こんにちは。今回はEveさんの『レーゾンデートル』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。リクエストによる選曲です。


『レーゾンデートル』(Eve),Raison d'être


【地声最低音】lowG(G2)  

★強がりに嫌気がさしていlowG[る]


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※サビで登場

★ 期m2F[待なん]てもうして[ら]hiA#[れ]hiA[ない]m2G[か][ら] G[ah] F[ah] A#[ah] A[ah]
★生hiA#[ま]hiA[れ 変]m2G[わ][る][ま]で 終わらないゆm2G[めを]


※[ah]の部分は歌詞に表記されていませんが、重要と考え記述しました。


【裏声最高音】hiD(D5) ※サビで登場

hiC裏[こんな気]hiD裏[持ち]hiA地[さえ]G[も捨て]きれないのなら




【補足】mid2GhiCの注意箇所

m2F[だ]けど 夢に目覚めた君は何をみるの(サビ直前)

hiA地[最低な日]hiC裏[を]m2G[超]m2F[えて](サビ) 
m2G[最善]m2F[の][成]hiA地[る]G[方]F[へ]
★その時をじっとm2G[待]hiA[っ][て]hiC裏[い]A[る]G[ぅ]

★もう僕の心は壊れてしまm2F[う]から(Cメロ)
★その先のきhiA[みを](ラストサビ)

mid2Fについては、表記が煩雑になるため一部省略しています。
『レーゾンデートル』(Eve)









 まず、Eveさんについて少し説明します。Eveさんは2009年に、歌い手として音楽活動を開始いたしました。その後、2015年ごろから自らも作詞作曲活動を行うようになります。2016年にはボカロPとしても活動しています。代表的な楽曲としては『ドラマツルギー』(4500万回)、『ナンセンス文学』(2600万回)、『お気に召すまま』(3500万回)あたりが多くの再生回数を記録しております(2019年11月現在)。Eveさんの音楽についてですが、ロックのテイストが強く、日本のバンドで言えば、RADWIMPS、米津玄師さんなどに近いものを感じます。

 さて、『レーゾンデートル』についてです。この楽曲は2019年にシンガーソングライターのEveさんによりリリースされたシングル作品(配信限定)です。2020年にリリース予定のアルバム『smile』に収録される予定です。CMソングとしてのタイアップが付きました。作詞作曲はEveさん自身が行い、編曲はNuma(沼能友樹)さんによりなされています。NumaさんはEveさんの代表的な楽曲を含め、多くの作品の編曲に携わっております。

 『レーゾンデートル』はイントロのギターが非常に心地よいギターロックです。アレンジを行うNumaさんはギタリストということもあり、やはりギターの音色が非常に耳に残ります。
 音域的には、AメロBメロは低音部分が非常に目立ちます。その後サビに入って高音部分中心のメロディーになっていきます。カラオケなどではこの低音と高温の落差に非常に苦しめられるのではないかと私自身は感じました。
 ちなみに、『レーゾンデートル』とはフランス語で「存在理由」、「生き甲斐」などを意味します。哲学の分野で多く使われる用語です。



 さて、『レーゾンデートル』の音域についてですが、【地声最低音】lowG(G2) ~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されています。 地声については一般的な男性の音域よりも少し高く、音域も広めです。以下、見ていきます。

 まず、低音部分ですが、lowGという音域が登場します。1か所ですのであまり目立たないと思いますが、この辺りは他にmid1Aという音階が連続で登場するのできついと思います。高音域に自信がある方はキーを上げても良いかもしれません。

 一方、地声最高音hiA#はサビを中心に登場します。これも一般的な男性の音域よりも高めです。楽曲のテンポが速いですので、少しかすれたりしても目立たないと思います。ただ、hiAあたりの音階は安定的に歌唱したいところです。当ブログでよく取り上げるミュージシャンとしてはback number、Mr.Children、サカナクション、スピッツあたりが歌える人であれば、この『レーゾンデートル』のhiA#も歌いこなせうるとおもいます。

 裏声のhiD、hiCなどについてですが、地声の高音と一緒に登場し、器用な発声が求められます。ただ、どちらかといえば、やはり地声の発声を優先させてください。地声が上手く発声出来ていれば、全体として締まりやすいと思います。
 
  一般的な男性の場合、キーを1~2程度下げても良いかもしれません。『レーゾンデートル』は音域が広く、キーを上げても下げても大変な楽曲です。ただ、どちらを優先するべきかといえば、迷わずサビの部分です。ただ、キーを下げる余地も多くはないですので、キー下げで歌唱する場合でもmid2G(#)あたりは歌いこなしたいところです(そうした意味で初心者向きではないです)。

 これまで見てきたように、『レーゾンデートル』は音域が広く、高音部分も高めであるため、キー調整がしにくく、普段歌い慣れていない人には特にハードルが高い楽曲です。よって、そうした方は別の曲で歌い慣れたうえで、この『レーゾンデートル』にチャレンジしたほうが良いと思います。