『おにごっこ』(優里)、Onigokko(Yuuri)
【地声最低音】mid1C#(C#3)
★公園ブランコも飽きて m1C#[君の背]中 追いかけ走った【Aメロ】
★m1C#[む]かm1D#[え]が[来]て 遠C#[ざ]かる君
【地声最高音】hiA#(A#4) ※全体で4回
★会えm2F#[な]くなF#–m2G#–hiA#[る[から好き[だ][な]ん[て]【Dメロ】
★m2F#[そ]の[背]中[に]触hiA#[れ]m2G#–F#[た]く[て]【ラストサビ】
★m2F#[か]くれんぼはきm2G#–hiA#[み[の][勝]ち[で]
★m2F#[お]に[を]終わ[ら]せてhiA#[く]れ]G#[よ]
【裏声最高音】hiA#(A#4) ※サビで登場
★m2F#–F[追]い]か[けF#[る]番F#–hiA#裏[に[なっ]て]【サビ】
【補足】mid2F(一部略)~mid2G#を含むフレーズ一覧
★m2D#[ぼ]くの方があ[し]がはm2F#裏[や]かったね【Bメロ】
★m2F#–F[お]に]ごっこはいつもm1C#[ぼ]くの勝ちで【サビ】
★初めてm2F–F#–m2G#–F#[わ[か[っ]たよ]
★m2F#[そ]の[背]なかF#[に]触れたF#–m2G#[く[て] 走っF#[て]た[事]
★きm2F–m2F#[み[が]ぼ[くF#[を]追[いF#[か]け]てた【Dメロ】
★好かれることm2F–m2F#[に慣[れ]て]いたんだ
★ずるいよm2F#[な] m2G#裏[Ah Ah]
まず、『おにごっこ』についてです。この楽曲は、2022年に男性シンガーソングライターの優里さんによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルであり、アルバムには未収録です。同曲は、配信が始まったのは9月中旬からですが、それに先立ち、一発撮りのYouTubeチャンネルTHE FIRST TAKEでライブ歌唱動画が公開されました。動画は、現在630万回の再生回数を記録しており、優里さんの人気の高さが伺えます。
『おにごっこ』はスローなバンド曲です。全体としてしっとりしたアレンジであり、ボーカルの良さが活きやすいサウンドワークになっております。歌メロはAメロBメロサビと盛り上がっていく展開となっており、メロディー自体も取っ付きやすそうです。作詞作曲は優里さん、編曲はCHIMERAZによりなされております。
『おにごっこ』の音域的な特徴についてです。同曲は一般的な男性の音域と比べて高めのレンジで歌メロが作られております。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすそうです。
一方、同曲は低音域も比較的低く、キーを下げる余地はあまり多くありません。そのため、低音域が苦手な方は少し歌いにくく感じられるかもしれません。「女性」や「高音域が非常に得意な男性」はキーを上げた方が歌いやすいのではないかと私は分析しました。
最後に『おにごっこ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べると高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1C#はAメロやDメロ(厳密にはサビでも)で登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、低音感があり、人によっては歌いにくく感じるかもしれんせん。また、女性の音域としてはかなり低いため、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。
次に、地声最高音hiA#はDメロやラストサビで登場します。回数は4回程度であまり多くは無いですが、終盤の見せ場で登場します。この辺りは一般的な男性の音域としては高いですので、通常はキーを下げた方が歌いやすいのではないかと思います。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
『おにごっこ』は低音域に余地があり、少しであればキー下げは可能です。ただ、全体として低音域の頻度が高く、大きなキー下げには向きにくいです。歌い慣れた人は良いかもしれませんが、ビギナーなどにはやや取っ付きにくい作品だと私は分析しました。
『おにごっこ』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#,mid2G#などをしっかり地声で歌いこなせる力が求められます。また、mid2F~mid2G#辺りが後半以降多いです。同曲は、長い間奏がありませんので、休憩できるポイントが少なく、その点でも少し大変かもしれません。そのため、「標準より高め~高音域が得意な男性」などが原キーに合いやすそうです。一方で、この楽曲は低音域の頻度も意外と高いので「高音域が非常に得意な男性」は反って歌いにくそうです。
『おにごっこ』はスローなバンド曲であり、ボーカルの良さが活きやすいです。また、メロディーやリズム自体は比較的取っ付きやすいですので、音域が合う方には特におススメです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。