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『最終回STORY』(MY FIRST STORY)の音域

こんにちは。今回はMY FIRST STORYの『最終回STORY』(2013)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。なお、同曲はオープニングなどでシャウトのフェイクが登場します。その個所については音域調査から除外しております。その点はご了承ください。


『最終回STORY』(MY FIRST STORY)
『最終回STORY』(MY FIRST STORY)の音域







【地声最低音】mid1E(E3) ※重要度は高くない

m1E[生ま]れと共にm2F#[手に]した このレッテルを 破り捨てm1G#[て]【Aメロ】
★m2F#[ぼ]くをm1E[照ら]し合わせて…嗚呼【Bメロ】
★迷い続m1G#[け]た…何1G#[をし]たって【2番Aメロ】

※体感的には最低音mid1G#でもよさそう


【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で10回程度

★今ぶち壊して! hiC#[Break] hiA[down] m2G#[Bring] A[up]【サビ】
★そうhiC#hiBhiA-B[言]える][で] C#[終]AB[わら[ない STO]RY]


【補足】mid2G#hiBを含むフレーズ一覧

★The length of a step will make a m2F#[di]fference【Aメロ】
★I’m waiting m2F#[for] hiA[the] hiB[time]
★遠くかけはhiAm2G#[な]れ]た 今、A[この]距]離と【Bメロ】
★Now m2F#[stop] again, the hiA[way how I use to] m2G#[be]

★This is hiAm2G#[fi]nal] desperation!! もういA[た]み]も 闇も さF#[だめ]【サビ】
★ようhiAm2G#[や][手][入]れた]
★It’s a start from now!!don’t hiA{waste anymore]【2番サビ】
★The state is hiAm2G#[go]ing] under【2番終了後間奏】
★To[day]hiA m2G#[we] hiB[bring] [you] A[down]


 まず、『最終回STORY』についてです。この楽曲は、2013年にロックバンドMY FIRST STORYによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2022年の10周年記念ベストアルバム『Ⅹ』にリアレンジバージョンが初収録されました。ちなみに、同曲のカップリング曲には、人気曲『「花」-0714-』(過去記事)が収録されております。

 『最終回STORY』はマイファスのファーストシングルとなります。ただ、マイファスはそれ以前にミニアルバムを2枚リリースしていました。また、フェスなどにも積極的に出演しておりますので、バンド黎明期からのファンにとってはデビューシングルというイメージはあまり多くないかもしれません。


 『最終回STORY』はアップテンポのラウドロックナンバーです。イントロではシャウトが連発されており、サウンドの力強さをより濃くしております。歌メロはAメロBメロサビと展開されます。AメロBメロサビとメロも盛り上がっていくので、その点では親しみやすいと思います。作詞作曲編曲はMY FIRST STORY名義でなされました。
 同曲は、2022年にはリアレンジされたものがリリースされました。リアレンジバージョンは、楽曲のキーが半音(1つ)上がっております。2者の違いを聞き比べてみるのも面白いかもしれません。

 『最終回STORY』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高い、もしくはかなり高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
 同曲は最低音をmid1Eとしておりますが、個人的にはそこまで厳密にこだわらなくてもよいのではないかと感じました。体感的にはmid1G#辺りが必要不可欠の低音といえそうです。そのため、相対的に高音寄りの楽曲であり、高音域の割合も多くなっております。

 ちなみに、同曲は低音域がそこまで低くないため、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。私なりの印象ですが、同曲は男性よりもむしろ女性の方が原キーで歌いやすいのではないかと推測されます。一般的な女性でも原曲キーでチャレンジしやすそうですが、個人差がありますので、各々微調整を加えてください。



 最後に『最終回STORY』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、「高い」もしくは「かなり高い」です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1EはAメロやBメロで登場します。ただ、このmid1Eは歌い出しの瞬間的な音であり、個人的にはあまり厳密にこだわらなくてもよいと感じました。私なりに必要不可欠だと感じた低音はmid1G#辺りであり、この辺りが歌えるとある程度低音は違和感がないのではないかと思います。
 同曲は低音域が比較的高いため、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。標準的な女性でも原曲キーがマッチしそうですが、若干mid1G#,mid2A辺りが多いため、人によっては少し低音が低く感じるかもしれません。

 次に、地声最高音hiC#はサビを中心に登場します。登場回数は10回程度です。同曲はhiA~hiB辺りも多く登場し、最高音hiC#の楽曲としてはかなり高音感があるのではないかと思います。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。
 ちなみに、当ブログでは最高音hiC#の男性曲は「一般と比べ高い」とすることもあるのですが、今回は相対的に中高音域が多いので、「かなり高い」としました。


 『最終回STORY』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。そのため、歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意なレンジに調整することができそうです。ただ、同曲は元々最高音がhiC#と高いため、一般的な男性が歌いやすいレンジにするには大きなキー調整が不可欠です。そのため、違和感などを感じやすいかもしれません。キー調整をするにしても、ある程度高音域が得意な人の方が原曲のようなニュアンスに近づきやすいと思います。

 『最終回STORY』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiC#といった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りは男性としてはかなり高く、登場頻度も多いので体力的にもしんどくなりやすいです。そのため、「高音域が非常に得意な男性」が原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準的~やや高めの音域の女性」なども原キーでのチャレンジがしやすいかもしれません。音域的な側面では、男性よりもむしろ女性の方がマッチする人が多いように感じました。


 『最終回STORY』はアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすいと思います。原キーでの難易度自体は高く、しっかりとした練習が不可欠となりますが、歌いこなせた時の感動もひとしおだと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. ぴたっくま より:

    ありがとうございます、カラオケで毎回歌う曲なのでめちゃくちゃ気になっていました
    聞いただけだと最高音に飛ぶ感じで全体的に高くないのかなと思ってたのですが歌ってみるとA,Bメロも意外と高音感感じました、hiA,hiBが多いのがそこだったようです。
    最低音そのものは回数少なくないですが確かに重要度は低いと思いました、これでも抑え目に聞こえるHiroが相当高いんですね

    リメイク版は半音上げなんですね、下手したら+2くらいかなと思いました、それくらいなんか雰囲気変わっていますね

    • もりっしー より:

      ぴたっくまさんコメントありがとうございます。
      この曲、最高音がhiC#なのですが、hiAやhiB辺りも多いんですよね。

      私もHiroにしては控えめだと感じたんですが、それが異常なんですよね。
      リメイクだとそこから更にキーが上がるという。

      • ぴたっくま より:

        ですよね、サビ以外低そうに歌ってます
        HiC#の曲を半音上げるとかもう女性ボーカルですね