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『I Don’t Want To Miss A Thing』(Aerosmith)の音域

こんにちは。今回はAerosmithの『I Don’t Want To Miss A Thing』(1998)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『I Don’t Want To Miss A Thing』(Aerosmith)
『I Don't Want To Miss A Thing』(Aerosmith)の音域









【地声最低音】mid1F#(F#3) 

m2Am1F#[I could [stay] a]wake【Aメロ】
m1F#2A[just] to] m2F#[hear] you m2E[breat]hin’
m2D[Watch you] smile m2Am1F#[while [you are] sleepin’]


【地声最高音】hiD(D5) ※全体で5回程度

★’Cause even m2GhiAhiD[when [I [dream of you]【ラストサビ】
hiDCA[The swee]test] dream] would 2GhiA[ne[ver] do
hiDA[I] don’t [wa]nna [fall] asleep], yeah


【補足】その他の中高音

★Well, every mo[ment spent]m2E with m2F#[yo]u【Aメロ】
★is a mo[ment [I tre]asure]Em2F#
m2F#E[Don’t wanna close] my eyes]【サビ】
★I EhiAm2GF#[don’t wanna [fall] a]sleep] ‘Cause] I’d [mi]ss you,
★And I m2F#E[don’t] wa]nna miss a [thi]ng
★Wonderin’ m2A[if it’s me you’re] m2F#E[se]ein]【2番Aメロ】
★and thank God m2GhiAF#[we’re [to]ge]ther
★And I just wanna stay hiAm2F#[with] you]
m2E[in] this mo[ment m2F#[fore]ver] For[e]ver] and F#[e]ve]r
m2Dm2E[I don’t wanna [miss one smile]【Dメロ】
m2Em2F[Right [he]re] with you, just like this
m2FE[I just wanna ho]ld you] c[lo]se
★I m2Em2G[feel [your heart] so [close] to]) hiAG[m]ine]
★And just m2Fm2G[stay here [in] this] moment
★For all the rest of tim[e]hiA [Yeah], [yeah], hiD[yeah]
★I hiAF#[don’t wan]na [close] my] hiBA[e]yes]【ラストサビ】
★And I hiAm2G[don’t] wanna miss a thing]
hiBhiA[Don’t] wa]nna close my [eyes]

 まず、『I Don’t Want To Miss A Thing』(邦題・ミス・ア・シング)についてです。この楽曲は、1998年に米国のロックバンド・Aerosmith(エアロスミス)によりリリースされたシングル作品です。同曲は、米国の映画『アルマゲドン』の主題歌として知られ、映画とともに大きなヒットを記録しました。Aerosmithの作品としては馴染みやすいバラードであり、日本ではカラオケ人気も高いようです。


 『I Don’t Want To Miss A Thing』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高い(もしくはかなり高い)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
 今回の楽曲は、Aメロ⇒サビと歌メロが盛り上がっていきます。サビが特に高いのですが、Aメロもmid2F#などが要所に含まれており、決して低くはありません。低音もmid1F#程度であり、男性曲としては高めです。こうした点を考慮すると、「中高音域が得意な男性」の方がマッチしやすい曲だといえます。また、今回の楽曲は、hiDが含まれる高音帯ではシャウトのような発声が多用されています。そうした点でも難しさのある曲です。

 女性が同曲を歌唱する場合、人によっては原曲キーがマッチする可能性もあります。具体的には「標準より低め~やや低めの音域の女性」などは原曲キーを選択肢に入れてみてもよいかもしれません。ただ、hiDのシャウトなどは女性でも難しい部分ですので、力量が問われます。



 最後に『I Don’t Want To Miss A Thing』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い(もしくは「かなり高い」)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、男性曲としては低音が高いため、相対的に中高音域が得意な人の方が持ち味を活かしやすい曲であることが示唆されています。

 次に、地声最高音hiDはラストサビ等で計5回登場します。このhiDに次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で2回、hiAが16回、mid2Gが3回、mid2F#が20回登場します(yeahなどのフェイクはカウントしてません)。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安(hiB辺り)ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。


 『I Don’t Want To Miss A Thing』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。ただ、今回の楽曲は、シャウトの高音が含まれているため、歌い慣れた人であってもどうしても終盤などで歌いにくい部分が出てきやすいです。
 今回の楽曲はメロやリズムは分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもよいと思います。終盤のシャウトが難しい曲ですが、スローなロック曲であるため、歌メロのよさが活きやすく、カラオケ映えします(声質などを選びますが、ロック系が得意な人が合いやすい)。

 『I Don’t Want To Miss A Thing』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiDといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。Aメロではmid2F#までが登場し、サビでhiAやhiB等が見られます(hiDについては、終盤のシャウトで登場)。低音も男性曲としては高いです。
 こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」が原曲キーに合いやすいと私は考えました。また、「標準より低め~やや低めの音域の女性」 なども原曲キーがマッチする可能性があります。

【まとめ】

①サビが特に高いが、Aメロもそこまで低くない
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」向け
③「標準より低め~やや低めの音域の女性」 なども原曲キーがマッチしうる
④メロがよく、カラオケ映えする(ロック系などが得意な人に合いやすい)
⑤終盤はシャウトなども見られるため、その点は力量が必要

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コメント

  1. 名無し より:

    hiD抜きにしても結構高音よりの楽曲なんですよね。
    全体通して低いところがないような気がします

    • もりっしー より:

      ですです
      hiD以外だけで見ても普通に高音域が得意な男性向けですね

  2. DimashのStrangerお願いします