なお、『青春コンプレックス』は公式チャンネルではアニメのオープニング映像の動画が公開されております。よって、当ブログにおいてもその動画を添付いたします。
『青春コンプレックス』(結束バンド)、Seishun Complex(Kessoku Band)
【地声最低音】mid2A(A3)
★m2A[く]m2F[らく狭い]のが好きだっA[た] [ふ]2F[かく被る]フードの中【Aメロ】
【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で2回
★hiA#[か]き鳴hiB[ら]せ] ひhiC#–B[か]り]の]ファズで【ラストサビ[転調₊1]】
※これに次ぐ高音としては、hiCが全体で8回
【裏声最高音】hiC(C5) ※全体で1回
★私 俯hiC裏–hiA#–A[い]て]ば]かりだhiA[ぁ] A#[そ]れ]でいい【Cメロ】
【補足】mid2G#~hiCを含むフレーズ一覧
★どうしようもなくhiA–m2G[愛]を]欲してた【Aメロ】
★空が割れるのhiA–hiA#[を[待]っ]m2G[てい]たん[だ]
★hiA[か]き鳴hiA#[ら]せ] ひhiC–A#[か]り]の]ファズで【通常サビ】
★雷鳴を とm2G[ど]ろ[かhiA–hiA#[せ[たいん]だ]ぁ]
★猫背のまま 虎になりたいhiC地[から]【Cメロ】
★雷鳴を とm2G#[ど]ろ[かhiA#–hiB[せ[たいん]だ]ぁ]【ラストサビ[転調₊1]】
★hiA[衝]動[的]感[情] hiB[吠]え]てhiC–B[み]ろ!]【ラストサビ[転調₊2]】
★hiB[か]きhiA–hiC–B[鳴[ら]せ] [ら]い[め[い]を]C–B
まず、結束バンドについて説明します。結束バンドは、はまじあきさんによる同名漫画を原作としたテレビアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の中で登場するロックバンドです。後藤ひとり、伊地知虹夏、山田リョウ、喜多郁代の4人により結成され、ボーカルは喜多郁代が担当しております。邦楽ロックが好きな方は気付かれたかもしれませんが、4人の名前は、いずれもASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバーの苗字に由来しております。2022年10月よりアニメが放送されており、現在は3曲のオリジナル曲がリリースされております。
さて、『青春コンプレックス』についてです。この楽曲は、2022年にロックバンド【結束バンド】によりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルとしてリリースされ、その後CDシングル(もしくはEP)としてリリースされました。
『青春コンプレックス』は先述のように、テレビアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』のオープニングテーマとして制作されました。同曲の作詞は樋口愛さん、作曲は音羽-otoha-さん、編曲は三井律郎さんによりなされております。ちなみに、当ブログでは、以前にヒグチアイ(樋口愛)さんの楽曲を『悪魔の子』(過去記事)を取り上げました。
ちなみに、私自身は、この『青春コンプレックス』のサビメロ一部でアジカンの『リライト』(過去記事)がオマージュしてあるのではないかと感じました。
『青春コンプレックス』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては標準的(終盤はやや高め)のレンジで歌メロが作られております。低音域には余地がるため、人によっては少しキーを下げても良さそうです。
同曲はラストサビで転調が行われ、キーが1つ上がります(最終盤で更に転調し、キーがもう1つ上がる)。その辺りになると、hiA~hiC#辺りの登場頻度が高くなり、高音感を感じやすくなります。カラオケなどでは注意したいところです。
ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、高音域が非常に得意な男性であれば、原曲キーでの歌唱も可能だと思います(当然、男性には難易度は高い)。原曲の喜多郁代(CV長谷川育美)ような歌唱をするのは難しいかもしれませんが、男性らしい声質でも合いやすい作品ではないかと私は感じました。
最後に『青春コンプレックス』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、標準~やや高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiC#はラストサビで登場します。登場回数は2回程度です。このhiC#に次ぐ高音域としては、hiCがサビを中心に8回程度登場します。このhiC,hiC#辺りは、女性の音域の範囲内もしくは若干高いレンジになります。この辺りは比較的努力が結実しやすい音域になりますが、慣れてないとスムーズな発声が損なわれやすくもあります。場合によってはキーを少し下げてもよいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1つ程度下げると、より歌いやすくなりそうです。
『青春コンプレックス』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。もしかしたら低音が少し歌いにくくなるかもしれませんが、ビギナー向けの調整も可能なのではないかと私自身は感じました。同曲は、ロック色の強い楽曲であり、歌メロ自体は滅茶苦茶には難しくない印象です。音域が合う方は、練習曲としても悪くないのではないと思います。
『青春コンプレックス』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiC#辺りの音域を地声でしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りは、J-POPの女性曲としては滅茶苦茶には高くありません。ただ、終盤には転調しキーが上がるため、hiA~hiC#の頻度が高くなります。この辺りが安定するかが肝となりそうです。そのため、「標準~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすそうです。私なりの印象ですが、音域的には比較的努力が実りやすく、練習し甲斐のある楽曲ではないかと分析しました。
『青春コンプレックス』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。また、アニメがバンドに焦点を当てた作品であり、サウンド面なども非常に凝った楽曲ではないかと私人は強く感じました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。