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『PLAY THE GAME』(ロードオブメジャー)の音域

こんにちは。今回はロードオブメジャーの『PLAY THE GAME』(2007)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。なお、同曲は、アーティストおよびレーベルの公式チャンネルでミュージックビデオが公開されておりません。よって、当ブログにおいても動画の添付は致しません。


『PLAY THE GAME』(ロードオブメジャー)、PLAY THE GAME(Road of Major)
『PLAY THE GAME』(ロードオブメジャー)の音域







【地声最低音】mid2B(B3) 

★TRY m2G#m2F#[と]き]には 遠回m2E[りして] [成]し遂m2B{げる]こと[ぉ]2B【Aメロ】


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※全体で8回程度

m2FF#m2G#[磨[けて[ま]す]か] [歩]F#[めて]G#hiA#[ま[ぁす]か]【Aメロ】
m2G#[PLAY] m2F#[THE] GAME G#F#[い][わりな]く]G#hiA#[挑[むん][だ]【サビ】



【補足】mid2Fmid2G#を含むフレーズ一覧

★(YES あなたは今 確かな鼓動) 感じてm2F[ま][か]【Aメロ】

m2G#m2F#[僕らの 掲]げ][ゆ]【サビ】
m2G#m2F#[HI]GH] [AN]D] G#[HIGH] [さぁ 手]G#[伸ばして]
m2F#[PLAY THE] m2G#[GA]M]E


 まず、『PLAY THE GAME』(プレイ・ザ・ゲーム)についてです。この楽曲は、2007年にロックバンド・ロードオブメジャーによりリリースされたシングル作品です。同シングルは、バンドのラストシングルであり、アルバムとしては、ベストアルバム『 GOLDEN ROAD 〜BEST〜』に初収録されました。
 『PLAY THE GAME』は満田拓也さんの同名漫画を原作としたテレビアニメ『MAJOR〜3rd season〜』の主題歌としてタイアップが付きました。ロードオブメジャーは、『心絵』(過去記事)『さらば碧き面影』(過去記事)に続き、同アニメのオープニング曲を3作連続で担当しました。その点でアニメ『MAJOR』の代名詞のようなバンドでもあると思います。この3曲は今もなおバンドの人気曲であり、カラオケランキングなどでも上位に位置しております。

 『PLAY THE GAME』はアップテンポのバンド曲です。同曲は作曲編曲にバンドと共同で山本恭司さんが携わっております。山本さんは1976年より活動するハードロックバンドBOWWOW(バウワウ)のリーダーであり、後世に大きな影響を残しました。
 余談ですが、『PLAY THE GAME』と聞くと、英国のロックバンドQUEENの人気曲『Play The Game』(1980年の作品)を想起される方も多いかもしれません。


 『PLAY THE GAME』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地が大きいですので、キー下げなどはしやすそうです。反面、最低音が高い分、全体的に中高音域が頻出するので、スタミナ必要不可欠です。
 ちなみに、同曲は最低音が高い分、女性が原曲キーで歌唱することも可能です。標準的な女性は少しキーを上げても良さげですが、原キーがちょうどよいという女性も多そうです。



 最後に『PLAY THE GAME』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2BはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、mid2Bというのは男性曲の最低音としてはかなり高いので、最低音がmid2Bの男性曲はほぼ「キーの高い男性曲」となります。今回の『PLAY THE GAME』についても、この特徴が明確に当てはまります。
 反面、女性にとっては合いやすいレンジであり、一般的な女性でも原曲キーでの歌唱が可能です。ただ、通常は少しキーを上げてもよそさそうだと私は感じました。女性だと「標準よりやや低め」の人などがマッチしやすそうです。

 次に、地声最高音hiA#については、Aメロ終盤やサビで登場します。登場回数は8回程度です。このhiA#もそうですが、同曲はmid2F#,mid2G#などの登場頻度が非常に高いので、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください(♭2~♭3)。


 『PLAY THE GAME』は低音域に余裕があり、キー下げはしやすいです。同曲は音域自体は広くありませんので、大きなキー調整に抵抗が無ければ、ビギナー向けの調整も可能だといえます。ただ、同曲はロック色の強い力強いボーカルが魅力的な作品です。そのため、キー調整をしたとしても、原曲のように歌いこなすには力量が求められます。その点は留意しておいてください。

 『PLAY THE GAME』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#やmid2G#といった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。また、先述のように音域が高音に寄っているため、mid2F#以上の中高音域の登場頻度が非常に高いです。そのため、スタミナが不可欠になります。原キーの場合は、「ある程度高音域が得意な男性」、「標準より低め~やや低めの音域の女性」などが合いやすそうです。声質はロック色の強い作品ですが、音域面では女性の方がチャンスが多そうです。


 『PLAY THE GAME』はアップテンポのバンド曲で、カラオケでも歌いやすそうです。また、当時『MAJOR』シリーズを見ていた人などは非常に思い入れが強い楽曲でもあると思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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