『六等星』(ざらめ)
【地声最低音】mid1F#(F#3)
★涙のm2A#[あ]とが消えな[いm1G#[よ]こ]顔 瞼[に]の[こm1F#[る]【Aメロ】
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で24回程度
★怒m2G#–hiA#–hiB[り[に[ふ]る]え]た【Aメロ】
★失hiA#[う]ために 出hiB地–A#[会っ]た]わけじゃ[ない]んだ【Bメロ】
★声hiA#[を]言葉を 優し[い]熱さを 心にhiB–A#[と]も]して
★hiC#裏[い]のC#[ち]がC#–hiB地–A#[足]り]な]いんA#[だ]【サビ】
★君を照らせない 光hiA#–hiB地^[に[意]味]はな[い]
★一hiA#[番]星を掻き消すA#–hiB[よ[う]ぅ]な
★膨hiA#–hiB[ら[み]つ[づ]け[て]く[宇]宙[で]き[み]を[お]も])い出す【Dメロ】
★最後のひhiA#–hiB[とり[ま]で
【裏声最高音】hiF#(F#5) ※サビで登場
★hIF#–F–hiD#–C#–hiA#地[消]え]ちゃい]そう]な]ほど【サビ】
【補足】hiA#などを含むフレーズ一覧
★かm2G#–hiA#[える[場]所]にも似ていm2A#[た]こと【Bメロ】
★君hiA#地–hiD#裏–C#–A#地[の[こ]え]を]探してる【サビ】
★hiA#–m2G#[一人ま]たひ]と[り]わ[す]れ[てA#[と]お]くへ と[おA#[くへ]【Dメロ】
まず、『六等星』についてです。この楽曲は、女性シンガーソングライターのざらめさんによりリリースされたシングル作品です。ざらめさんのメジャーデビューシングルです。7月に配信でリリースされたのちに、9月上旬にEP作品としてCDリリースもされました。
同曲は、堀越耕平さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『僕のヒーローアカデミア』第7期第2クールのエンディングテーマとして書き下ろされました。
同曲の作詞作曲はざらめさんとCHIMERAZとの共同、編曲はCHIMERAZによりなされています。CHIMERAZは優里さんのとの縁が深いアレンジャーです。ちなみに、優里さんはざらめさんと『六等星』のアコースティックver.のコラボをしており、優里さんのYouTubeチャンネルで公開しています。
『六等星』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては標準的~やや高めのレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げてもよいと思います。
同曲は、Aメロは中低音中心、Bメロサビは中高音中心で歌メロが作られています。今回は地声最高音hiBやhIA#といった音階の登場回数が多いため、見た目の音域以上に高音感があるのではないかと私は推定しています。また、サビは裏声も多いため、地声と裏声の器用な使い分けが不可欠になります。
今回は低音域ではmid1F#などが登場するため、「高音域が得意(or非常に得意な)女性」などは少しキーを上げてもよいかもしれません。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5つ程度下げてみてください。また、「高音域が非常に得意な男性」についてもいくらかキーを下げた方が歌いやすいと私は推定しています(hiBの頻度が高く、体力的に辛くなりやすい)。
最後に『六等星』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内、もしくはやや高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、「高音域が非常に得意な女性」などは若干歌いにくい可能性があるため、キーを上げることも選択肢に入れてみてください。
次に、地声最高音hiBはAメロ~サビまで広く登場します。登場回数は24回程度です。このhiBに次ぐ地声高音としては、hiA#がピークとなる場面が全体で50回超登場します。こうしたことを考慮すると女性の音域としてはやや高めなのではないかと推測しました。原キーがマッチする人も多いかもしれませんが、場合によっては少しキーを下げることも選択肢に入れてみてください。見た目よりも高い印象です。
『六等星』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分の得意とするレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲は地声音域がそれなりに広く、裏声も多いです。そのため、ビギナーについては一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。
同曲はメロディー自体は比較的分かりやすく、リズムなども取りやすいと思います。ただ、慣れていないと若干息継ぎがしにくそうですので、場合によっては少しテンポを落として練習してもよいかもしれません。2番Aメロ以降は間奏なくラストサビまで続くので、終盤のスタミナには気を付けたいです。音域がマッチするのであれば、練習曲としてはよいと思います。
ちなみに、ストリーミングではボーカルを除いたinstrumentalバージョンも配信されていますので、そうしたものも参考にしてみるとよいと思います。
『六等星』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiB(裏声はhiB~hiF#)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はhiA#やhiBといった中高音域が全体的に多いです。また、サビを中心に裏声が多用されております。低音域はmid1F#であり、標準的(orやや低め)です。
こうした点を考慮すると、「標準的(orやや高め)~ある程度高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は分析しました。「高音域が得意(or非常に得意な)女性」については少しキーを上げてもよいと思います。
【まとめ】
①Aメロは中低音中心、BメロサビDメロは中高音中心
②原キーだと「標準的(orやや高め)~ある程度高音域が得意な女性」などに合いそう
③2番Aメロ以降~ラストサビまでは間奏が無いので、終盤はスタミナに注意
④メロは比較的分かりやすい。音域が合うのであれば練習曲向き
⑤サビは裏声と地声の器用な使い分けに注意したい
コメント
六等星、ピックアップありがとうございます!
サビたっっかいですね
なかなか音程も激しくて歌うのが難しそうです
コメントありがとうございます
サビの裏声が高いので、器用な裏声発声が不可欠ですね
hiF#とかを地声で歌うと相当大変になります
Mr.Childrenさんの「つよがり」の音域調査をお願いします!
リストアップしておきます。リクエストありがとうございます
コメントを見逃してました。かたじけない
解説お疲れさまです〇
どの曲も聴く回数を重ねて好きになるのですが、この歌は初めて聴いたときに響きました。
サビの裏声から地声に返るときのがなり(?)がすごくカッコイイですよね。
ところで鍵盤の音域表の色分け一新しましたね!とても新鮮ですb
コメントありがとうございます
この曲はデビュー曲とは思えないほどのよさですよね
これからもっと知られてほしいと思います
鍵盤の色は、「トーンを下げた方が見やすい」という指摘が詳しい方からあったので
変えてみました。気付いていただきありがとうございます