






【地声最低音】mid2A(A3) 

★あれから恋だってしたm2A[け][ぉ] 他の彼なんか覚えてな[い]【Aメロ】


【地声最高音】hiD#(D#5)  ※ラストサビで2回

★(キレイなのは)hiC#[ ひ]hiC[ま]わりhiD#地[だ][じゃ]C#[な][い]【ラストサビ[転調+1]】

※通常サビではhiD。hiD#を裏声で歌ってもよい


【裏声最高音】hiF(F5) ※ラストサビで2回

hiC[い]としさをhiF[お][も]い出す [Su]nflower【ラストサビ[転調+1]】


【補足】hiBhiD#を含むフレーズ一覧

★振り向いて思いhiA[出]hiB[せ]hiC[る][ほ][の]【Bメロ】

★太陽をじっ[と]見つめて 恋をするきいhiA[ろい]hiB[な]【Cメロ】
★もうあhiD[な]hiC[た]hiB[の][ぉ]C[と][し][ぁ] 
hiB[私]hiA[には]見えなかB[っ][た]

hiC[夏のは]hiC#[なは ひ][ま]わりhiD#裏[だ][じゃ]C#[な][い]【ラストサビ[転調+1]】
hiC[い]ろんな種[る]hiC#[い]の花[が]C#[咲]いて[る]のに


 まず、『夏の花は向日葵だけじゃない』(なつのはなはひまわりだけじゃない)についてです。この楽曲は、2017年に女性アイドルグループ欅坂46(現・櫻坂46)によりリリースされたアルバム『真っ白なものは汚したくなる』の初回限定盤TypeBに収められております。同アルバムには、『サイレントマジョリティー』、『二人セゾン』、『不協和音』といったシングル曲が収められております。
 今回取り上げる『夏の花は向日葵だけじゃない』は、現在はソロとして活躍される今泉佑唯(いまいずみゆい)さんのソロ曲として歌唱されております。日本のアイドルグループは基本的にサビを斉唱していることが多く、ボーカルの表現が捉えづらいのですが、今回は今泉さんのソロ曲ということで、歌唱表現が見えやすくなっております。

 さて、『夏の花は向日葵だけじゃない』はピアノやストリングスを基調としたバラード曲です。ボーカルの表現が強調されたアレンジとなっており、個人的にはカラオケに向いやすいナンバーだと感じました。歌メロはAメロBメロサビCメロといった馴染みやすいものであり、ラストのサビで転調し、キーが1つ上がります。作詞は秋元康さん、作曲はMARKIEさん、編曲は伊原シュウさん・ ツカダタカシゲさんの共同でなされております。
 ちなみに、『夏の花は向日葵だけじゃない』の歌詞についてですが、過去の失恋と、男性への未練が等が歌われております。タイトルだけをみると、「ヒマワリ以外の花」へ焦点が当てられているように感じるのですが、歌詞中では「ヒマワリ」への意味が強調されております。私自身は、【ヒマワリ=元恋人】、【ヒマワリ=あなたという太陽を忘れられない私】という解釈ができるのではないかと感じました。

 『夏の花は向日葵だけじゃない』の音域的な特徴についてです。この楽曲は、サビやCメロでhiDやhiD#が登場し、女声としてはやや高めのレンジで歌メロが作られております。一般的な女性の場合は少しキーを下げた方が歌唱しやすいのではないかと思います。音域自体もやや広いです。
 ボーカルを務めた今泉佑唯さんは欅坂の中でも歌唱力に定評のあるメンバーだったらしく、表現なども見どころがあります。


 最後に『夏の花は向日葵だけじゃない』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiD#(D#5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiD#はラストのサビで2回程度登場します。同曲はラストのサビで転調するため、通常のサビではhiDが最高音になります。今泉さん自身は、hiDは地声感が強いのですが、hiD#は半分くらいは裏声を使っております。よって、高音域が得意でない方はhiD#を裏声で統一してもよいと思います。  
 一般的な女性の声域と比べてやや高めですので、キーを下げた方が歌いやすいのではないかと思います。原曲キーから2つ程度を目安に下げてみてください。原曲キーの場合は、高音域が得意な人向けの作品といえます。

 『夏の花は向日葵だけじゃない』は低音部分に若干に余裕あるため、キー下げなどは可能です。ただ、音域自体がやや広いですので、キー調整をしたとしてもビギナーなどには難しい部分が出てくるかもしれません。キー調整をしても難しいと感じた場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。

 この楽曲は、AメロBメロでは比較的低めのレンジで歌メロが作られ、サビで大きく盛り上がるような構成になっております。パートごとにメリハリがあり、カラオケなどでは非常に映えるのではないかと思います。声域自体はやや高めですが、歌が得意な方は歌ってみたくなるような作品なのではないかと思います。リズムやメロ自体はストレートで分かりやすく、今泉さんの歌唱表現なども参考になりやすいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. ぴたっくま より:

    めっちゃ懐かしい曲ですね… 4年前の夏このアルバムめっちゃ聞いてました。
    1度歌ったことがあるのですが超絶エグかった覚えがあり、封印しました。が地声は超高いわけじゃないんですね

  2. もりっしー より:

    コメントありがとうございます。
    まさか、ぴたっくまさんからコメント頂けるとは。
    アルバム聴いてらっしゃったんですね。

    記事ではあまり触れませんでしたが、
    この曲は、キーはそこまで高くないですが
    hiC,hiC#辺りのコンボが激しいですね。
    マイファスのHiroさん辺りやと歌えるんやろうか…。

  3. ぴたっくま より:

    静かな曲調でhiB以上が沢山出てくるので、男性にとっては歌い方がむずいのかなと思います、Hiroだとあえて裏声使いそうです

  4. だご より:

    SixTONESのImitation Rainをリクエストしたいです

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます。
      ラップパートなど一部難しい部分は除外するかもしれません。